採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ランチ・デート

2007-08-15 | ■外食
昨日の記事のくり豆煮の写真アップしました)

お盆休みのこの時期、ダンナサマの仕事はいつもよりゆとりがあるようです。そして職場近くの食堂も閉まっているとか。
そのせいか、ランチご一緒どうお?とお誘いがありました。

さてどこにしよう?

普段滅多に外食しないとお店のレパートリーがなくて困ります。
このあたりは田舎とはいえ研究すればそれなりにお店があるはずなのだけれど。
都会だと、歩きながらここのお店は素敵だわ、いつか行ってみなくては、等と目星を付けたりするのでしょうけれど、田舎住まいで車生活になってからは車道しか目に入らず、お店がどこにあるのかさっぱり分かりません。

・くるくる寿司
・カレー屋A
・カレー屋B
・カレー屋C
・スターバックス(東京ではくるりと360度見渡すと2件くらい目に入ってくるでしょうけれど、ここらでは数年前にようやく2件目が出来たばかり)でコーヒーとサンドイッチ

これ位しか思いつきません。
イタリアンレストランでパスタという手もあるけれど、パスタって原価はものすごく安いし、自分でも結構おいしいものが作れるのでお金を払うのは勿体ないですよね。

悩んだ末通りがかったカフェに急遽決定。新規開拓だ!
ランチが1000円くらいするけれど、まあいいや。(くるくる寿司だと二人で1500円くらいなんだけれど)

入ってみるとほかのお客さんの食べているものが結構おいしそう。嬉しいぞ。
注文したのは、ハンバーガーとベーグルサンド(鶏胸肉のグリルハラペーニョ添え)。
こういった類のものを食べるのはとっても久しぶり!
私はハンバーグにはさほど興味はないけれど、ハンバーガーは結構好き。街角においしそうなハンバーガーのポスターがあるとつい近づいて見とれてしまうほど。でも大手チェーンのものは絶対がっかりするので買わないことにしています。

運ばれて来ました!




2007/8/13 ハンバーガー(私)とベーグルサンド(ダンナサマ)

写真ではそれほどではないけれど、ボリュームたっぷり!
すごーい。
ハンバーガーは挽肉のパテ以外に、生トマト、薄切りタマネギ、レタス、ケチャップ、マスタード、マヨネーズが挟まっています。パンは少しだけバターを塗ってからトーストしてある模様。

ベーグルサンドには、鶏胸肉のソテー、ハラペーニョピクルス、レタス、ケチャップなどが。
どちらにもフライドポテトとヨーグルトがついています。あと飲み物も。

レタスが大きくてぼろぼろこぼれるけれど、ぎゅうとパンで挟みつけてかぶりつきました。ハンバーガーのおいしさは、やはりふんわりしたパンとひき肉、ケチャップの酸味、マスタードのぴりり、レタスのぱりぱりが一体となったところにありますよね。

一方ベーグルサンドは、ベーグルが大きくしかもみっちりしてつぶせない上に鶏肉がころんとしているので挟んでかぶりつくのはちょっと無理。ダンナサマはお上品にナイフとフォークで食べていました。
私もつまみ食いさせてもらいましたが、ハラペーニョがとってもおいしい。辛すぎず、ピクルスとしておつまみで食べられる位です(今度買おう)。

ポテトも揚げたてでサクサクしていてよかったです。ここのところ食べたいなーと思っていただけになおさら。
デザートのヨーグルトにはメープルシロップかコーヒーシロップで味付けしてあるようだったのだけれど、どちらか判定できませんでした。

ランチに1000円もかけていいのかしら、と思ったけれどお腹一杯で大満足でした。
(ユーロに換算すると5.9ユーロ。あら安いわ。これから高い買い物をしたときにはユーロに換算して自分を誤魔化すことにしようかな)

いま家にはおいしいケチャップがあるので、自分でも作ろうかな~。


平日の昼、ダンナサマとデートするのもいいものですね。うふふ。

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豆を蒸してみた

2007-08-14 | +ふたりの日

梅雨をすっかり越してしまった我が家のお豆さんたち。
冷蔵庫には優先客が多く(ビール、日本酒、きのこオイル漬け、びわコンポートなど)熱波の押し寄せる戸棚にしまわれています。
なんとかしなくては!

豆カレーなんかもいいなーと思うので水煮して冷凍しておこうかな?
でも何種類もコトコト煮るのはなんだか暑苦しい・・・。

ふと思いついて圧力鍋を使ってみることにしました。
普通に煮ると吹きこぼれて蒸気穴をふさぐおそれがあるらしいし、もし煮すぎた場合、水と混合されて大量の豆ピュレができてしまいます。なので蒸してみよう!
ピュレになるおそれは少ないはず。

