バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

自己啓発…2013

2013-04-01 00:09:48 | やっぱりミニバス!
平成25年4月 1日 月曜日
 
「自己啓発…2013」


今日から新年度です。

フレッシャーズ達の春です。


『子 曰わく、憤(フン)せざれば啓(ケイ)せず、(ヒ)せざれば発せず、…』

これは論語(述而第七)にある、孔子が弟子達に語った言葉です。

『孔子は言った。

私は、学問に対して奮い立つほどの情熱を持たない者には、教え導くことはしない。

また、わかっていながら、それを口に出せないで、もどかしく思うほど、積極性を示さない者にも、教え導くことはしない。』


「啓発」の言葉はここから生まれたものです。

その意味は…「気付いていないところを教え、より高い認識や理解に導く、そのためには、自ら発憤し、積極的に取り組むことをしなければならない。」

ですから、「自己啓発」は、「自分がまだ気付いていないことに気づき、自らを教え、自らを高みへと導く」こと


人を啓発する、人に啓発される…

「問題意識を持つこと…、

何故?という問いかけを繰り返して、

物事の本質を究めることです。

究めたところに真実があるはずです。

究めるということは、それ以上問いかけることができない真理を知ることだと思います。」


論語のこの啓発の対句に続いて、次の言葉があります。

『一隅(イチグウ)を挙(ア)げて三隅(サングウ)を以て反(カエ)せざれば、則(スナワ)ち復(フタ)たびせざるなり』

…四角なものの一角を教えられたら、あとの三つの角は自分で考えてわかろうとする者でなければ、教える必要はない。


また次の教えも同じ意味です。

『人は二つの教育を持っている。

その一つは他人から受ける教育。

ほかのひとつは、自らが自らに与える教育である。』


自分に向かって問いかけることが大事です。

『教えられていないから出来ないのか? 

自ら考えようとしているか?

自ら学ぼうとする意欲はあるか?

学んだことから、さらに何を学ぶのか?

学んだことから、考えることができるだろう。

そこを究めていくのは自分自身の問題ではないのか !?』


まさにそれこそが、自分で自分を啓発すること…“自己啓発”ではないでしょうか。