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採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

箱作り2013

2013-03-06 | +紙工作

干し柿や干し芋、チョコがけなど、沢山作ると、おすそ分け用に箱も必要です。
丁度いい大きさの箱を探すのは大変なので、自分で作ることにしています。
紙は、数年前に買ったものがまだあるのでそれを使っています。

箱の話は、記事にしても殆ど誰の役にも立たない気がするけれど、自分用の備忘録として・・・。
 

干し柿・干し芋用箱

箱作りでまず億劫なのが、設計図の解読。
(いや、自分で書いたんですけどね)
ぐしゃぐしゃの手書きなので、じっと見て、しばらく考えなくてはなりません。 

干し柿・干し芋用箱

設計図がどうも信用ならないので、実物大型紙を作っておくことにしました。
毎年、コレを型紙にしようかなと思いつつ、その用紙も箱として動員してしまっていましたが、今年こそ。
数値やメモを書き込んでしまえば、もう動員されないはず。

干し柿・干し芋用箱

しかし、書き込んだメモがやっぱり後から読むと意味不明・・・。
ああ、もう・・・。 

干し柿・干し芋用箱

基本的には右側のようにフタとミの高さが同じ、全かぶせタイプを作ることが多いです。
小さめの箱は、左のように半かぶせタイプにしたりもします(フタの紙どりの問題で)。 

干し柿・干し芋用箱

干し芋、干し柿用のフタはホチキス留め。

今後の課題:このフタにも何か模様をつけるといいかな?

干し柿・干し芋用箱

今年導入の道具。

段ボールを折り返すときは、こういう風に2本線をつけます。
これまでは定規をずらして2回鉄筆で線をつけていましたが・・・ 

干し柿・干し芋用箱

ピンセットに楊枝をかませてガムテで留め、平行線用鉄筆に加工(?)。
定規を1回あてれば、2本線がひけます。 

チョコ用箱

チョコレート用箱。
フタの模様は例えばこんな感じ。
概ね去年と同じです。
どれが好きですか? 

チョコ用箱

ピンクの紙が、色が濃すぎてどうも模様印刷に向かないので、毎年色々試しています。
左2つは今年の新柄。
ピンクより濃い色を使っている柄だと割といいかも。
どうでしょう?
(メモ:全面べた塗り印刷をすると紙が少し縮むので、ミの方をやや小さめにすること) 

チョコ用箱

チョコの箱の場合は、ミとフタが出来ただけではまだ道半ば。その他のパーツの数が多いです。

左はピールとポン菓子共通。
右は、ポン菓子の底に敷く用。 

チョコ用箱

ピール用のしきり。
厚みのある強力両面テープをつかって、オーブンペーパーを接着し、仕切りとしています。 
オーブンペーパーは、テープ類が大変くっつきにくいのでいつも難儀します。 

チョコ用箱

後半、ふと思い立ってこういうのも試してみました。
ピンクの厚紙にひだを寄せ、両面テープで留めます。
で、別途オーブンペーパーをこれに合わせて折り目をつけ、乗せます。 

チョコ用箱

箱にセッティングするとこんな感じ。
ピンクの厚紙とオーブンペーパーは特に接着していませんが、上にチョコを乗せると安定するのではないかと思っています。 

でも、この方法はパーツがひとつ増えてしまいます。
両面テープ方式の方が作業的には楽かも。
皆さんはどちらがいいと思いますか? 