「豆、圧力鍋」などのキーワードで検索すれば簡単に分かるのだろうけれど冒険心旺盛(向こう見ず)な私は何も見ずに挑戦だ。

■■いんげん豆類の下ゆで(圧力鍋使用)実験(2007/8/12)
1)豆はざっと洗ってお湯を注ぎ、放置(水に浸けるより時間短縮になるかと思って)。
2)(一晩経過)ほとんど戻った(しわがない)状態で一度アク取りのためゆでこぼす。
ゆでこぼしが終わった段階でしわは完全にのびていました。
3)圧力鍋に水を入れ、小さいザルを逆さまにして台にし、豆を入れたざるを水に浸からないように置く。
4)ふたをして加熱。沸騰後数分加熱して火を止め、フタが簡単に開くまで放置。
  沸騰後7分:やぶれました。圧力鍋でご飯を炊く時間が7分だからやってみたけど失敗だ。
        この豆はコロッケにするかな。
  沸騰後2分:1,2個破れるのもある。固さはOK。成功だ~。
5)フタを開けた瞬間豆が一気に乾燥するのでこのとき破れやすい。そこでフタを開けると同時に水またはぬるま湯をざばざばかける。
(このまま甘い煮豆などに味付け)する場合
6)浸る程度の水にまだ熱い豆を投入し、豆の状態に応じていつもの固さまで水で煮て、お砂糖などで味付け。
(冷凍する場合)
6)豆の表面があまり乾燥しないようにして冷ます。完全に冷めたらビニールに入れて冷凍庫へ。


コトコト煮るのも好きだけれど、これの特徴(良い点)は結構あると思う。
・短時間で煮上がるので部屋が暑くなりにくい。
・火にかけている時間が非常に短いので、うっかり焦がすことがない。
・水分少なめに仕上がるので、解凍後崩れにくいのでは?(期待)
・古い豆だと皮や中の方などどこかが固い、ということがありがちだが、今回はそういうことはなかった。
・少量でも火加減に特に気を付ける必要がない。量に関係なく作れるのはとても便利。
・煮上がりがややもっちり仕上がる。圧力鍋でご飯を炊くとまるでもち米みたいになるけれど、いんげん豆類の場合も少しその傾向があるかも。さらっと煮上げたい小豆や、粘りのないサラリとした食感が持ち味のライマビーンなどには向くかどうか・・・。

ところで、短時間で少量煮ることが出来る、ということは、あらかじめ煮て冷凍しておく必要すらない、という考え方もできるかも。でも、圧力鍋が冷めるまでの放置の時間はそこそこかかるし、冷凍庫にすぐ使える状態であるのに越したことはないですよね。



北海道で買ってきたくり豆を蒸した直後、一部甘煮にしてみました(大半は冷凍してしまいました)。生のときは真っ黒なのだけれど(こちらの写真の中段一番左です)、水で戻すと青インク色の色素が溶け出し、煮上がるとやや薄い紫色です。


2007/8/12 くり豆甘煮

見た目は黒大豆の煮豆にそっくり。
一晩冷蔵庫で味をなじませると、なんと味わいが栗の渋皮煮にそっくり。「くり」豆という名前は付いているものの特に何も期待していなかったのでびっくりでした。

表面の皮がつるっとして、中はほくほく・わずかにねっとりもっちり。
何故かチョコレートのような風味が。
お豆の皮のポリフェノールかしら?それとも単に茶色いお砂糖をつかったから?
ブランデーやワインにあう、とってもおいしい煮豆でした。
バニラを入れて煮たら本当に栗みたいでは?
(私の拾った栗は豆みたいな大きさだし・・・)

この豆が渋皮煮に似ているとすると、わざわざ栗を拾わなくてもこの豆を買えばよいのでは、と一瞬思いましたが、栗は拾うからタダなのでした。あ。でも豆なら皮をむかなくてもよいわ。などなど心は千々に乱れるのでした。
(でもきっと栗、拾うと思う)


追記:
この豆は、欧米でブラックビーンと呼ばれているものではないかと思います。
black bean で画像検索すると、黒くて白いヘソの豆が沢山出てきます。 
お菓子にもするみたい。 

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2007/8/8 水茄子が来た日

2007-08-09 | +お客さんの日
このブログに時々登場する日本酒好きのイ○○君(ペルージャに一緒に行った人)は最近近所に引っ越してきたのです。単身赴任で可哀想と思ったのかどうか、奥さんが水茄子を送ってきてくれたそう。そしてなんとうちに一部をプレゼントして下さるのですって☆
では一緒にお酒を飲みながら本ものの泉州水茄子を頂きましょう、ということで晩ごはんを用意することにしました。といっても我が家にある食材でなんとかしましょう。

日本酒にあうものって何かしら?
サラミやオリーブ、チーズではないような・・・(私自身はどんなつまみとどんな酒でもOKなんですけどね)。

●お通し。あれ?突き出し?

