絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

占いは嫌い

2006年01月17日 17時16分19秒 | Weblog
その昔、「こっくりさん」というのが流行っていた。
紙に50音と神社の鳥居と、はい、いいえを書いて占うのである。
三人が一円玉に指を置いて、質問すると一円玉が動き出す…
(いまでも、やってる子どもがいるかもしれないが、やめたほうがいい)

当時女子高生だった私は、仲の良い三人組で
放課後、遊び半分でこれをやっていろいろ占っていた。
ときどきあたるので、面白くなって、
他の子も、これ聞いてとかあれは?とか言って
参加したりしていた。

でも、たまに、聞いてないのに勝手に動き出したり、
全然違うことをコメントしたりしてくるようになった!?
いま、こうやって書いていても寒い。。。
(強烈な自己暗示にすぎないよ、という友達もいた。)

ちょっと、怖かったけど、
それでも若気の至りで、しつこく続けていた。
九州へ修学旅行の電車の中でもやっていた!
(今なら飛行機だよね)

私は、もういい加減にしておかないと
まずい気がしていた。
そのうち、ボーイフレンドができたりして、
仲良し三人組でべったりいっしょにいた関係は
解消されていった。

高三になって、受験のことが切実になってきて
こっくりさんのことなど、すっかり忘れていたのだが、
その、仲良し三人組の一人が、急に学校に来なくなった。
いまでいう「登校拒否」だ。何日も休んでいる。

担任の先生と、もう一人の友と三人でその子のうちにいった。
住所はわかっていたけど、実際に行くのははじめてだった。
私たちの前に現れた彼女は、うつむいて、
以前のキャッキャッとした感じはどこにもなかった。
「待ってるからね」といって帰る途中、ふと見ると
彼女の家の真裏に、稲荷神社があって、狐の石像がみえた…
もう一人の友人いわく、こっくりさんを一緒にやらなくなった後も
彼女はひとりでやっていたという…
まさか、そういうわけじゃないよねえ。
うん、違うでしょ…と言い合って別れたのだったが…

そのあと、こっくりさんの彼女は卒業まで学校には来なかった。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
高橋信次 (若旦那)
2006-01-19 21:25:09


高橋信次の「悪霊」とかいう本にも

こっくりさんを面白半分につかった夫婦に

狐が憑いた話がありました。



遊びでするには大変危険なことだと

改めて認識しました。



http://www.sampoh.co.jp/st/st.html
返信する
実体験だけに・・・ (琴音)
2006-01-19 22:02:08
もうこれ以上触れるのは

やめておきますね。。。



でも、その後は、彼女も幸せになったと

聞いておりますので、ご安心ください。
返信する

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