チョコ用箱

仕切りが簡単に作れるかも?と市販のチョコの箱でよく見かける、ツルツル・フカフカした紙を探してみました。
「クッションペーパー」というものだそうです。
大抵は業者向けですが、個人でも買えるメーカーをみつけました。
でも、ロットが多く断念。
まあこの紙でなければいけないというものでもないし・・・。 

 


■参考情報
(1)猫と和風のWeb素材屋さん「林檎屋小間物店
今年も使わせて頂きました。 
印刷用には、背景が白(透明)のものが向くのですが、それ以外のタイプでも好みの素材が沢山あります。

(2)箱作り2012
チョコ用仕切りを、両面テープ方式にしてみました。

(3)箱作り2011
(2010年はチョコや箱作り、しなかったのかな?)
昨年は、今年と同様の材料で箱作りをしました。 
「身」の方を薄手段ボール、「フタ」をかなり厚い紙にしてみました。
ラシャ紙よりも格段に堅牢でいい箱になりました。
チョコの仕切りは、帯状の紙をZ状に折って、枠に貼り付ける方法。

(4)箱作り2009
この年、初めて箱作りに挑戦しました。
この年は、手に入りやすいラシャ紙(余り厚くない)を使ったものでした。 
この時のフタの模様は自家製(簡単な幾何学模様)。これはこれで好きだったなあ・・・。 

コメント (6)
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陶器のまち、笠間

2013-03-05 | +国内

フィンランドの陶磁器メーカー、アラビアの展覧会が笠間でやっているということなので、行ってみることにしました。
国立科学博物館のチョコレート展は結局行けず仕舞いだったので、せめてこちらだけでも、と元気をふりしぼりました。
 

笠間

場所は茨城県陶芸美術館。
陶芸のまち笠間(茨城県)にあります。
同じく陶芸のまち益子(栃木県)には何度も行ったことがありますが、笠間は初めて。

ダンナサマに運転してもらったせいもあるかもしれませんが、結構近いです。  

笠間

今でもデパートで見かけるデザインが、歴史を追って色々見られました。
意外だったのはこちら。蛍手のもの。
こんなものもアラビアで作っていたとは。
中国の磁器を真似て、1942~1974年に作られていたのだそうです。「ライス・ポーセリン」というシリーズ名。
中国の技法だけれどデザインはどことなく北欧風です。
調べてみると、日本でもビンテージ品が買えるところもあるようですが、ひとつ数万円はするようです(値段まで見たってことは、ちょっと欲しかったのね?ええまあその・・)。

笠間

アラビアで最も重要なデザイナーの一人、カイ・フランク。
用途ごとにそれぞれ複雑な形状の食器が必要な従来のテーブルウェアに意義を唱えました。
「ディナーセットをぶっ壊せ」というスローガンを掲げ、マルチユース、積み重ね易さなどの機能を追求して発表されたのが「キルタ」シリーズ。
6人分の食器が、綺麗にスタッキングできる雑誌広告が展示してありました。
(僧侶の使う入れ子状の器、応量器に通じるところがあるようにも思います)

笠間


電子レンジ対応など、いくつか改良点を加えたキルタの後継シリーズがこのティーマ。
今でも製作されているようです。

素敵にしよう、とするとつい、何か付け足したくなってしまうところですが、カイ・フランクはアレもコレも取り去って、シンプルさを追求したところがすごいです。(不安になるほどにシンプル) 

笠間 カイ・フランク氏は日本にも来たことがあるようです。
北大路魯山人など有名陶芸家の作品を見ていったとか。
白山陶器の醤油さし(森正洋デザイン)を高く評価したそうです。
なるほど、カイ・フランクデザインに通じるものがあります。

(画像は白山陶器からの借り物です)

笠間

こちらは、カップから取っ手を取り去って、リング状の突起にしてしまえば、スタッキングも容易だし、場合によっては別の用途にも使えるし・・・という発想です。
40年ほど前のデザインですが、モノトーンのヒース柄はシックで、今でもどこかで売っていそうな感じ。

笠間


一方、ほぼ同じ時期、1965-1975年製作なのに、この「ポモナ」シリーズは何だか懐かしい「昭和」な感じ。
この時代、こういう流行があったのでしょうか。類似のデザインが、鍋やらガラス器やら沢山あったような気がします。

笠間



アラビアといえば、というもののひとつ。「ヴァレンシア」シリーズ。
スペインの陶磁器を参考に作られたハンドペイントのものだとか。(つまり高級シリーズ)
1960~2002年というロングセラーでしたが、現在はもう作られていないようです。 


