絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

受験の話題で

2006年09月20日 01時00分51秒 | 子ども
「数学」のでき不出来が進路を分けることは前にも書きましたが
成績を上げるのに、実際最も困難なのは「現代国語」ではないかと
思います。
「古典」「漢文」は「英語」に近く、暗記プラス積み重ねでクリアー
できるものですが、この二つは高校1年の段階で味方につけて
おくべきです。そうしないと、着実に点数取れる部分を
2年や3年でやっている暇はないと思うからです。
(吸収のいい子どもさんは別ですが)

古典文法は、文法の本の裏表紙かにまとめて一覧になっている
あれを丸暗記、活用と接続、助動詞助詞の意味を把握し
文法の練習問題をやればできるようになります。
さして時間や労力のかからないこの作業を後回しにすることによって
国語そのものが鬱陶しいものに変わっていく場合もあります。

本題にもどり。。。現代国語の点数を上げるには、では
いったいどういうことが必要なのでしょうか?
教科別対策法、などと本もいろいろあるでしょうが
結局はありきたりなことしか書いてなくてがっかり、
ということも多いですね。
現代国語も、やはり、問題文をよく読んで、などと
言われなくてもわかっている、とっくに実行していても効果が無いぞ
というものが多いと思います。
本をたくさん読んで、とも言われていますが、本当に
そうなんでしょうか?受験期になって本をたくさん読めば
自動的に現代国語で点がとれるようになるでしょうか?
とても、そんなふうには思えません。

もし、長文を読む習慣がないならば、やはりできるだけ本を
読むようにすべきでしょうが、その際に「なぜ?」という問いかけを
自分のなかに常に持っていることが大切ではないかと思います。
新聞でも、小説でも随筆でもいいのですが、
なぜこのように筆者は書いたのだろうか、あるいは感じたのだろうか、
というような思いを持ってその文章を読む、ということです。
書き手の気持ちに沿う、ということが
すなわち、出題者の意図をも見つけ出すことになるからです。
これは、案外実生活のコミュニケーションのとり方と
似ているかもしれませんね。
(以上、昔とった杵柄から)




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