バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

練習試合の意味…2013

2013-04-20 03:39:46 | やっぱりミニバス!
平成25年4月20日 土曜日
 
「練習試合の意味…2013」


数年前の以前の私は、練習試合というと気持ちは試合モードでした。

子供達にも、コーチの昂(タカ)ぶりが伝わっていたのでしょうね。

「今日は試合だ! 頑張るぞ~!」…この意気込みは間違いないでしょう。

違うのは、その目的とするところだと思います。

練習試合は、試合という形式の練習です。

それは総合予行です。

今の私が思っている、他チームと行う練習試合とは…現在チーム内の練習として行っている、5対5のスクリメイジの延長だと捉(トラ)えています。

今回も試合前に、子供達には、『今日は練習試合だよ。でも、試合ではないんだ。試合という形の練習なんだ。

だから、あくまで練習なんだ…

自分達だけで行うゲームではなく、

他の相手と試合形式の練習をすることで、

自分達チームの出来上がりを確認し、課題を見つけて、それを修正して、チーム力を上げることが目的なんだ。

そして、次の公式戦という本番で、全力プレーができるようにすることが、この練習試合の目的なんだよ。


今まで練習でやってきたことが、実際に他のチームを相手にしてやること、

そして、やるきること、

失敗をしてもいいから、焦ることなく、弱気にならずチャレンジすること、

相手チームのプレーに対応できる、自分達のプレーをすること…

それを意識して全力でプレーすることが目的なんだ。

相手を怖れてはいけないし、相手をナメてはいけない。

一番やってはいけないことは、相手を侮(アナド)ることだ。

これは、相手に対して失礼だし、

特に、試合中に笑顔を見せてプレーすることなど、言語道断だからな!

そんな気持ちでやっていたら、逆に相手は、必死の思いでぶつかってくるから、足元をすくわれて悔やむことになるだろうな…。

要は、自分達が為すべきプレーをやること!

まず、DFから…攻めるDFと、しつこいほどのあきらめないDFからブレイクを仕掛ける!

ブレイクは走りきること!

ブレイクで攻めきれないときは、ハーフコートのエントリープレーからはいること。

リバウンドは必ず取る…そのためには、チェック・BOX!をきっちり意識して、やること!…いいね!』

…で練習試合開始です。

今、チーム力を徐々に付けてきているところです。

問題は、それを出し切ることができて、自分達のゲームにできるか否か!?にあります。


さて、練習試合です。

途中、ベンチの子供達から、「うちが何点負けている。」という声が聞こえました。

ハーフタイムで言いました。

『点数を気にしている。何点負けていようが…お前達は練習でやったことを出し切っているのか?

何故、スクリーンアウトが出来ていない?

何故、チームファウルが重なる?

何故、OFの流れが出来ていない?

何故、パッシングゲームが出来ない?

何故、ドリブルで運ぼうとする?


(ドリブルはパスコースを作るためと、ゴール下からの1対1を仕掛ける時に使うプレーだと指導しています。

高校や大学のガードが、速いドリブルでボールを運べるのは、それだけのスキルと、筋力、バネ、バランス、視野、それをやりきる身体能力があるからだと思います。

といって、ミニバスにドリブルのスキルは必要ないとは思っていません。

将来に繋げるために、いかなるサイズの子供もドリブルのスキルは大事です。

そのファンダメンタルを造りながら、ゲームにおけるドリブルプレーは、パスコースを作る、1対1を仕掛ける時に使うと指導しています。)


とにかく、点数は関係ない!