笠間

アラビアには芸術家部門があって、いわゆる陶芸作家を数人雇っていたとか。
これはその中の1人、ビルガー・カイピアネンによる作品。
(いわゆる手作りの1点もの、というものだと思う)

作家は、基本的には自分の作品を追求していたようですが、人によっては大量生産部門のデザインを手がけることもあったとか。

笠間

それがこちら。
アラビアといえば、という程馴染みがある「パラディッシ」(天国という意味)シリーズ。上と同じビルガー・カイピアネンによるデザイン。
ハンドペイントの工程があり、アラビアでも最高級クラスのシリーズだったそうです。
1969年から1973年という比較的短期間で一旦生産が終わっていたようですが、2000年からリバイバルしています(ミュージアムショップにもあった)。 


どこの陶磁器メーカーもそうなのかもしれませんが、電子レンジや食洗機の普及に伴い、洗いやすい形や堅牢で色の変わりにくい釉薬などの研究も進められていたそうです。

工業デザインという制約の中、機能と美とを追求していたプロ集団の作品は、「作家もの」とは全く別のベクトルです。
大衆のため、用の美を追究していたカイ・フランクの時代、一つの頂点に達していたのかもと思いました。
常設展で笠間の作家さんの、これはこれで美麗な作品を見たので尚更印象深かったです。


展示品の数はさほど多くありませんが、興味深い展覧会でした。
現物だけでなく、カタログの拡大コピーをタイプ別に年表に貼り付けて並べるなど、もっと二次資料も使って色々展示すればいいのにな、と思いました。
アラビア以前/以外のフィンランドデザインの流れみたいなものも知りたかったな・・。 
テキスタイルメーカーのマリメッコの展覧会もどこかでやらないかしらん・・・。 



さて、お楽しみのミュージアムショップ。
最近は、企画展の内容に合わせた業者が出店していることも多いですよね。
(チョコレート展だったらチョコレートが売っていたりなど)

アラビアの陶磁器がいっぱい並んじゃっているのかしら☆と思ったら、それほどでもなくて・・・。 

笠間 (パラディッシなど)新品いくつかのほか、北欧デザインのビンテージ品がいくつかありました。
このポットには見覚えが・・・。

業務連絡:お母さんへ
うちにあるあのポット、結構なお宝かもしれませんよ~。




笠間

 



アラビア以外の陶芸作品も置いてあります。
このうさぎ、可愛い・・。

笠間

冬眠中のヤマネさんたち。
(ダンナサマに撮っておいてと言われた) 

笠間

真ん中の、スヤスヤ寝ているフクロウの子がダンナサマのお気に入り。

 
美術館を出ると、別館でコーヒーやソフトクリームが売っているようです。
折角だからちょっと休憩しようかと立ち寄ったら、 中はかなり大規模な売店!
おおう! 単なるコーヒーショップではなかったのね!
(「笠間工芸の丘 KASAMAクラフトヒルズ」という施設だったようです) 

笠間

夏みかんピール。
左はなんと、粉唐辛子がまぶしてあります。
どんな味なんだろう。 

笠間

ヘタ付近をスライスした、夏みかんピール。
緑のものは、何かで色をつけてあるのだろうか?
(原料表示は見そびれました) 

笠間

食品だけでなく、陶芸作品、食器類も大量に置いてありました。

このうさぎも可愛い・・・。

笠間

あんまり可愛いのでもう1枚。

笠間

ここで一番印象深かったのはこの変なお魚かな。
直径50cmくらいあり、周囲は裏側に反り返って高くなっており、鉢を裏返しにしたような形状です。

「廣田芳樹 盤皿 とと 23100円」 
使うものなのかな?それとも飾るためだけのものかな?
どこに飾るかはともかく、欲しくなってしまいました。 


お豆腐屋さんと産直で買い物をして、高速に乗って帰りました。

ダンナサマへ:
また行きましょうね。
笠間稲荷とか、本命の観光スポットがまだですし。 いなり寿司も名物みたいです。


■参考情報
アラビア窯の有名デザイナーの解説 (日本語) 

