バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

コーチの慧眼

2012-07-15 05:14:34 | やっぱりミニバス!
平成24年7月15日 日曜日
 
「コーチの慧眼」


慧眼とは…物事をよく見抜くすぐれた眼力。鋭い洞察力を言います。



さて今日は、夏のミニバス県大会です。

昨日はその調整も兼ねて、ホームで練習試合でした。

うちのチームを入れて4チーム。


東京、八千代、木更津の各地区の1位チームとやらせてもらいました。


三戦して、2勝1敗でした。

八千代のチームに負けを喫しました。


八千代のチームは、先日の県大会カップ戦で優勝したチームです。

胸を借りた試合でした。

相手を圧倒するような絶対的な強さは感じないのですが…

ミスがありません。

シュートの精度が高いです。

ディフェンスに穴がありません。


うちは、ミスを重ねます。
シュートで終わらないプレーが何度もあります。

シュートまで行っても、相手のプレッシャーが効いていて、決め切れません。

私の采配ミスで、ディフェンスのマッチアップを間違えて、相手の有利なオフェンスプレーを作らせてしまいました。

試合が終わって、相手の監督さんから、あのマッチアップはうちにはラッキーだったと言われました。

何がラッキーだったのか、伺ったところ…なるほどと納得出来ました。


強さ…とは、選手自身のスキルと、ミスをしない、今のプレーをやり切る冷静さと、次に向かう判断と、タイミングがあったプレーの連続にあるのかな?…と思いました。

そしてコーチの、ゲームを読む慧眼〔ケイガン〕にあると、つくづく思い知らされました。

選手自身のスキルがあって、あとは、今を大事にする冷静さと、次に向かうプレーが繋がって、一本のシュートになる。

そして、マンツーマンのディフェンスの個人スキルから、チームディフェンスが作られて、

それを試合に活かすのは、コーチの采配だと思います。

昨日の練習試合は、改めてその大切さを再認識させられました。


ゲーム中には、子供達自身が判断しプレーをし…、

それが最善の判断とタイミングで出来るための練習をする。

その練習を創造し、試合の場面に応じた基本形を習得させて、自分達でそれを応用していくこと…

それが自分達で考えてやるプレー。

そこにコーチは、試合に臨むに当たり、選手起用を考え、マッチアップを適切に指示出来る、ゲームを読む慧眼が求められるのでしょう。


子供達自身が考えて、チームディフェンスやチームオフェンスをやり切ることは、コーチがすべてを子供達に任せるということではなく、


コーチの慧眼と、子供達自身のプレーがひとつになることが、チームの強さを作り出す重要なことだと思います。

私も、多くの試合を経験して、コーチの慧眼を身に付けていきたいと思います。