ふじこーの「アレが気になる」

身の回りのちょっと気になる事や物など気ままに書き綴っていこうと思います。

オオキンケイギク(大金鶏菊)とムシトリナデシコ(虫取撫子)

2006-07-05 | デジカメ-花、植物

今年も元気に咲いた「オオキンケイギク(大金鶏菊)」。運良く蝶が食事中。


そういや、去年もこの花に色々な蝶がやってきて、ひっしこで追いかけていたっけ。


今年はじっくりと撮れなくて、撮れたのは上のベニシジミぐらいだ。他の花ではモンシロチョウを少し撮ったかな。


アゲハも数回見たけど、なかなか撮れない。アブとかは撮りやすいんだけど・・。


さて、今年はあと何匹蝶を撮れるだろう。クロアゲハとか撮れると良いな。

●オオキンケイギク(大金鶏菊) キク科
学名:Coreopsis lanceolata
原産地:北アメリカ
北アメリカ原産の帰化植物。金色にまぶしく映えて花の形が鶏のトサカに似ているため、こう名付けられたそうだ。

(2006年5月24日~6月9日撮影)




オオキンケイギクと競い合うように群生していた「ムシトリナデシコ(虫取撫子)」。最初近くに咲いてたバーベナの一種だとばかり思っていた。


花の下の茎の一部から粘液が分泌され小さな虫が付着する事があるのでこの名が付いたそうだけど、気付かなかったな。食虫植物ではないのだが、花に虫がたかるのを防いでいるのだろうか?

●ムシトリナデシコ(虫取撫子) ナデシコ科
学名:Silene armeria
別名:ハエトリナデシコ(蠅取撫子)
原産地:ヨ-ロッパ
花の直径1cm、草丈は50~60cmほど。花色は、この赤紫の他に白っぽい種類もある。

(2006年5月24日撮影)


ひっそりと~ドクダミ、南天、大紫露草、常磐露草

2006-07-04 | デジカメ-花、植物
今回は、庭のあちらこちらでひっそりと咲いていた花を4種ほど。


まず、時計草に埋もれるようにして咲いていた「ドクダミ」。


雑草扱いされる事が多いが、白い花は割ときれいだと思うし、葉や地下茎に様々な薬効があり漢方薬としても役に立つ。


家ではおなかを壊した時に「じゅうやく」という苦いお茶を飲まされていたが、それがドクダミだったと知ったのは最近の事だ。漢字で書くと「十薬」。たくさんの効能があるという事だろうか。

●ドクダミ ドクダミ科
学名:Houttuynia cordata
別名:ジュウヤク(十薬)
昔から民間薬として用いられ「十薬」とも呼ばれる。白い花びらのように見えるのは総苞で、中央の薄い黄色の突起が本当の花である。ドクダミの語源は「毒痛み」あるいは「毒ため」と言われるが、いくつか説があるようだ。

(2006年6月6日~6月11日撮影)





サクランボの木の根本で咲いていた「ナンテン(南天)」の花。ナンテンは家には無いと思ってたけど、あったんだな。実が赤いので、万両と勘違いしていたのかもしれない。


1つ1つの花の直径は1cmないぐらい。アップで見るより少し離れて全体を見た方が良いかも。

●ナンテン(南天) メギ科
学名:Nandina domestica
ナンテンは不浄を清めるということで、お手洗いの外に植えたりするようだ。料理の飾りに葉を添えるのも食あたり防止、長寿祈願の意味があるとの事。

(2006年6月18日~6月20日撮影)




キンカンの木の根元あたりの「オオムラサキツユクサ(大紫露草)」。去年は秋頃に撮った気がするが、そんなに長く咲く花だったかな?

