中小企業診断士 福田 徹 ブログ

経営コンサルタント・中小企業診断士・ビジネスファシリテーターによる経営者・起業家・管理者向けブログ

2次合格発表後の過ごし方~2009年中小企業診断士試験

2009年12月11日 | 福田徹の診断士試験
 皆様、こんにちは。私は中小企業診断士の福田徹です。


 今日の東京地方は、冷たい雨です。

 そんな中、本日2度目の投稿は、中小企業診断士試験の2次試験合格発表※1の話題です。


 さて、合格された方は、おめでとうございます。

 しばらくは、勝利の美酒を存分に浴びてください。

 しかし、診断士は勉強を継続していくことが前提の資格です。

 他の多くの国家資格とは違い、独占業務がないこの資格は、自分で専門分野を深めていくことにより、はじめて活きてくる資格です。

 是非とも、今後も勉強を継続してください。



 合格を逃された方は、お疲れ様でした。

 私にも経験がありますが、2次試験に落ちると結構凹みますよね。

 しばらくは、勉強をする気が起きないかもしれません。

 私は勉強をする気が失せたのなら、しばらくは勉強をしなくてもいいと思います。


 しかし、いつかは立ち上がってください。

 そして、今回の負けをあなたの人生に活かしてください。

 立ち上がる方向は問いませんが(別に診断士だけが人生ではあるまい)

 何処まで行っても再起しないのはダメですよ!


 もし、再び立ち上がるときに、もう一度診断士にチャレンジしようと思ったときには、是非仲間を募り勉強会を作ってください。

 2次試験は一人だけでの勉強よりも、仲間との議論を取り入れた勉強のほうが、互いに他人の考えのプロセスやアイデアを取り入れる事ができるため、効率良く勉強を進めることができます。

 仲間は、受験校の教室やmixiのコミュニティを使って募る方法があります。

 また、既存の勉強会に入れて貰う方法もあるので、「中小企業診断士 勉強会」などでググって見るのも良いと思います。


※1 正確には合格発表ではなく、2次試験の「口述試験を受験する資格を得た方の発表」です。つまり、2次筆記試験の合格者=口述試験を受けられる人の発表というわけです。しかし実際には、口述試験が形骸化しており、ほぼ100%合格となることから、今日が実質的な2次試験合格発表日とも言えるのです。

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人口ボーナスと日本の未来

2009年12月11日 | 福田徹の視点

 皆様、おはようございます。私は中小企業診断士の福田徹です。


 今日は、大きな、そして長い期間を考えた経済の話です。

 人口ボーナスとは「一国の人口構成で、子供と老人が少なく、生産年齢人口が多い状態。豊富な労働力で高度の経済成長が可能。多産多死社会から少産少子社会へ変わる過程で現れる。」(デジタル大辞泉)

 一方、人口オーナスとは「一国の人口構成で、高齢人口が急増する一方、生産年齢人口が減少し、少子化で生産年齢人口の補充はできず、財政、経済成長の重荷となった状態。」(同、「オーナス(onus)」は重荷・負担の意)


 別の説明をこころみると、

 一般にある国が経済成長を遂げる過程では、栄養・衛生状態の改善や医療の普及が進み、そして人々の生活と意識が変化することから、その国は多産多死から少産少死社会へと転換します。

 その転換時に、一時的に生産年齢人口と非生産年齢人口のバランスが崩れた状態が、人口ボーナスと人口オーナスです。

 その際に、まず最初に現れるのが人口ボーナスです。

 考えてみてください。

 ある国がある時から多産多死から少産少死に変化すると、まず子どもが少なくなります。

 子どもが少なくなると言うことは非生産人口が少なくなると言うことです。

 さらに、その子どもが働くようになるまでは20年近くかかるわけで、その間は子どもが少なくなってはいても生産年齢人口には(そのことによる)影響はないのです。

 だから、少ない子供を多くの大人が養う状態になります。

 単純に言えば、少子化後、減少した代以降の子どもが成長して、働くようになる20年後までは、生産年齢人口の比率が高い人口ボーナスの状態となるわけです。

 そして、その20年後からは、非生産年齢人口に対する生産年齢人口の比率に、影響がではじめます、そしてその国の人口ピラミットの状況によりますがある時点からは、人口オーナスの状態になります。

 つまり、少子化の影響は少子化傾向が始まってから、約20年後以降に出始めるのです。

(言い方を変えると、たった今出生率が上がり少子化が改善されたとしても、その経済的なプラス効果が現れはじめるのは20年後からということです。)


 このバランスの悪い状態からは、やがて時が進んで行けば脱することができます。

 しかし、それまでの間の人口オーナス状態はその国の経済に重い足かせとなります。


 ところで、現在、アジアの新興国、例えば中国は人工ボーナスを得ている状態にあり、それに対して現在の日本は人口オーナス下にあります。

 かつて日本が人口ボーナスを得ていた時期がそうであったように、現在の中国などは人口ボーナスを得て経済成長を速めています。

 そしてこれが、かつての日本と現在の中国及びアジア新興諸国とがダブって見える理由の一つです。


 こうして考えると、中国など国力の隆盛期にある国々との経済的競争は、まともにはできません。

 ましてや、足かせ付きの日本は、なかなか戦うのが難しい状況です。


 しかし、暗い話ばかりではありません。

 考え方を少し変えてみると、中国など国力の隆盛期にある国々が輸出相手と国として、近くにあることは、日本にとって有利な条件です。

 それに、ライバルの中国の人口ボーナス期は2015年までだということです。他のアジア諸国もいずれはボーナス期を終えます。

 だから、長期的に考えると、日本が戦える機会はまだあるのではないでしょうか。
 


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