絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

どうしたら(続編)

2006年09月20日 00時20分43秒 | 子ども
どうしたら子どもが勉強するようになりますか?という
実にストレートな質問に、何も答えられなかった私ですが
また、受験についても、何も成功体験があるわけでもありませんが
親と子どもという関係でいえば、
子どもが受験というハードルを前にしたとき
どんなことを考え、どちらに向かって走っていくかは
それまでの親の(子どもに対する)姿勢というか、方針というか
もっといえば、親の人生観というか
そういうものが、大きく関わっているのではないかと
渦中でなくなった今、ふと考えます。
受験期になったからといって、急に「勉強だ!」と
騒いでも、子どもの中に「具体的な展望」がないのではないかと
思うのです。

子どもが、親の指し示す道にそうかどうかは別として
親は、人生経験の浅い子どもにかなり具体的な世界観(人生観)を
教授すべきであると思います。
自分の歩いてきた道がどのようなものであったか、
それが良かれ悪しかれ、今の自分があるということを
率直に話してやることが、より子どもは自分のこれからを
夢物語ではなく、実直にイメージできると思います。

人はいくつもの人生を生きられるわけではありませんから
自分はどういう風に生きていきたいのか
実現するかどうかはわからないまでも、実現するためには
どの道を歩いていったらよいのか、
そういうことをより具体的に考え、今勉強することは
将来の自分の道のはじまりであるということを
子どもとよくよく話し合うことは大切なことのように
思います。

結局は、やるしかない、ので
いずれにしても頑張ってもらうしかありませんが
「どうせできない」などと決して投げやりにならないよう
その子どもができてもできなくても
親にとって、何者にもかえがたい大切な存在である、ということを
何よりいつも言葉に出して親は伝えないといけないでしょうね。
(意外に「大切な子どもだよ」と言っていない親が多い)




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