絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

後の月

2006年12月12日 19時49分27秒 | 一絃琴
稽古始めて、3年が過ぎました。
今日「後の月」に入りました。「初秋の月」よりはわかりやすい、難しくないです。
でも「初秋の月」と「後の月」でひとつの曲のような感じです。

最近またいろいろと考えるようになってきてしまいました。
(考えることは良くないことなのか!?)
こんな調子で最後まで全う出来るんだろうか?とか、だんだん不安になってきました。
いや、たとえ最後まで履修?できたとしても、これでほんとうに全曲習ったといえるのだろうか?
その辺のところがものすごい不安です。また、最初から稽古してくれるような
感じもありませんし、好きな曲とか得意な曲とかに限定して
習うのでしょうか。そんなんだと、ちゃんと習ったことにならないんじゃないかと
思ったりするけど、そんな細かいこと言うのは私だけなのかしらん。
よその会では、きちんとパーフェクトに履修するのかしら?
(どこら辺でパーフェクトというのかも難しいことだが)

今日も稽古に行く前に「漁火」を弾いてみました。
他の曲はそうでもないのですが、この曲と「須磨」「須磨の昔」は
ときどき弾き歌いのなかで「うう・・・」みたいに
急になるときがあります。(わたしの場合)
「須磨」は、発表会のときに来てくれた姉の友人から
聞いていて『涙が出そうになった』と言われたので
やっぱり、そういう面を持った曲といえるのでしょう。
「漁火」も、中盤の軽やかな琴の演奏に対比して、
最後の『無明の夢や 覚めぬらん』がしみじみと胸に迫る曲です。


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