中小企業診断士 福田 徹 ブログ

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宮内庁長官の言動は国益を損なう

2009年12月16日 | 福田徹の視点

 皆様、おはようございます。私は中小企業診断士の福田徹です。

 中国の習近平国家副主席の天皇会見日程を政府が特例扱いしたことについて、羽毛田宮内庁長官が「天皇の面会依頼は1ヶ月前までにするというルールを破ることは、天皇の政治利用につながり容認できない」という趣旨の発言を記者会見を開いておこないました。

 私は、「政府高官」である羽毛田氏によるこの発言は、国益に背くものと考えます。

 
 国益とは何なのかについて、人により解釈はいろいろかもしれません。

 私は、「今後の日本が国際社会の中で自国の活路を見出し、経済的な豊かさと平和を維持し発展させていくこと」を国益と考えます。


 国益を上のように定義すると、今後の日本にとって、中国という国はこれまでの米国と同じかそれ以上に大切な国になると思います。

 それは、発展する中国市場を日本の顧客と見ているからであり、近くの大国との友好関係が日本が戦争に巻き込まれないために重要と考えるからです。


 その中国との関係を改善し、発展させることは、今後の日本にとって国益にかなうことです。


 だから、中国の未来の指導者への対応は、国家として優先度を上げて対応すべきことです。


 ここで考えたいのですが、日本国にとって大切な賓客をもてなすという気持ちが、羽毛田氏にあったのでしょうか。

 私は、羽毛田氏の記者会見での発言の内容とタイミングを考えると、全くもてなし(ホスピタリティ)にかけていたと思います。

 つまり、賓客の来日直前というタイミングに、優先順位を考えずにルールという原則論を持ち出すことは、場を盛り下げた上、さらに「強く面子を気にする」と言われる中国高官に泥を塗りつける行為だったと思うのです。

 そして、中国の時期指導者来日という外交の機会を盛り下げる羽毛田氏の発言は、今後の日本外交にとってプラスにならない国益に反する行為だったと私は考えます。


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福田徹の視点

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