練習でやったことを、この試合という形のなかでできるかどうか、それをやろうとする意識を持ち、失敗してもいいからやろうとすることが大事なんだ!』

そのあと、ベンチからは、「そこは、縦(パス)は無理だろう…逆サイド! スペース!」

「ディフェンス!攻めろ!」

「スクリーンアウト!」

「練習どおり!」…という声が出始めました。

しかし、また焦り始めます。

特に、ガードが、ドリブルで運ぶことにこだわり、ディフェンスに詰められて、スティールされてターンオーバー…

そのプレーを繰り返して、ターンオーバー…そして、そのガードと子供達を一喝しました。

「練習でやったことをやろうとしないなら、お前たちが勝手に考えてプレーすればいいんだ!」

私は、自分の考えたプレーを押し付けているわけではありません。

そのプレーの成り立ちを説明し、だからこのプレーで攻めるんだ…と語り、理解させて、プレーできるように練習を創造しています。

それが、肝心の5対5で抜けているときに、また、そのプレーが仲間の意思と違う時は、一喝して叱りつけます。

そのプレーが、練習のプレーを基本として、さらに、子供達自身で考えて発展させて、仲間の意思が共有されているならば、

私は、そこにアドバイスを入れて、彼らの自発的なプレーを見守っています。


いろいろな指導方法があります。

私が育みたい心は…「全力! 集中! 仲間のために!」なのです。

指揮官の配慮…2013

2013-04-19 06:18:09 | やっぱりミニバス!
平成25年4月19日 金曜日
 
「指揮官の配慮…2013」
(元陸将 ~「リーダーシップ雑感」より(一部編集))


