採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

壁面に板を突っ張らせる

2017-02-15 | +自宅 家具等製作・改良

しばらく前のDIYです。

===

台所の突き当たりの壁は、コンクリートに壁紙が直に貼ってあるものです。
この壁面に、ちょっとした棚というか、ぶら下げられるようなバーというか、そういうものをとりつけたい、と思い立ちました。

コンクリートなので、ネジ留めはしにくいです。
なので100円ショップで、熱で溶かしてくっつけるフック、というものを買ってとりつけてみました。
 

あたためフック

こんな感じのもの。
(これは天井面につけています)
接着剤面を火であぶり、とろけたところをぎゅっと押しつけて接着するというものです。 

このフックが両端に来るようにして、間には棒をしばりつけて、とりあえず何かハンギング出来るようになりました。

ところが、台所の壁に使われていたのは、防汚加工のしてある壁紙。
(そういえば、油汚れなども、洗剤を使えばよく落ちます)
接着剤もくっつきにくいようなしくみです。

何度もポロン、とはがれてしまい(フックに引っ掛けていたものもガラガラと落ちた)、諦めました。

どうしたものか。

世の中に私のような希望を抱いている人は絶対いるはずで、それに応じた商品も開発されているはずですよね。
ただ、名前が分からない。

で、通販雑誌を念入りに見ていたら、突っ張りラックというものがみつかりました。 

つっぱりラック

突っ張りラック、壁面ラック、という言葉で検索すると色々と出てきます。
壁際に棒を突っ張らせて、その手前にはスノコ状の板がある、という構造のものです。
(すみません、写真は借り物です)

これを買っちゃおうかな?
でも、とても汚れる台所だし、まずは試してみたいだけだし、お金はあんまりかけたくない・・・。 


手当たり次第に検索すると、この突っ張りラックに類似したものを、自分で作っている方のブログをみつけました。
使うのは、ボルトの先っぽに「足」がついたアジャスターと、その受けになるもの(ナット的なもの。アジャスター金具というようです)。
(こんな金具が存在することも知りませんでしたし、名前も知らないので検索しようがありませんでしたが、なんとかたどり着けて、ネットってすごい!)

もしくは、2x4材にすっぽりかぶせる、ピラーブラケットというものもあります。
 

アジャスターと金具

これがアジャスターとアジャスター金具。
つっぱり装置が自分で作れてしまいます。 

ピラーブラケット

こちらがピラーブラケット。2x4材にはめこんで使うものです。
ひとつ2000円近くします。
使用例は例えばこちら。 

ビラーブラケットは簡単そうですが、ちょっと高価なのと、2X4材限定なのが悩みどころ。
厚さ2インチは約5cm。ずいぶんごっつい木材です。
1x4材(厚さ2.5cm)くらいの、薄べったい、ちゃちなものでいいのだけれど・・・・・。

チャレンジするなら、アジャスター方式かな。
もしくはもっと原始的な方法・・。
台所は、床も壁も梁も、しっかり固いコンクリートです。
キッチリの長さの木材を押し込んで、更にくさびを打ち込めば、固定されるのではないかしら? 

まずは原始的方式を試して、切り間違えたり、うまく行かなかったら、もう少し短くカットして、アジャスター方式にしてみよう。
2.5mの1x4材2本とパーツを購入し、階段で10階まで持って帰ってきました。(木材が長いのでエレベーターに乗れなかった) 
固定の補助にするため、超強力両面テープも買ってみました。(とっても高価でびっくり!ピラーブラケットが買えてしまったかも!?) 

最終的には、こうなりました。(むさ苦しい写真が続きますがご容赦を) 

壁面ラックDIY

1x4材には両面テープも貼って、壁とくっつけてあります。(巾木はそのまま) 
板がわずかに反っていたので、丸まっている猫背の背中側を壁におしあてて、むりやり「気をつけ」をさせている向きにしてみました。 

壁面ラックDIY

上端は、くさび。
入るだけ押し込んで、打ちつけました。 

いずれガタつきが出てくるだろうから、その時打ち込み直そうと、短く切らずそのまま。 

壁面ラックDIY

棚をつけてみました。
(棚板は、クロゼットリフォームに使った羽目板) 
この下にも棚板が2段あります。 

壁面ラックDIY

下の方にはバーを。
スプレーボトルなどを引っ掛けておくのに丁度いいようです。
(左のボックスは拭き掃除用ボロ布入れとしてIKEAで買ったものなのだけど、サイズがいまいち。もう少し大きいものが欲しいな・・) 


実はこの工作をしたのは、数年前。
多分すぐ壊れるだろうからと、ブログ記事にするのは様子見にしていましたが、意外にもまだ壊れません。
もはや、いつ作業したのか思い出せません。

2013年の夏に、間仕切り破壊工事を父とやったのですが、その時、父に「あたためフック+金属棒」の状態を見られた気がします。
(で、「何とかならないの?」(あんまり格好良くないねえ)、という反応だった記憶が)
ということは、2013年より後で、去年じゃないから、2015年頃までの間。
(クロゼットの羽目板張り作業は2015年で、その余り材をこの棚板に使っていますが、それより前にこの突っ張り構造は出来上がっていたはず)

オシャレとはほど遠いですが、自分なりに使いやすくなってきている記念として、記事にしておきます。

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4 コメント

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Unknown (川越)
2017-02-16 10:17:01
う〜ん、相変わらずの腕前。これって壁に傷をつけないし、見てくれはともかく実用的には十分だし、とてもいいアイデアだと思います。うちでもやってみようかな。

ところで超強力な両面テープって、反っている板が真っ直ぐに貼れるほど超強力なんですか?興味津々です。でもちょっと高いですね。
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Unknown (歩くバオバブ)
2017-02-24 13:12:54
作業も凄いし、それをブログにするエネルギーも凄い。

ご存知かと思いますが「突っ張り間仕切り」というのもありまして、間仕切り部分が目の大きなステンネットになっているものがあります。

S字フックでモノをぶら下げたり、1ペアのL字フックで棚を作ったりできますよ。

今回のニーズの他に、押し入れのサイド面とかにも使えると思います。
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わずかな反り (●川越さま~Fujika)
2017-02-28 16:14:39
お恥ずかしいテキトーDIYばっかです。
板は、反っているといってもわずかな反りで、曲げれば曲がる程度の柔らかさです。くさびだけでも、真っ直ぐになったかもしれません。
ホームセンターの両面テープコーナーにはいろいろありました。超強力両面テープは、将来的に剥がすときに、どうなるか心配ではあります。
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みんな同じ苦労を (●歩くバオバブさま~Fujika)
2017-02-28 16:20:44
「突っ張り間仕切り」で検索すると、沢山出てきますね! これを作ったころはその検索ワードを知らなかった気がします。やっぱりみんな、同じように壁にぶら下げたいのね~。賃貸の方は大変だろうなあ。

持ち家なのをいいことに、釘が打てるところは失敗をおそれずどんどん穴をあけてしまってます(10年目くらいに吹っ切れた)。
練習しないと上手にならないですものね☆
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