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絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

これを読んだのは4年前

2014年08月22日 01時28分59秒 | Weblog
がんの練習帳 (新潮新書)
クリエーター情報なし
新潮社



これを読んだのは、ちょうど自分の「乳がん疑惑」のころだった。
一番いい死に方は「がん」で死ぬこと。
死ぬ準備ができて、大切な人たちと充分お別れを言う暇があるから
突然いなくなるよりいいのだ、、、というような内容だったと思う。
どちらがいいのか、なんともいえないけど。

隣のご主人が先週お盆の最終日に亡くなった。
もういつお迎えが来てもおかしくないほどに状態が悪いと奥さんから聞いていたけど。
現実74歳では早すぎるように思う。
病気さえなければ、まだまだ10年くらいは存命だったと思う。
ご主人のお母さんは5年くらい前に亡くなられたが
たしか93歳だった。
介護も大変だったのに、そのあとの時間が少なすぎて悲しいことだ。

お母さんの時は家族葬でやるから、自治会の人も同じ班の人も遠慮してほしいということだったが
やはりご主人のときも家族葬で、ということでさらに周囲に内密なことになってしまった。


いまや、どこでどなたが亡くなっても、「家族葬で」の一言で、自治会の班のお知らせも回ってこないし
「喪中」の張り紙など一切せず、「死」は確実に世間から消されていくようだ。
良いんだか悪いんだか・・・。
お別れをしたい人もいる反面、義理でぞろぞろ来られたくない家族の本音もあり、
ほんとうに行くべきでないのか、行ってもいいのか、
従来通りのしきたりが無くなっていく世の中になってしまい、
その対応に困ることだ。

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