●オオムラサキツユクサ(大紫露草) ツユクサ科
学名:Tradescantia virginiana
似たものにムラサキツユクサ(紫露草)があるが、それよりも大柄で葉も広い。

(2006年5月15日撮影)




これもツユクサの仲間の「トキワツユクサ(常磐露草)」。葉っぱがとても大きくて、花がより小さく感じる。斑入りのものもあり、そっちの方が多く出回ってるようだ。

●トキワツユクサ(常磐露草) ツユクサ科
学名:Tradescantia fluminensis
原産地:南アメリカ

(2006年6月3日撮影)



華やかで見映えが良く目立つ花もあれば、これらのようにあまり目立たない地味な花もある。でも、だからと言ってどちらが優れているとか価値があるという事でもない。それぞれの役割を全うしている、ただそれだけだ。

花たちの生き方を見習いたいと思う今日この頃。彼らは、皆等しく輝いている。


まとめて色々な花3~赤、オレンジなど

2006-07-03 | デジカメ-花、植物
今回は5種類の、赤からオレンジにかけての花を。前回のピンクに入れた方が良かったのもあるけど、まあ、暖色系という事で。


これは「ベゴニア」の蕾・・と言うか開く前の様子。きれいなハート型をしている。


ちょっと見にくいが、1つの茎からいくつもの房がぶら下がり、下を向いて咲く。ベゴニアは種類が多くてよく分からないのだけど、これはたぶん木立ちベゴニアの一種だろう。なお、大まかな分類は下記の通り。

エラチオール・ベゴニア(学名:Begonia×hiemalis)
四季咲きベゴニア(学名:Begonia Semparflorens-Cultorum Hybrids.)
冬咲きベゴニア(学名:Begonia×cheimantha)
球根ベゴニア(学名:Begonia Tuberhybrida Hybrids.)
木立ちベゴニア(多数の種を含む)

(2006年6月1日~6月6日撮影)




見た通りの「ストロベリー・キャンドル」。イチゴのキャンドルとは洒落てるね~。

●ストロベリー・キャンドル マメ科
学名:Trifolium incarnatum
英名:crimson clover
別名:ベニバナツメクサ(紅花詰草)
原産地:ヨーロッパ
名前の由来は、花がイチゴのような形でろうそくをともしたように咲くから。同じクローバーの仲間の「アカツメクサ(赤詰草)」や、以前に載せた「キバナセンニチコウ(黄花千日紅)」にも少し似ている。

(2006年5月3日撮影)




「ケイトウ(鶏頭)」は、花が文字通りニワトリのトサカのようなので付いた名前だが、このように少し変わった品種もある。たぶん「フサゲイトウ(房鶏頭)」か「ウモウゲイトウ(羽毛鶏頭)」だと思うが、赤、オレンジ、ピンクと、とてもカラフルだ。

●ケイトウ(鶏頭) ヒユ科
学名:Celosia cristata
英名:cocks-comb
別名:鶏冠花、韓藍
原産地:熱帯アジア
学名の「Celosia」は、ギリシャ語の「keleos(燃やした)」から。
トサカケイトウ(鶏冠鶏頭)、クルメゲイトウ(久留米鶏頭)、ヤリゲイトウ(槍鶏頭)、フサゲイトウ(房鶏頭)、ウモウゲイトウ(羽毛鶏頭)など、いくつか種類がある。

(2006年5月29日撮影)




「トレニア」。大きさや色がビオラに似ているからか、ナツスミレの別名もある。暑さに強く丈夫な花で、花色も青紫、薄い青、ピンク、赤、黄、白と多彩。

●トレニア(トレニア・フルニエリ) ゴマノハグサ科
学名:Torenia fournieri
別名:ハナウリクサ(花瓜草)、ナツスミレ(夏菫)、パンダスミレ
原産地:インドシナ

(2006年6月11日撮影)




最後は、ついこないだ咲き始めた「カンナ」。他に黄色もあったはずだが、今の所この赤い種類だけが咲いている。(ちなみに、手前の葉は柿の葉っぱ。柿の実もだいぶ大きくなってきた。)