  
お酒のつまみセットです。左からaiwhasさんに以前頂いた手作り梅干し、有明海名産のタイラギ貝貝柱の粕漬け、イカ黒作り。

彼の郷里は富山なので黒作りなつかしそうでした。

●トマトとプルーンサラダ

  

切っただけ。いやお好みでオリーブオイルとバルサミコをかけたのです。
この2つはダンナサマが出張帰り、長野の直売所「あさつゆ」で買ってきてくれたものです。トマトが大変においしかった。

●本日のメイン、水茄子浅漬け

  

ヘタに切り込みを入れてあとは手で裂くのがおいしいのですよ。
皮が薄くてみずみずしくて大変おいしかったです。ヘタまで食べてしまえます。
イ○○さま、ご馳走さまでした~。

●これは何だと思いますか?
 (黄色っぽい麺がラーメンに見えないこともありませんが)
 そうめんかぼちゃの冷たい出汁仕立て です。

作り方メモ:そうめんカボチャを輪切りにする。蒸し器で十分柔らかくなるまで蒸し、水にとってそうめん状の部分をほぐす。さっとすすいで冷たいそうめんつゆをかけみょうがなど薬味をそえて

実はダンナサマが神岡の直売所で何だか知らずに買ってきたもの。
私もどうやって使うか知らないのにえらく大きくて悩みました。でもこの日せっかくなので解体。話題にもなるしね。料理法は急いでクックパッドで調べました。
調味前に食べてみると、水っぽいかぼちゃのようなほのかな甘みを感じて、歯ごたえがあるさっぱりしたもの。子供の頃母が一度挑戦して「まっずーい」と思って以来の試食だったのですが別にまずくない味でした。だしやドレッシング次第でどうにでもなる味です。


  

こんな風にとりわけて。
梅の酸味があっさりしたそうめんかぼちゃとだしの味にぴったりでした。
aiwhasさん、おいしい本物の梅干しをありがとうございました!

●蒸かし小いも

  

母が畑で作ったものです。一口サイズを集めてみました(母の名誉のためにいいうと大きいおいももとれたのですよ)。
でも小さい方がぱくっとかみつき易いし、食べる分量も調節しやすいですから私は小粒が結構好き。

●丸茄子の焼き茄子

  

これもダンナサマが長野の直売所で買ってきてくれたもの。両手で包むほどの大きさのものが3個で100円!京野菜だったら1個500円くらいすると思うけど、おいしさは負けないと思うな~。
緻密でとろりとしています。
生姜醤油またはオリーブオイルなどをお好みでつけてみました。

●塩鯖のカレー粉まぶし焼き

  

中央にあるのはそうめんかぼちゃの素麺状にならなかった部分(皮に近いところ)をこそげて潰し、電子レンジで念入りに水分をとばしたもの。
なんとなんと、これが、ウィーンで食べたターニップ(と思われるもの)とそっくりな味!カブとかぼちゃが似ているとは。水分を飛ばすとほっくりした風味も出てきて、ほんのりした甘みが凝縮しておいしいのです。これはうれしい発見でした。


●(写真にはありませんが)ゆかりごはん少々

●この日の日本酒

  

イ○○氏御提供。
私は筋肉痛(一昨日のプールのせい!?)であまり飲めませんでした。


なんだか「素材の味を生かした」お料理(料理と呼べればだけど)だわ。
でも夏は凝ったものは胃にも重かったりしますよね。うんうん。
トマトや茄子やそうめんかぼちゃ、じゃがいもなどおいしい素材があってよかったです。
イ○○さま、aiwhasさん、ダンナサマ、母上様、ごちそうさまでした。
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2007イタリア:静寂のヴェネツィア

2007-08-08 | +海外


2007/7/2 「嘆きの橋」から見た大混雑の橋


ヴェネツィアは単位面積当たりの観光客数だと世界でトップクラスなのではないでしょうか?どこに行っても人・人・人。お正月の明治神宮とまでは行かないけれど、アメ横程度には混雑しています。7月初旬というヴァカンスシーズンだったせいでしょうか。閑散とした時期ってあるのかしらん?

よく観光ガイドブックに、危険なので街中で地図を広げたりなど観光客然とした行動をとらないように、なんて書いてありますが、この町では行き交う人の90%以上が観光客ではないかと思えるほど。露出度の高い軽装で(欧米人は日焼けする方を好みますからね)、小さめのバッグとガイドブックを持って、きょろきょろしながらゆっくり歩いています。
この環境でもしスリにあったら悔しいぜ、と思うほど。見渡す限りの群集のなかで私が一番マヌケに見える、ということですものね。

このような大混雑かつハイテンションな環境の中、文化財や美術品を鑑賞するのは少々困難です。
ある本にまさに私が感じたのようなことが書いてありました。
・・・問題点は、この街では競争者があまりにも多すぎるということだ。私は孤独でありたいのであり、独創的でありたいのであり、少なくとも自分自身に対して、毎日さまざまな発見をなしつつあるのだという、そういう思いがしたいのだ。今日のヴェニスは巨大な博物館であり、そこでは小さな回転ドアが絶えず回転を続け、きいきい音を立てていて、われわれはその施設の中を、一群の観光客とともに行進する。そこには発見や描写のための余地は皆無であり、独創的な態度を持することも、ほとんど絶望的であると言っていい。・・・
   『郷愁のイタリア』(ヘンリー・ジェイムズ著、図書出版社)

これは「アメリカ文学界の巨人」(訳者あとがきによると)ヘンリー・ジェイムズが1869-1908年のイタリア(ヴェネツィア)訪問をつづった旅行記にある文章です。そうそう、そうなのよ、と共感したけれどこれが100年も前に書かれたことにびっくり。100年前からヴェネツィアは大変な観光地だったのですね。
「観光下男(観光ガイドのことだと思います)がわめいている」とか「サン・マルコ大聖堂はもはや巨大な屋台店になりつつある」など、現代と変わらぬ状況が書かれています。

でも、静かなヴェネツィアの街路を楽しむ方法が!


