絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

「addio...addio...」さようなら、さようなら

2018年01月19日 14時37分48秒 | Weblog
原語で歌うカンツォーネ
ドミニク・モドゥーニョの「addio...addio ...」が
次の練習曲です。

なかなか切ない別れ歌ではありますが、
歌手によって、全く違う歌い方をしていて
興味深い。。。

モドゥーニョは、全体的に
粘る歌い方だけど、
クラウディア・ヴィッラは
絶叫型。

それぞれに
歌の解釈が違うのでしょうね。

徐々にカンツォーネの特色のようなものが
わかるようになってきた感じはあるけど
同じイタリア人でも歌い方が違うなら
そんな特徴も、ほんとはあってないような
ものかもしれない。


原語で歌ったところで
習っている人以外、わからないんだけどなー。
などと、ぼんやり考えていたら
「melodrama」を教室で歌ったとき
これを初めて聴いた人から
「いい曲だね〜。意味はわからないけど、
なんかこう、伝わるものがあるね、悲しみと
いうか、、、」
と言って貰い、なんか、嬉しかった。。。

「melodrama」は、イタリア語わからなくても
ただ素直に聴いていくだけで、自然に歌に引き込まれていく、、、
歌っている自分も、もちろん、歌うに連れて
徐々に哀しみが深まっていく感じがあります。

最後は、慟哭となって、
そして、静かにトスカーナの空に消えていく、、、
そんな、ドラマチックな曲であります。

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