1 部下に自分と同じ能力は求めない。

部下には、部下のキャリアがある。

視野の広さは経験により広がり、能力は向上させていかなければならない。

それが指揮官の配慮であろう。

2 仕事を命ずるときは、例えば「空欄を埋めよ」という仕事をさせなさい。

下手すると、部下に大論文を書かせようとする指揮官がいます。

その論文の書き方が悪いとかなんとか言いますが、基本的にできるだけシンプルな形で仕事をさせるように。

3 部下に作業を押しつけない。部下を育てる。

部下が困って作業ができなかったら、自分で鉛筆を持って一緒に指導するように作業しなさい。

…といって部下に考えさせないで自ら全てを行っては、部下は育ちません。

部下に考えさせながら、導くことが指揮官の部下育成の務めです。

4 部下が喜んで仕事をしているかを確認しなさい。

これは難しいことですが、部下が仕事をしているところをフラッと歩いてみて、雰囲気を感じることでもいいのです。

5 部下に相談するのは恥ではない。

人によっては、部下に相談することは指揮官の“権威”が崩れるからということでヘジテートする人がいますが、そんなことは全くない。

決心するのは指揮官であり、その結果の責任を負うのは指揮官であることさえ知って、それを行う覚悟と、そして実際に行うことです。

6 判らないことは判らないと言え。

見えを張って、判っているふりをして、書類を投げ返す指揮官がいます。

投げ返された部下も、何故投げ返されたのかわからない…悩んで追いつめられる。

部下はその仕事の担当だから指揮官以上に知っているのは当たり前です。

指揮官は、部下が導いた結論に対して俯瞰した見方をし、疑問点を問い、自分が理解出来て、決心することです。

7 指揮官は孤独ですが、孤独ではありません。

生死にかかわる事態においての決断は、指揮官は誰に頼ることもできず自らの命を賭して行うことが求められます。

そのような決断を行うということでは、指揮官は孤独です。

しかし、決断に至る過程における部下の補佐については、部下の自主性に任せる器量を指揮官は持たなければなりません。

それが部下の“やる気”を向上させ、指揮官の指揮活動を正しい方向へと導くのです。

その意味においては、指揮官は孤独ではありません。


さて、リーダーシップの基本的態度として、何が大切かはいろいろあると思います。

その中のひとつに、

対象に対して“誠実に向き合う”ということがあります。

組織における現場や現実、組織の中における人々に誠実に向き合うことが基本であると思います。

そして仕事、人、土地に惚れる…“三惚れ”というのは正しいと感じています。

ミラー効果という言葉があります。

自分がある対象を好きになれば、それを反射するように相手も自分を好きになってくれる…ということを表す言葉です。


ミニバスのコーチも指導者として、子供達の自主性を育成することが最も重要な務めだと思います。

その務めを果たすために、子供達、保護者、その他のコーチと誠実に向き合うことが大切なことだと思います。

負けた後…2013

2013-04-18 05:28:35 | やっぱりミニバス!
平成25年4月18日 木曜日
 
「負けた後…2013」


試合に負けた後は、誰もがうなだれているでしょうね。

しかし、そのうなだれ方にも色々あるでしょう。

特にプレイヤーは、接戦で惜敗したときは、悔しさにあふれているでしょう。

一方で、実力的に圧倒的に劣るチームに惨敗したときでも、負けて当然とは思わずに…やはり、ベンチにはうなだれて戻ってくるでしょう。

ましてや勝てると思い、いざ試合をしてみると相手チームの気迫が勝っていて…

相手チームの土俵に乗ってしまったときに、自分たちのプレースタイルを発揮しはじめたときは、時すでに遅しなのです。

こういう負け方は、悔しいよりも…茫然自失です。

何があった!?…という思いにチーム全体が包まれて、次に向かうきっかけさえ見当たらないのです。

コーチは…私の場合ですが、心のうちは、子供達と同じ状態です。

語るべき言葉が見当たらないというか、呆れた想いなのですね。

まさに、コーチ失格です。

子供達に呆れることは、あってはならないことですが、子供達が一番ショックなときに、

コーチは言葉をかけない、というか…あえて言葉をかけないのです。

なぜなら、かける言葉がないのですからです。

しかし、敢えて言わせてもらうならば…それも人間味あふれたコーチなのではないでしょうか?

問題は、コーチがその状態をいつまで引きずるのか…なのだと思います。

チームをそこから引き上げるのは、やはり、コーチですから!

コーチの気持ちのトランジションです。

それがないと、特にミニバスでは子供達は次に向かうことができないのです。

だから、コーチという存在の大きさを自覚します。

そのままの想いで子供達のミニバスを終わらせたくはないですから、

コーチが気持ちを切り替えて、チームに明確な目指すべき具体的な形を語り、練習を創造し、ホットハートの熱き想いを持たせて練習に臨むのです。

次にどんな結果が待っているかわかりません。

しかし、強い想いを持ってコートに立たなければならないのです。

その瞬間は、自分と子供達を信じるしかないのです。

結果を怖れることなく、成すべきことを為して行くように、コーチは語り行動するしかないのです。

子供達は自分たちの想いでやりきろうとしています。

しかし安定しません。練習でやったことを試合で出し切れない状態です。

何のための練習なのか?…私自身、悩みます。

それでも繰り返していくしかありません。

私は名コーチではありませんから、学びながら、粘り強く指導していくしかありません。

『子供達は成長する』ことを信じて指導していくことですが、正直、キツイのも確かです。

それでも、それが生きがいなのです。

指導者だから…2013

2013-04-17 06:59:47 | やっぱりミニバス!
平成25年4月17日 水曜日
 
「指導者だから…2013」


選手にとって指導者の影響は本当に大きなものです。

特にミニバスでは、子供達は指導者であるコーチの考え方やバスケに臨む姿勢を鏡のようにその心に写し込みます。

子供達のバスケノートを読むと…そのことを心から感じます。

ですから、指導者であるコーチの影響の大きさを知り…その責任の大きさを自覚します。

私は自分なりに、指導者として吸収できるものを吸収してきたつもりですが、

その度に…バスケという競技が持つ奥深さを実感しています。

それを知るほど、指導することの難しさを知っていきます。

何を、どこまで、どのように…週二日という限られた時間で、

すべての子供達に、バスケに対する想いを、やる気を育くみ、

個人スキルのアップとチームスキルのアップをさせていかなくてはならないのです。

そのために、従来の練習メニューでスキルアップをしながら、スキルをアップさせる複合した練習メニューを創造し…

それが一連のバスケの試合の流れのようにシナリオとして成り立っていなければ、個人スキルと同時にチームのスキルをアップさせることはできません。

そこまでするのは…、勝ちを狙いませんが、勝つことをあきらめない心を持って試合に臨むために必要だからです。

そのような試合を子供達自身ができると思えれば…

子供達は、バスケに対する熱い気持ちを持つことができるのです。

それが、バスケをする人達の底辺の拡充に繋がる…小さな地域レベルの小さな活動ですが、

それが重なったら大きな花を咲かすことにも繋がると思っています。

練習メニューを創造する上で大事なことは、

子供達の能力や個性は異なりますから、それらを引き出す指導方法は千差万別です。

重要なことは、その選択肢を指導者は多く持つことだと思っています。

ひとつの練習方法を知り、それを行う際には…

子供達のスキルが、その練習によってアップしているか?