2007/7/2 サンマルコ小広場


2007/7/2 リアルト橋のたもと



2007/7/2 時計塔
(みてみて!人間が写ってないのですよ)


秘訣は早起き! 

早朝の散歩はお勧めです。
「(人気の少ない町を走るとき)世界で最初の人間だと感じるときは最高だが、世界で最後の人間のような気がするときはどうにもやりきれない」というようなくだりが『長距離走者の孤独』(アラン・シリトー)にありましたが、まちの始動するようすを見るのは心地いいものです。早起きできるから時差があるのもよいものですね。

朝まず気づくのは、建設資材とヘルメットをかぶった人を乗せたモーターボート。車社会でいうトラックに相当するのですね。早朝、道路(運河)が混む前にお仕事開始です。
そして次に目に入ってくるのはお掃除する人々。広大なサン・マルコ広場をはじめ細かな街路隅々まで、大きな竹箒で掃き清めています(ごみのほとんどはタバコの吸殻。みんな携帯灰皿持てばいいのにな)。
この町を維持するのは大変なのですね。ヴァポレットが1回券6ユーロ(1000円以上に相当するのですよ!)もする理由も分かるような気もしました。でも、ちょっと前までは人間が約3ユーロでスーツケースは別料金だったのを、人間+スーツケース1個まで(あってもなくても)でこの値段に統一したのはちょっとひどいと思いますが・・・。
そしてカフェで机や椅子を並べる店員さん、お店にペットボトルの水など商品を運び込むひと。1回だけ、レストラン用なのか生のポルチーニ茸を運んでいるところも見ました。

人通りが少ないので町をゆっくり鑑賞することができるのもよいところです。写真を撮るために人の流れをせき止めてしまうこともないです。
ほとんどのショーウィンドウにはシャッターがかかっており、誘惑に負けやすい私でもほぼまっすぐスタスタ歩くことができます(ショーウィンドウが開いているとジグザグにゆっくりとしか進めません)。たとえショーウィンドウに誘惑されなく
ても、人が多くて昼間はさっさとは歩けないのです。

朝のうちに町の概要を把握しておくと主要な建物間の距離感もつかめるし、その日の行動に目星をつけることができます。

ただしお店がドレスアップしていない分、一部の観光施設以外の建物の古さが目につきます。かなり痛々しいものも多く、毎朝資材を運んで工事をしていても、結局崩壊のスピードの方が勝っているのではないかと悲観的になりそうです。いずれヴェネツィアは沈んでしまうという話もありますよね。


意外とパン屋さんが少ないのがちょっと残念でした。
そういえばイタリア人は買い置きのケーキやタルトなど甘いものを朝食にするのでしたっけ。朝ごはん前にちょっとパンを買いに、という文化ではないのかな。


ちなみに混んでいるときはこんな様子。


2007/7/2 昼間のサンマルコ小広場
天の川のような人混み部分はサンマルコ寺院に入ろうという人々の行列



2007/7/2 サンマルコ大広場


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2007イタリア:女三人でディナー

2007-08-07 | +海外

(旅行記事とは関係ないのですが)昨日(8/6)、今シーズン初めてプールに行ってきました。といってもスイミングスクール中退(小学4年の夏だったか、中耳炎になって)でカナヅチなので、水中ウォーキングばかり。そして中退直前に途中まで習った背泳ぎを少々。
通常50mなど泳ぎきれなくて途中で立ち止まってしまいます。息継ぎしなくていい背泳ぎで何故止まってしまうのか不思議に思う方もいらっしゃるでしょうが(自分でも不思議だわ)、泳げないひとというのはそんなものなのです。体力不足というのもあるかな?肩が疲れてしまってバランスを崩したりしています。
ところが、昨日久しぶりに泳いだら、何と50mちゃんと進めるではありませんか(途中腕おやすみのときもあったけれど)。もしや水泳に開眼したかも!なんて一瞬思いましたが、原因はおそらく別のところに。
どうも去年より浮かびやすくなった気が。
身体の真ん中3分の1あたりに確かな浮力を感じます。
デフォルトでフロートがついちゃってる訳ね・・・。

泳げなくてもいいから、沈むような比重になりたい・・・。

----閑話休題

ヴェネツィアではたった2件しかレストランに行きませんでした。そのうちの1つがこちら。ダンナサマがお仕事ディナーの間、現地で合流した知り合い(私より年上)とあとひとり(20代前半)(二人とも京都の人)、計3人で行ったレストランです。
ここのお店は彼女たち二人が前々日に行ったところで、ウェイターさんの愛想がよいので勧めてくれたのでした。

この日外食すると知りつつも、何だか疲れて夕方におやつをもりもり食べてしまっていたのでした。でも、女性の食欲に合わせるには丁度よかったかな。

前菜:ゆでエビ
ヴェネツィア産でなくてノルウェー産かも知れませんが、エビ大好きなので嬉しいです。
ダンナサマが好きでないので普段は食べられないのです。

パスタ:カルボナーラ
これは一番若い女性(20代)のリクエスト。カルボナーラなんて何年ぶりに食べたか・・・。なかなかおいしいものだったのですね~。



この後本当はメインが来るのでしょうけれど、みんなこれでお腹一杯になりました。ウェイターさんも親切で、それでもさほど嫌な顔もせず。
観光客がちょっとしか頼まないのにシェアしたり、など、慣れているのでしょうね。