このカンナが咲き出すと、そろそろ夏だという感じがする。しかし、青空が似合うな~。

●カンナ カンナ科
学名:Canna generalis
別名:ハナカンナ(花かんな)
花の色は、赤、オレンジ、黄色、白など。

(2006年6月27日~7月2日撮影)


まとめて色々な花2~ピンク系

2006-07-02 | デジカメ-花、植物
今回は、ピンク、赤紫系統の花をいくつかまとめて。


5月初め頃、たくさん蕾をつけた「シャクヤク(芍薬)」。花が満開になるのを楽しみに待っていたのだが・・。


残念ながら、長雨のせいか病気のせいか、開きかけの状態ですべて朽ちてしまっていた。開花した花を撮れたのは、蕾の内に生け花にしていたこの枝だけだ。来年は元気に咲いてくれると良いのだが・・。

●シャクヤク(芍薬) ボタン科
学名:Paeonia lactiflora
英名:Chinese peony
原産地:中国北部、朝鮮北部、シベリア
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と言われる。これは、シャクヤクは枝分かれせずにまっすぐに立ち、ボタンは枝分かれしやすく横に張る事からの形容らしい。
ボタンに似ているけど、ボタンは樹木で、シャクヤクは草に分類される。また、ボタンが咲き終わる頃にシャクヤクは咲き始める。冬の間は地上部が枯れるのも特徴。

(2006年5月9日~5月27日撮影)




名前不明の小さな花。スズランとかスノーフレークに似ているが、よく分からない。一株だけ、ひっそりと咲いていた。

(2006年5月5日撮影)




「バラ」。バラの花は世話が大変なので、あまり植えていない。このピンクの他に、赤、黄など数株程度だ。

●バラ(薔薇) バラ科
学名:Rosa
英名:Rose

(2006年6月12日撮影)




「アスチルベ」。今年植えたばかりで家には2本しかないけど、群生してるときれいだろうな。アスチルベとはギリシア語で「輝いていない」という意味だそうだが、けっこう輝いている。

●アスチルベ ユキノシタ科
学名:Astilbe(ユキノシタ科アスチルベ属)
別名:ショウマ(升麻)、アワモリソウ(泡盛草)、アケボノショウマ(曙升麻)

(2006年6月14日撮影)




「ストレプトカーパス」。ラテン語で「ねじれた果実」という意味で、花の後に出来る実が“らせん”状にねじれる事に由来している。また、別名の「牛の舌」は、葉っぱの形から。しかし、別名共々変わった名前だな。

●ストレプトカーパス イワタバコ科
学名 Streptocarpus ×hybridus
英名:Streptocarpus、Cape primrose
別名:ケーププリムローズ、牛の舌
原産地:南アフリカ
花は筒状で先端が5つに分かれ、色は赤、ピンク、紫、青、白などの他に複色系もあり多彩。暑さ、寒さに弱くて栽培しにくいようだ。

(2006年5月30日撮影)




最後は、去年からある小さな「スイレン(睡蓮)」。去年は赤い洗面器に入れていて、数ヶ月前に少し大きな鉢に引越しした。


で、今年やっと1つだけ花が開いたのだけど、1日しか咲いてなくてすぐに閉じ、それ以来開かなかった。これも長雨の影響なのかな・・。1日花って事は無いと思うんだけど。

●スイレン(睡蓮) スイレン科
学名:Nymphaea(スイレン科スイレン属)
英名:Water lily
和名:ヒツジグサ(未草)
蓮(ハス)に似ているが、蓮は葉や花が水面から立ち上がるのに対し、睡蓮は葉も花も水面に浮かんだままだ。また、蓮の葉には撥水性があるためコロコロした水玉になるが、睡蓮には撥水性がない。
なお、エジプトでは「ナイルの花嫁」と呼ばれ、国花になっている。

(2006年6月8日撮影)