しっかりと確認して…練習メニューを修正するか、

さらに次のステップに上げるために、練習内容を充実させていくことです。

例えば、試合のシチュエーションで、シュートを打つか否かを判断する練習で、一本のシュートが決まったとしても…

その過程と判断に課題があるならば、

その課題を改善するためのシュート練習を創造する智恵を出すために、指導者は学ばなければならないのです。

一方で、シュートが外れたとしても、シュートセレクションが正しく選択されていれば…選手の判断は正しく為されものとして、

指導者は、その選手を誉めながら…
シュートを外したことについては叱らないことが大事だと思います。

シュートセレクションを体得することと、シュート精度を上げることは…違う狙いの練習として行うべきなのです。

それが時として、当初の狙いからずれた指導をしている場合もあります。

選手は、その練習が何のための練習なのか混乱し、結局、無意味な練習になってしまうのです。

そのために選手が、練習の狙いをきちんと理解して、教えるべきプレーをやろうとしているかどうかを…見極めなければならないと思います。

指導者は、それを確認するために結果だけで評価することなく、その過程を評価する視点を持つことが大事です。

そのキーワードは…"WHY?" 
『何故?』理解出来ないのか

それは、選手に問いかける言葉ではなく…指導者自身に問いかける言葉なのです。

そのキーワードが、指導者自身が学ばなければならないことを自覚させる言葉なのです。

人は生きねばならぬ…2013

2013-04-16 05:48:22 | やっぱりミニバス!
平成25年4月16日 火曜日
 
「人は生きねばならぬ…2013」


以下は、致知出版社が発行した“人間学入門”に書かれているものを抜粋編集したものです。

「念ずれば花開く」の詩で有名な、仏教詩人と呼ばれた、故.坂村真民(サカムラ シンミン)氏の言葉と、ある一編の詩を紹介し、私の想いを述べてみました。


言葉は生き物…言葉は生き物です。

言霊といいますからね。

特に、日本では「言霊の幸多き国」といいます。

これは神道からきているんですね。

言葉というのは神様から来ているんですね。

しかし、言葉に息を吹き込むって難しいですね。


詩…鳥は飛ばねばならぬ

『鳥は飛ばねばならぬ

人は生きねばならぬ

怒涛の海を

飛びゆく鳥のように

混沌の世界を生きねばならぬ

鳥は本能的に

暗黒を突破すれば

光明の島に着くことを知っている

そのように人も

一寸先は

闇ではなく

光であることを

知らねばならぬ

新しい年を迎えた日の朝

わたしに与えられた命題

鳥は飛ばねばならぬ

人は生きねばならぬ』

世尊(シャカ)が八十年の生涯をもって示されたのは、

「人は生きねばならぬ」ということだったと思いますね。


辛さと呼吸…教え子(高校生)を引き連れて大変な坂を登っているときに、掛けられた言葉です。

『山やら木やら坂やら、

そういうのに呼吸を合わせていくから、ちっとも無駄にしない。

お前達は、辛い、しんどいと、むしゃくしゃしているから、余計にきついんや。

どんなに苦しい時でも苦しくない。

これはちょっと難しいが、

呼吸を合わせると、あらゆるものが無理せずにスムーズにいく。

それを合わせずにいくから、

病気になったり、

不幸になったり、

運命が逆転するんや。』


私が思うに…苦しさを通り越すことは、辛いことです。

呼吸を静かに、苦しさに合わせていけば、

命というものがよみがえってくるのだと思います。

負けたのは誰のせい?…2013

2013-04-15 06:32:32 | やっぱりミニバス!
平成25年4月15日 月曜日
 
「負けたのは誰のせい?…2013」


勝てば、選手達が頑張ったから!