でもデザートは別腹。

パスタ:手打ち平麺のクモガニソース
こちらは私のリクエスト。これは文句なしにおいしかった!
色からして卵入り麺だと思うのだけれどとてもシコシコつるつるしています。
そしてカニと生トマトのソースも抜群。カニの繊細な味には乾麺より生麺が合うのかな、と思いました。
カニをそのまま食べない、というのは努力が必要ですが是非とももう一度食べたいので作るしかないですよね。

デザート:リコッタチーズのタルト
3人で食べるんだよね、とフォークを3つ、つけてくれました。


我々がお料理の写真を撮っているのを見てか、この後も3人の記念写真を撮ってくれたりなど、かなりサービス満点(そこまでしてくれなくてもいいのだけど)。
そして支払いの時請求書をこちらに渡しながら、「チップは含まれていないですからね☆」と念を入れられてしまいました。
3人で協議の結果、最年長の女性の鶴の一声でチップ額決定。
期待したより安かっただろうけれど、ま、女性3人連れに期待してもらっても困るというもの。ジェントルマンがいれば別かもしれないけどさ。
ユーロ高だし、東洋人は昔ほどお金持ってないのです。あきらめて下さいな。


●2007イタリア旅程へ

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2007イタリア:ジェラートの日々

2007-08-06 | +海外

暑いですね!夏真っ盛りです。
こう暑いと料理も食べるのもいやになってしまいます。アイスクリームだけ食べていたいわ。
でも、アイスクリームは太るのも覿面。レディ・ボーデンやハーゲンダッツなどリッチなものを食べると一晩でほっぺたがふくらむのがわかります。朝顔を洗うと歯が遠くなるのです。
なので普段は禁アイス。おばあさんになったら毎日食べる予定。多分その頃には胃腸の消化吸収能力が落ちて太ったりしないはずなのだけれど、胃腸が丈夫な私のことだからそうは問屋がおろさないだろうな・・・。

でも旅先では禁アイス解除。イタリアでは1日1ジェラートまで許可ということにしました。といっても2週間の滞在で結局4個(9種類)だけ。思ったほど食べられないというのは年を取ったせいか、普段の自制心が持続しているのか。

ヴェネツィアの市場近くの高級食材店(名前不明)。そこでジェラートを買ってみました(7/3)。

ナチュラルな色合いでおいしそう。リッチなフレーバーが多かったです。
ここで選んだのは・・・

ピスタチオとチョコレート。
ピスタチオはナッツの味がちゃんとしてコクもたっぷり。ジェラートというよりアイスクリームのようでした。
チョコレートも大変濃厚。冬に食べたい味です。濃いチョコレートアイスにガナッシュのかけらが点在していました。それほど大きくないポーションなのに完食するのが困難なほど(食べましたけれど)スーパーリッチ。

こちらはペルージャで通ったジェラテリア。何軒もあったけれどけばけばしい色でないものが多くここにしてみました。

左から、ミルク(fior di latte)+チョコチップ、コーヒー、ピスタチオ(7/7)。
ミルク+チョコチップはフランジパーヌみたいな発音しにくい名前がついていました(→melocotonさんに教えて頂きました。Stracciatellaストゥラッチャテッラでした。「ラ」しかあってないわ・・・)。これがとってもさっぱりして、時々パリパリしたほろ苦いチョコにあたって大変おいしい。
コーヒーとピスタチオもヴェネツィアのより軽い感じでおいしかったです。
なお、この3種盛り、ひとりで全部は食べてません。ダンナサマとイ○○君にも手伝ってもらいました(彼らはビール飲んでたのだけど)。

いちごとココナツ(7/8)。
いちごは生フルーツ使用というので試してみました。甘酸っぱくておいしかった。
ココナツは果肉の入らない滑らかタイプ。
ココナツミルク大好きなのでこれも気に入りました。
これも二人に手伝ってもらったのだけれど、おいしいからひとりでも全部食べられたかも。



イタリアにも広まったらいいな、と思うのは抹茶(または緑茶)ジェラート。
ほろ苦くていい香り、そしてグリーンの色合いもきれいですよね。日本の緑茶メーカーさん、輸出しないかな。
今回頼んだみたいな酸っぱくない系とだったらどれと組み合わせてもおいしいし、売れると思うのだけれど。

左側バナナ、右側松の実(7/10)。背後に移っているのがジェラテリアの入り口。
もう大分食べ進んでから写真のこと思い出しました。よかったわ。
ミルク+チョコチップがもう一度食べたかったけれど日本にない種類に挑戦してみました。
松の実は、ほんのりながらもちゃんと松の実の味。まろやかだけれどちょっと地味かな?もう一度は頼まないかも。
バナナは日本にもあるか。でも人工香料の匂いがしなくて自然な風味で美味しかったです。
これはダンナサマが近くにいなかったためひとりで全部食べてしまいました・・・。




