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>弁当屋ボクサー」全日本新人王に

2009年12月27日 07時07分04秒 | 社会
メンタルの要素が強いハングリースポーツですね・・。

>以下抜粋

>弁当屋ボクサー」全日本新人王に

弁当配達の仕事に汗を流す坂本選手 「弁当屋ボクサー」が輝いた――。

 20日、東京・後楽園ホールで行われたボクシングの全日本新人王決勝戦で、フジタジム(福岡市西区)所属のバンタム級・坂本英生が、「新人王」を獲得。日中は弁当配達のアルバイト、夜はジムで世界王者への夢を追う24歳が飛躍した。

 坂本は、階級ごとに東日本と西日本の代表が対戦した試合で判定勝ちを収めた。戦績はこれで9戦7勝(2KO)2分け。「東高西低」とされるボクシング界で、無敗のままタイトルをつかんだ。

 佐賀県嬉野市出身。3度目の挑戦でプロテストに合格したが、ファイトマネーだけで生計を立てられるのはほんの一握り。生活と練習の両立を求めて職を転々とし、今年1月から「お弁当のあじや」(福岡市西区)で働く。オフィスなどへの弁当配達に駆け回り、容器の回収を終えると午後5時近く。練習はその後だ。

 勤務先の支援が大きかった。倉園幸治社長(31)は東福岡高時代にサッカー部に所属。レギュラーにはなれなかったが、全国屈指の強豪で3年間頑張った経験がある。「他人の夢を応援することは、自分のそれをかなえるのと同じぐらい大事」という持論から、トランクスやシューズなどの用具代を負担するほか、今回社員約30人で応援に駆けつけた。

 坂本が新人王で獲得したファイトマネーは手取りで7万円足らず。アルバイトの身分にこだわるのは、「プロボクサーだという自負があるから」と坂本。これからも「弁当屋ボクサー」を続けていく。(岡田智広)

(2009年12月26日18時35分 読売新聞)