駄文の日々

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片寄った話題かと思いますが、よしなに。

田中一村美術館

2008年05月28日 00時00分00秒 | 音楽・芸術
十島の仕事が終わり昼過ぎに奄美大島へ
ここから飛行機で鹿児島に帰るわけです

奄美大島には奄美パークという施設があってその中に
田中一村美術館があります。
ここが出来たのが2003年だったかな…以来
この美術館に来たくて
去年も十島の帰り際によったら休館日
(おまけにその月で一日だけの休館日という運の悪さ…)

今回はチケットの予約トラブルとかあって時間が無く
半ばあきらめていたのですが30分だけ時間もらいました。

田中一村さんは関東から奄美に渡り住んで
大島紬の染色で数年お金を稼いで
それを元手に数年絵を描くというストイックの極地な方

美術館は年代ごとに3部に分けていて
学生時代あたりの1部
幼少時に文部大臣賞?をとったりと神童と呼ばれていたようです。
美術学校時代の絵を観ましたが風景画が多くて
さらさらと描いていながら葉っぱや空のグラデーションがきれいで
雲の描き方って横長に楕円が基本で描くと思うのですが
この方は縦長で空の半分以上が雲といった大胆な構図です。
2部は戦争の疎開先だったかな千葉かな親戚の家にいて描いてられました。

それから3部に入って奄美移住
それまでの繊細なタッチから一転して原色系の色を豪快に使っています
そのような絵の後今度は繊細さのグラデーションと
原色の大胆さと構図が噛み合って代表作の絵に。

絵の下のほうにある海の表現とかぶちきれそうなくらい
すごい集中力の塊でしたね。
本物の絵の力はすごいですねぇ

時間があったらもっとみたかったです…次回もまた行こう。


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