●2007イタリア旅程へ

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期待の星

2007-08-03 | +その他
5月の末(5/26だったかな)、桑の実の熟し具合を偵察に行った帰り、農産物直売所に寄ったのでした。そうしたら、メロン祭りの一環としてパプリカ苗無料プレゼントというのをやっていたのでした。

種を蒔いても出てこないし、植木鉢の花は枯らす、という枯らし屋なので迷ったのですが、大きめの苗は丈夫とどこかで読んで折角なので(タダだし)もらってくることにしたのでした。

赤・黄・オレンジの3色。


2007/5/27 ひょろり苗。何色か分からなくなってしまいました。 奥は香菜のふたば



2007/5/27 こちらはしっかりした苗 トロ箱に2本一緒植え


ダメもとでもらってきたとはいえ、実がなるかと思うと何だか張り合いが出るものですね。朝ベランダに出ては、花が咲いたか実はまだか、と水やりにいそしんでしまいます。
ずっと見ていたい~、と思えるほど(見ていても育つ訳ではないのですが)。

ところが希望の星の小さな実がついたところで強風被害にあい、苗先端がぽっきり。
ショックのあまり正視できませんでした。
ああ、家に入れてあげるべきだった・・・。

余りに痛々しい姿に愛も薄れつつ、でも水やりを続けたところ脇芽が育ってまた花が! またもや希望が湧いてきました。

旅行中はご近所に預けたのですが、受け取りに言ったら実がぐぐっとふくらんでいてびっくり。
そして最近の様子。




2007/8/01 それぞれ2つずつ実が!


約2ヶ月でこんなに大きくなりました。
最近は実にしか注目していなかったのですが、昔に比べると葉っぱも随分茂ったのですね。

うちのは1本に2個ずつ実を付けていますが、プロの農家だと、1苗に何個くらい実を付けさせるものなのでしょうか。実がふくらんで来るともう花もつけないので、次々に収穫、というものでもないようなのです。一本に数個だとすると、パプリカの値段が高いのにも納得。

まだこの段階ではピーマンだわ。いつ色づくのかな~、と毎朝見つめていたところ、問題発生!


2007/8/1 キズが~


なぜなぜ。一番育ちがよかった玉なのに。
よく見ると葉っぱに異変が。


2007/8/1 黒い点々と薄茶の虫


毎日観察していたのにいつの間に。これが原因で実にも病気が出てしまったのでは。
もう今更若葉が出てくる段階でもないのです。いまある葉っぱが頼みの綱。実が元気に生長するにはまだまだ光合成してもらわないといけないのに。

  ふと考えてみると、人間だって皮膚くらいだったら多少は再生するかも
  しれないけれど血管や筋肉、心臓などの各種部品はもう取り替えが効か
  ないのですね。せめてそれぞれの細胞によい栄養を送ってやらないと。

何か薬を!とおろおろするも、まずテキの正体が掴めません。「野菜の病害虫」という本やサイトを調べればいいのだろうとは思うものの、そういう本には芋虫や毛虫の写真が絶対出てくるはずで、それが怖くて調べることすらできません(ヘビもクモも平気だけれど、固いところのないウニョウニョした生き物がとても苦手なのです。情けないですが)。

とりあえずスポンジと水で黒い点々および虫みたいなのを洗い落としてみました。
もしまた出てきたら木酢液を薄めたもので洗ってみるとどうかな?(濃度がよく分からないけれど)

がんばれ。パプリカ!
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名残のブルーベリー2007

2007-08-03 | +ベリー類(ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー、桑、ぐみ、ユスラウメ)

もう終わりかなーと思いつつ、7/29(日)もう一度ブルーベリー摘みに行ってきました。この日ダンナサマが出張から帰ってきてお昼寝しているので、まあ静かに寝かせておいてあげようと思って。

それにとってもおいしいブルーベリーマフィンを頂いて、自分でも作ろう、と思ったのでした。
以前摘んだ大粒のが冷凍庫にあるけれど、これはちょびちょび取り出してアイスクリーム代わりにかじっているのです。昨年は冷凍庫中ブルーベリーだらけだったのだけれど、今年はそうやって食べているので在庫減りまくり。来年桑ジャムに混ぜる分が足りないかも。
という訳でもう一度摘みに。

行ってみるともうほとんど終わりかけのよう。1ヶ月前大粒がとれたのと同じ木なのにとっても小さい粒しかないし、畑の一部はもう剪定したりして片付けモードでした。でも、頑張って摘んできました。
小さいと沢山摘むのにより時間がかかるのでした(ん。摘みながら沢山食べたのが一因か?)。結局たった2キロだけ。

前に摘んだのと比べてみると・・・。


2007/7/29 大粒小粒


大きい方は冷凍庫から出してきたので白くなっています。
大きいとつまんで食べるのには手が忙しくなくて便利(「まんが日本昔ばなし」に出てくるぐうたら者のようなセリフだこと)。


2007/7/29 大粒は100円玉ほどの直径


でも小さい方も甘くて味が濃くて、口に沢山放り込むとブルーベリージャムの味(甘いということね)。それにマフィンやケーキに焼き込むには小さくてもよいのです。

どんなお菓子つくろうかな~。

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2007イタリア:ヴェネツィアの市場(魚)

