TRAD HOUSE FUKIYAのTea Time

トラッドショップ店長の気ままなブログhttp://www.fukiya-aizu.com/

>接客で大切にするものは・・・人生案内

2010年12月09日 06時35分05秒 | 社会
答えに同感です・・。

>以下抜粋

>接客で大切にするものは

 大学3年生の女性。本屋でアルバイトをしています。この前、車いすのお客様が来店した時のことです。

 ちょうどすいていたので、私はカウンターの仕切り越しではなく、その人の近くに移動して品物を渡しました。さらに店を出る時、見送りまでしました。自分でも過剰な接客ではないかと感じるくらいでした。

 でも、レジが混雑していた時、どう接客すればいいか考えてしまいました。前回のような応対をしていると、その後ろのお客様も待たせてしまうことになり、その人たちはイライラするかもしれない。私が車いすだったとしたら、後ろを待たせてしまうことに罪悪感がわくので、過剰なサービスはいらないと感じるでしょう。

 店長に相談したところ、丁寧なサービスを、という回答でした。でも、その答えがあいまいで、どう対応すればいいか、ぐるぐる頭の中を駆けめぐっている状態です。

 接客って、何を大切にしたらいいのでしょうか。(東京・O子)


 特別の応対をする必要は、全くありません。当たり前の応対でよいのです。普通でよろしい。

 それでは失礼なのではないか、とつい考えてしまいますが、決してそんなことはありません。相手も、自然なやりとりを歓迎するはずです。

 私が店番をしていた時(何店か集まって古書の催事をしていたのです)、レジに行列ができました。ご年配のお客様が、お金の出し入れにかなりまごついておられる。行列が長くなります。

 仲間に応援を頼み、そのお客様を帳場の端に導き、応対しました。仲間が行列の客をさばきます。いらだつ客がいたなら、混みあっているのでご辛抱を、と状況を説明すれば、見ればわかること、よほどのわからず屋でもない限り、納得してくれます。

 あなたは慣れていないから、あわててしまうのでしょうね。自分が客の立場になって受け答えや行動をすればよろしい。むずかしいことは何もありません。考えすぎないことです。

 (出久根 達郎・作 家)

(2010年12月8日 読売新聞)