アラビアシリーズ名一覧

コメント (6)
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ドライアプリコット風干し梅(梅酒の梅の利用法)

2013-03-04 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

青梅を漬け込んだ梅酒の梅は、これまで色々なジャムにしてきましたが、モスグリーンの地味な色合いが他の全てのフルーツを凌駕してしまい、見かけは残念な感じになってばかりでした。

梅とパイナップルジャム
 モスグリーンに黄色のブチ模様で、とてもジャムには見えない色に・・・。
パイナップルとブラックベリーピュレと梅酒の梅ジャム
 ブラックベリーで色づけしたため、割と色がよかった方。
梅ペースト入りグリーントマトチャツネ
 グリーントマトも煮るとモスグリーン系で、地味仲間。でもチャツネの場合は色がくすんでいてもまあ許せる・・・かな。
ノビルピクルスとキウイと梅酒の梅のチャツネ
  ノビルピクルスを圧力鍋で煮たせいか随分黒いチャツネになりました。梅ペーストはチャツネと合わせると美味しいと思います。

梅酒の梅、味はいいんだけどな・・・。
(エキスが出たカス、ではなくて、梅酒の味が再び染みこんでいるので)

裏漉ししたものをフルーツケーキやチョコレートケーキに混ぜ込んだりしましたが、なかなか消費出来るものではありません。
なのでずっと梅酒に漬かりっぱなし・・。


ふと思い立って、種を外して干してみることにしました。
 

梅酒の梅利用法

4等分に切り目を入れて、種から外していきます。
左手には手袋をしたのだけれど、包丁を持った素手の右手でも時々触るため、アルコールが皮膚から吸収されて、つまみ食いもしていないのに、くら~っと酔っぱらってきます。

これに少しお砂糖をまぶして干します。 
(水分を出やすくするためと、このままでは甘さが足りないため) 

梅酒の梅利用法

3月2日(土)、朝から干し始め。
干し芋やピール類が干し終わって以来、久々の干しものです。

梅酒の梅利用法

そしたら!
二度寝している私を、「Fujikaちゃん、Fujikaちゃん!」とダンナサマが起こします。
 

梅酒の梅利用法

網をかいくぐって、ヒヨが!!
キーキー鳴いたので、ダンナサマも寝ていたけれど、起きてみたのだそうです。

梅酒の梅利用法

この梅は、色も茶色だし大して美味しそうに見えないように思いますが、アルコール分もあるし、いい匂いがするのかな?

ヒヨが落としていったフンを見ると、モスグリーンでモロモロして、普段は草っぽいものを食べている模様(ブロッコリーの葉っぱとか、好きみたいです)。
甘酸っぱい梅は数ヶ月ぶりの御馳走なんだろうな。
でも、悪いけど、あげません。 
このエサ場のことは忘れてくれたまえ。 

梅酒の梅利用法

朝に1羽入ってきて、昼頃にももう一度入ってきました。
これは昼に来たヒヨ(ダンナサマ撮影)。
このヒトは、キーとも鳴かずひっそり侵入。
敵も然る者。 戦略が向上しておるようじゃ。
よく見張っておかねば。

梅酒の梅利用法

この日は晴れて強風が吹き荒れて、ものがよく乾く日でした。
一日干しただけで、こんなにちんちくりんに。

食べて見ると、ドライプルーンと干しあんずの中間のような甘酸っぱさ。
ドライフルーツとして食べても美味しいです(少し酔っぱらうかもなので大人用だな)。
レーズンなどと同様にフルーツケーキに焼き込んでもよさそうです。
 

 
割といい感じに出来たので、翌日、梅酒2瓶分、追加で干し中。
そしたら、 天気が悪くなってしまって、なかなか乾きません・・・。
 

コメント (2)
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