2007-08-02 | +海外

さてさて、ヴェネツィアのお魚市場です。
レストランも一般家庭も、お魚はここで仕入れるのだそうです。
高級レストランに行かない分、材料だけでもよく見ておこう。
 

魚市場は野菜売り場より階段数段分高くなっています。屋根がついていて壁はなく、日よけの幕がおりています。

切り身やらまる魚やらいろいろ。種類豊富です。

白身魚や鮭など・・・。


さてそれぞれのお魚にずずずいっと寄って見ましょう。

なお、『ヴェネツィア料理大全』(アルヴィーゼ・ゾルジほか著、中山悦子訳 JICC出版局)に載っていた代表的な料理法を簡単に書いてみました。味を想像してみて下さいね。


■さかな

■Sogliole
北大西洋産生シタビラメ
19.80ユーロ/kg


■Sogliola Nostrana
アドリア海産シタビラメ
26.00ユーロ/kg

大西洋産より6ユーロ強高くなっていますね。
<白ワイン風味>ワタを抜き頭とひれを全て切り落とす。尾の方に包丁を入れ皮の端を持ち上げ、ふきんでつかんで一気に皮をむく(両側とも)。
3枚におろし、切り身を水とレモン汁で洗う。水気を拭いてから小麦粉をまぶす。フライパンにバターを溶かし片面ずつキツネ色に焼く。焼きあがる直前白ワインとレモン汁を注いで香り付けする。
塩胡椒を少量ふってできあがり。

■Trote Salmonate
イタリア産淡水鱒かな?
4.50ユーロ/kg
マスをはじめとした淡水魚は15世紀後半贅沢品として禁止されたそうです。淡水のないヴェネツィアでは、本土側から輸送してくるしかなく、昔はさぞ高価だったのでしょうね。今は養殖ものもあるし4.5ユーロとずいぶん安いですが。

■Branzino Mare。
アドリア海産スズキ
22.00ユーロ/kg
<ゆで魚>うろこえらわたを綺麗にしておく。レモン半個、ローリエ、粒胡椒、セロリを入れた1%の塩水で、水から強火にかけ、沸騰しない程度の温度で大きさに応じた時間ゆでる。ゆだったら身をはずしオリーブ油塩コショウレモン汁少々で食べる。各種ソースでも。

■Pescatrice Nostrana(これって魚の名前ではないのでは?)
地中海産あんこう
15.00ユーロ/kg

ここでは丸ごとですが、頭をとって皮を剥いで、氷下魚みたいな形にされていることが多いです。この作業は開店前の早朝にやっています。

■Code di Rospo
地中海シシリア産の、あんこうをさばいたものです。
20.00ユーロ/kg

■Mormore di Mare。
地中海産、鯛かしらん。
9.80ユーロ/kg

■Scorfano Sicilia
地中海産カサゴ
16.00ユーロ/kg
ブイヤベースのような魚スープに使ったりするそうです。白身でとてもおいしそう。

■Tonno da Cru Filett
地中海産マグロサク。
26.00ユーロ/kg
おしょうゆも持って行ったし買って帰ってホテルで食べたかったです。朝だったこととまぐろは日本でも食べられるのでぐっとこらえました。

■Palombo
さめではないかな?
11.80ユーロ/kg
うちの近所のスーパーにも売っていますが一度も買ったことありません。どうやって食べるのかしら。さめっておいしいですか?

■イカ・タコ

■Calamari
北大西洋産ヤリイカ
8.80ユーロ/kg

奥にあるのは
■Canestrelli sgusciati
地中海産二枚貝むきみ
11.00ユーロ/kg
ホタテの半分ほどの大きさの貝です。
<フライ>流水でよく洗い砂をおとしてから小麦粉をまぶす。熱くした油で揚げて塩をふって出来上がり。レモンを添えて。

■Calamari
大西洋産イカ
13.00ユーロ/kg

8.8ユーロのイカとの違いは何?

■たこ
値段不明

その右は頭をとったえびです。1日古くなってしまったりしたえびの頭を取って売っているのかと思ったら違いました。別に古いわけではないみたい。
頭のミソもおいしいしいいダシも出るのにもったいないですね。

■Latti di Seppia
北大西洋産コウイカの卵巣
26.00ユーロ/kg

日本でゆでたのを食べたことあります。もちもちしていておいしいのです。でも大量に食べると気持ち悪くなります。

■Moscardino
地中海産小たこ(イイダコ)
14.00ユーロ/kg
<おつまみ>塩、粒胡椒、ローリエ、レモン半個を入れた熱湯にこのタコを1匹ずつ足からそっと入れ(綺麗にくるりとさせるため)、15分ゆでる。ざるにあげしばらく冷まし、塩コショウレモン汁オリーブ油パセリで和えてできあがり。

■エビ・カニ・貝

■クモガニ
9.80ユーロ/kg
秋、10~12月はメスが内子(イタリア語でcorallo珊瑚)をもって特においしいとか。
<和え物>熱湯にレモン半個、塩、粒胡椒をいれ20分茹で湯の中で冷まし、そのあと身をほじり出して塩コショウレモン汁オリーブ油であえる。前菜に。