負けたら、それはコーチの指導が足りなかったから…と言います。

『勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし。』とは、野村克也 元監督の言葉ですが、

負けた原因を明らかにして、次に向かうモチベーションを上げるのもコーチの務めです。

ただ、選手達の中には負けたことを自分のせいだと、強烈に思う者がいます。

同点で、残り5秒で、ターンオーバーして逆転されたような試合では、

その選手は自分のせいだと、悔し涙とともに、強く自分を責めるのです。

その時のチームメイトは…

さて、自分のせいで負けたと思うのは、チーム競技では誰にもあることでしょう。

それが自分だけでなく、周りのチームメイトもそう思ってると考えるのは疑心暗鬼に過ぎるし…

仲間を信じていないから、そう思うのでしょう。

仮に、そんなチームメイトがいるとしたら、全国大会どころか、普段の公式戦でさえ結果を手にすることは無理だと思います。

自分を責めるのはいいでしょう、いくらでも責めればいいと思います。

でも、仲間からそう思われている?…確かに、そうかもしれません。

人間だから、あの時のシュートを入れていれば、

あの時のフリースローを一本でも入れていれば、

あの時にターンオーバーしていなければ…という気持ちは、互いに持つのは当然のことだと思います。

しかし、それは仲間に対して思うとともに、自分に対しても思うことでしょう。

仲間に対して、それを責めても、負けた試合をやり直すことなど出来ません。

その思いを仲間と共有して、次に活かすことができる…それがチームであり、

自分も含めた、本当のチームメイトではないでしょうか?

だから、悔やんでもいいけれど、仲間をけなすのではなく…

仲間が一番悔やんでいることを理解して、自分のために、そして仲間のために前に進むしかないっしょ!

それがチーム一丸のチームだし、信じて進めるチームメイトだと思います。

いつまでも引きずらない!
ウジウジしない!
仲間のために!
自分のために!
前に進め!

スポーツの魅力を伝えること…2 013

2013-04-14 03:15:29 | やっぱりミニバス!
平成25年4月14日 日曜日
 
「スポーツの魅力を伝えること…2013」(『公認スポーツ指導者養成講座テキスト(一部編集)』から)


小学校中学年以下の年齢の子供達は、

頻繁に行われる周囲からのアドバイス(のような檄?)にいつの間にか合わせるようになり、

本来スポーツが持つ、自由で楽しいといった、

もっとも大事なものをどこかに置き去りにしてしまうことがある。

また、このような手厚い保護された環境にいると、

成長していって自ら考えながらスポーツをしていかなければならない段階になったときに、手遅れになる恐れがある。

スポーツをしていて失敗ばかりしていては楽しいと感じることができない。

失敗を繰り返しながらも、成功体験を味わうことができるのがスポーツであり、スポーツの魅力である。

自らの力で成功に導き、「できた!」という体験は、

年齢を経ても忘れることはできないものであろう。

このような体験をいつの間にか楽しむのが子供達であり、

このような経験によって「スポーツが好き」になってくれるということを周囲の大人達は忘れてはならない。

好きになった子供達はスポーツに熱中し、

“からだ”を動かすことが好きでたまらないという、

“情熱”そのものが、生涯にわたってスポーツを好きでいつづけてくれる源となるものである。

夢について…2013

2013-04-13 04:48:43 | やっぱりミニバス!
平成25年4月13日 土曜日
  
「夢について…2013」


今、ある女性が新たな夢に向かって歩んでいます。

親としてはとても不安な道でした。

親子で ぶつかりもしました。

それでも彼女は自分の意志を通し、歩み始めました。

そして今までにない明るい表情や声を聞いているうちに見守っていこうと思っています。

ただし、それを実現することは決して楽なことではありません。

夢は語るだけでは、はかない泡のように消えていきます。

それを手にすることは強い心と、あきらめない行動力がなくてはならないのは言うまでもありません。

ただ自ら求めるものだから、しんどくても前に向かって歩んで行ける…それが夢なのでしよう。


さてここに、夢について語られた言葉を紹介したいと思います。

『夢というものは面白いもので、

人から与えられるものでは ありえないはずですし、

自分で待つだけでも広がらない。

人とかかわっていく中で、

夢が広がり、深まって、

大きくなっていくものだと思います』
…(竹下義樹(全盲の弁護士))


