中小企業診断士 福田 徹 ブログ

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個人が変わると社会が変わる

2009年12月10日 | 福田徹の視点

 皆様、おはようございます。私は中小企業診断士の福田徹です。


 今日は、個人の勉強とそれによる成長が社会を変えると言う話です。


 放送大学の学習センターに行くと、いつも多くの方々が勉強しています。

 一方で、平日夜や休日にファミレスに行くと、若年層を中心に資格勉強をしている人が多くいます。(以前に書いた記事「「自己責任」の世代」参照)

 ここからは、憶測の域を出ませんが、これらを見ると、現在は勉強する大人が多い時代だと思います。


 大人で勉強している人がたくさんいるということは、一つには「より豊かな人生を送ろうと考える人」が多いこともあるでしょう。

 他方には「自分の仕事に関する強い危機感を持つ人」が多いことが考えられます。


 ここで、現代の日本において「より豊かな人生を送ろう」と多くの人が考えて、多くの人が「勉強して、人生を豊かにしている」とすれば、それは将来の日本社会が精神的に豊かな社会になることだと私は考えます。

 また、「勉強して、成長しつづけなければ社会で生き残られない」と多くの人が考えて、多くの人が「勉強して、成長し続けている」とすれば、それは日本のビジネス社会が変化をとげ成長することに繋がるのだと私は考えます。

 後者の理由は、その人達が起業するにせよどこかの会社に勤務するにせよ「勉強して,成長し続けている」多くの人達が力を発揮するのですから、ビジネス社会も変化し成長すると考えられるからです。

 そのことは、各個人や企業が競争力を高めるということであり、それは日本のビジネス社会の競争力を高めることでもあります。

 だから、個人が「勉強して、成長し続ける」ことは、日本のビジネス社会全体の競争力を高めることなのです。


 ところで、日本経済は今後縮小が予想されるため、その中でモノやサービスを作り・売るということには限界があります。

 そこで、豊かになりつつある(というよりは富裕層が増えつつある)隣国中国などの成長市場を狙ってモノやサービスを作り・売ることになるわけですが、そのためには国際ビジネス社会のなかで戦い競争に勝っていかなければなりません。


 こうした競争下においては、競争力がものを言います。

 他国に負けない競争力のあるモノやサービスを作り・売るためには、日本のビジネス社会全体の競争力を高める必要があります。

 他国に負けない競争力のあるモノやサービスを作り・売るために、私たちは大いに勉強して成長しようではありませんか。


 しかし、それだけでは片手落ちです。

 テレビや車などの物質的な面の豊かさを求めて個人と社会がひたすらに頑張ることができた高度成長期とは違い、物質的な豊かさが既に満たされた現代においては、精神的に「より豊かな人生を送ろう」とする個人の欲求が強くなって来ていることを考えなければなりません。

 そう考えると、現代日本に求められている社会は、物質的にも精神的にも豊かな社会だと言えそうです。

 今後この物質的にも精神的にも豊かな日本社会を作っていくためには、そのどちらをも実現できる「豊かな人」が必要です。

 言うなれば、多くの「豊かな人」が集まり、「豊かな社会」を作るために、現代日本に生きる私達個人には「自分の仕事に関する強い危機感を持つ人」の勉強、「より豊かな人生を送ろうと考える人」の勉強のどちらもが求められているということです。


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