■Granchi
北大西洋産オオガニ
9.80ユーロ/kg
<和え物>クモガニ同様、お湯に入れて7~8分茹で、ゆで湯の中で冷ます。身をほじり出し、オリーブ油塩コショウパセリで和える。出来立ての柔らかい白ポレンタを添えて。

左は上のオオガニと同じにも見えますがもしかしてGranciporriという種類かも。どちらも甲羅にミートパイみたなひだひだがありますね。
右はクモガニ。
奥にはあさりやはまぐりのような貝も見えます。

■カナダ産オマールエビ?
1キロか1匹で25.80ユーロ

■Canoce
アドリア海産シャコ
16.00ユーロ/kg
旬はメスが内子を持つ秋。スカンピ手長えびより庶民的な存在でえびと同様色々な料理に使える。
<マリネ>粒胡椒とレモン半個を入れ沸騰させた湯に入れて3分茹で、湯に入れたまま冷ます。
殻つきのまま食卓に出したり、丁寧にする場合は殻を外し塩コショウレモン汁オリーブ油パセリで和える。

■Moeche Granchi Teneri
地中海産脱皮したてガニ
64.00ユーロ/kg
今回写真撮った中で一番高価!
<フライ>カニをよく洗い溶き卵の中に浸し軽く混ぜ布巾をかぶせて2時間ほどおく。その頃にはカニが卵を飲み込んで溺れている。取り出して足先を切り落とし小麦粉をまぶす。熱くした油で数匹ずつこんがり揚げ塩をふって出来上がり。白又は黄色の出来立てポレンタを添えて。
卵に漬けないとよりあっさり仕上がる。このフライを細かく切ってパルメザンと一緒に溶き卵と混ぜオムレツにすることもある。

■小かたつむり
値段不明
食事時以外のおつまみにするようです。ぎょっとしますが煮てしまうとつぶ貝とかと同じなのかな。
<マリネ>よく洗い、ぬるま湯に投入、沸騰後10分ゆでて水を切り冷ます。刻んだにんにく、オリーブ油、塩コショウを混ぜてカタツムリをあえ数時間おいて味をなじませてできあがり。冷たくして供するようです。



写真にはありませんが、干タラ(Baccala)、ウナギ(Anguilla)、ハゼ(Ghiozzi)、淡水ハゼ(Scazzoni)、ボラ(Cefali)、カエル(Rane)なども伝統的に食べられていたようです。
ウナギは見かけたような気がしますが写真忘れてしまいました。

実は自分で魚さばいたりできないので大きなことはいえないのですが、例えばカニの茹で方は、茹で湯の中で冷ます、というのは日本と違いませんか?日本ではアツアツのまま鍋から取り出してしまいますよね。軟水・硬水という水質の違いとかもあるのかしら。お湯に浸けておいて旨みが逃げてしまわないのかな。
あと、スズキを茹でるのに水から、というところもびっくり。皮付きの大きなままだからこれでいいのかしら。煮汁を煮立ててから、が鉄則かと思っていました。

ところで、お魚の加工に関しては、私、偏見に満ちた国粋主義者に変身してしまいます。日本の大概の魚屋や料理屋では魚臭い、ということはないし(ヴェネツィアの市場も臭くなかったですが)、包丁も研いであるし、世界的にもレベルが高いのではないかと思うのです。
外国の料理番組のお魚編を見ていると、プロのコックさんでも、「うーん、日本の板前さんの技を少し見習ったらどうかなー」と(自分は出来ないのだけど)思ってしまうことがあります。
おいしいお魚が食べられる国でよかった(実はヴェネツィアで食べ足りなかった負け惜しみ。今年の冬はカニ食べちゃうもん

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不明きのこ

2007-08-01 | +きのこ
きのこパトロール中、結構りっぱなきのこを発見。


2007/7/29



写真の再現性が悪いのですが、笠は着色していない皮革のような肌色でひだは白、へりが内側にくるりと巻き込んでいます。
笠の形はまんじゅう型というよりは中央がややとがった円錐形ぽい感じ。
軸は傘よりやや薄い肌色。市販のシメジのように何本かが束生しています。
結構大型です。
図鑑で調べてニオウシメジかなーと思って気持ちはもう食べるつもりになっていたのですが、ネットで検索したニオウシメジとあまりに違うのでやめました。
一体何かしら。



そしてこちらはアンズタケ(ジロール)。炒めている最中です。


2007/7/31


アンズタケは日持ちするので、一度に少ししかとれなかった場合キッチンペーパーとビニールに包んで冷蔵庫に入れておき、何日か分をためておいて料理するとよい気がします。
でも洗うのは料理の直前に。
アンズタケは中に虫がいることはないようなので最近は半分に切らずそのまま炒めてしまいます。
ほのかに花のような甘い香りがするので、白胡椒やバターがあうと思います。ハーブだったらタラゴンなどどうかしら。

炒めたアンズタケは冷凍しました。ノルウェーではトランペット型のきのこ(アンズタケの仲間)を、生のまま塩漬けにして冷凍するそうです。
同じ冷凍するなら、解凍して塩抜きしたりせずすぐ食べられる状態がいいわ、と炒めてしまったのでした。
冷凍してもさほど食感は落ちない気がします。
今度リゾット作ってみようかな。
コメント (9)
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