『高い塔を建ててみなければ

新しい水平線は見えない。

いまのレベルに安住して、

足元を固めることばかりに

一所懸命になっていたら、

絶対にその先にある

夢という新たな地平線は見えません。

それが見えるから、そこに向かって行こうとするのです。』
…(川口淳一郎(はやぶさプロジェクトマネージャー))

ミニバスで変えて欲しいルール…2 013

2013-04-12 04:00:37 | やっぱりミニバス!
平成25年4月12日 金曜日
 
「ミニバスで変えて欲しいルール…2013」


ミニバスの考え方から…『できるだけ多くの子供達にプレーをさせて、また多くの時間プレーをさせる 』

また、『子供達の体力を考慮した試合の円滑な流れ』ということだと思います。

このことから、

①3Qまでに、10人以上の子供達を出場させる。

②メンバーチェンジは、4Qのみできる。

③チャージドタイムアウトは、前半、後半の各1回とする。

というルールを規定していると思います。

とにかく、児童期の発育発達段階にある子供達が行うことから、

児童期の心身の状況を考慮した考え方が基本になっているのは間違いないと思います。


その基本の考え方を外れずに、

それを踏まえた上で、子供達がもっとバスケットを楽しむことが出来る…という視点で、

①3Qまでに、10人以上出場させる。

②メンバーチェンジについては、後半は任意に出来る。

③チャージドタイムアウトは、各チーム各Qに1回まで取ることが出来る。


このルールは、ミニバスケットの精神や子供達の心身の特性に反するものでしょうか?

より多くの子供達に、出場する機会を増やし、

戦術的な対応を、コーチと子供達とで考える機会を増やすことで、

子供達は、競技というバスケットの醍醐味を味わうことができる、

バスケットというスポーツを更に楽しむことが出来ると思うのですが…

色々と考え方はあると思います…が、

私が今、一番変えて欲しいと思っているルールです。

視野と視点~目標を目指して…2 013

2013-04-11 06:02:12 | やっぱりミニバス!
平成25年4月11日 木曜日
 
「視野と視点~目標を目指して…2013」


バスケにおける視点は、常に攻めるゴールに置きます。

特にボールを持ったら、必ずゴールを見ることが絶対に必要です。

パスを探したり、ドリブルで横に逃げるのは攻める気持ち…攻め気がないからです。

相手チームにとったら攻め気のないチームほど楽なディフェンスはありません。

なぜなら、自分達が守るべきゴールを攻めてこないのですから…

ボールを持っても、シュートを打たないのですから。

攻める時は、チーム全員がゴールを見て、ボールを見て、仲間を見て攻めることです。


視点をゴールに置き、視野をとって、ボールと仲間と、自分の立ち位置を瞬時に選択して動くことです。

川の流れのごとく、ボールと5人が動くことです。

そこにスペースが生まれ、ゴールに向かう一瞬の機会ができるのです。


さて大事なのは、視野と視点です。

まず視点には、見るべきところの『注視点』があり、

そこを見ている自分の立ち位置である『立脚点』があります。


目指すものが注視点であり、そこに行こうとする今の自分の位置が立脚点です。


立脚点と注視点が、同じ平面にあると、注視点が何かにさえぎられて見えないことがあります。

立脚点を横にずらしても、大きな山があれば、さえぎられて見えないでしょうね。

そして注視点を見ることをあきらめるのでしょうか?

そこで大事なのが視野です。

平面に自分を置くから、注視点が見えないならば…

立ち位置である立脚点を高みに移すことです。

高みに移すことで、さえぎる山の向こうにある、目指す注視点が見えるのでしょう。


注視点を高みに移すには、どうすればいいのでしょうか?

それは、経験と経験から学んだ知恵によって身を高みに置くことができると思います。

注視点をあきらめないために、そこに向かう経験をして、

失敗から学び、立脚点を高くできることで、視野が広がるのではないでしょうか。


だから行動し、経験が豊富な先達の方々は、多くの失敗から学んだ知恵を持ち、

高い視野から物事を注視することができると思うのです。


目指す注視点をあきらめないために、

今の自分の立ち位置の立脚点を知り、

広い視野を得るために行動して経験を重ね、

自分の立脚点を高みにもっていくことが大事だと思います。