以前、谷中の小さな料理屋さんで、松茸コースを頂きました。
あれはいつのことだったか。
調べてみると、2019年の9月でした。
(ブログ記事にしておいてよかった!)
そうだよなー。あのときはコロナ問題はなかったです。
丸2年ほど経って、ダンナサマは久々に松茸を味わいたくなったようです。
予約して行ってきました。
(とても小さなお店なので予約は必須)
今回は開店早々に行くことにして、その少し前に日暮里につくようにして、下町商店街をぶらぶら。
以前も立ち寄ったことのあるお菓子屋さんショコラティエ・ショウゾウ・イナムラが、前面ガラス張りになって、びっくりしました。(多分前は違う感じだった)
何か買うかなーと保冷バッグと保冷剤まで持って行ったのですが、要冷蔵のものはほとんどなし。トルコ雑貨店でナッツやレーズンと、あと一番買ったのは駅ナカのショップだったかも(お菓子を少々。ていうか、わりとどっさり。)
帰りが遅くならないように、さっさとお店に行かなくては!
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懐かしの谷中の雀。 (この写真は前回、2年前のもの)
お料理は、基本的に季節のお任せコースのみ。 (ごくヒマな場合は、一品料理もお願いできるようですが) 秋のマツタケはおそらく常連さんみんなが待ち構えていて、一週間前では予約がとれないほどです。
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前菜。 ・きのこ(クリタケ、マイタケ、シメジ、なめこ)と茗荷のおろし和え ・子持ち昆布の煮つけ ・さばずし ・中辛青とうがらしの炊いたん
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松茸といえば、の土瓶蒸し。
土瓶のなかで松茸やハモをぐつぐつ煮てあって、おちょこにスダチを数滴しぼり、そこにお出汁を注いで、お酒を頂くみたいにしてちびちび頂きます。 密閉空間で煮てあるので、お出汁に松茸の風味が封じ込められているのです。 鍋で煮るお吸い物とは、ちょっと違う気がします。
でもって、おつゆがなくなったら中身を。
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中身はこちら。 マツタケ、ハモ、三つ葉。
長野方面の情報によると、今年は山のきのこはかなり不作だとか。 マツタケはどうだったのかなあ。 でもまあ、輸入マツタケだろうから安定供給はされているとは思いますが。
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お造り。 まぐろ、甘エビ、イワシの酢締め、だったかな。
2階席は3組座れるのですが、窓側の一組は、職場の知り合いと思しき男女。 廊下側一組は、職場のリタイヤOB?2名(男性)と現役と思しき女性の3名。 どちら側も他人同士で、我々だけが夫婦。 つまり我々が一番会話がすくなめ。 時々、右耳をダンボにしたり、左耳をダンボにしたり、ついついおよその会話に聞き耳を立ててしまいました。
お隣といえば、前回(一昨年)は、「今日は何日だっけ?2日?」と私がダンナサマに聞いたら、廊下側の男女の男性の方が即座に「3日ですね」と助け船。 「日付をちゃんと把握してるお仕事なんだろうねー。窓口業務とかかなー」と帰り道ダンナサマと語り合ったのでした。(ていうか、普通把握してるのかな?)
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マツタケ入り茶碗蒸し。 自分では最近茶碗蒸しって作らないので、久しぶりです。
茶碗蒸しってメインのおかずにはあまりならない割には、(作り慣れないせいか)繊細な気配りが必要で、しかも食材も大して使う訳ではなく、ちょっと億劫なんですよね。 作るときはまとめて2回分くらい作ればいいのかな? 冷たい茶碗蒸しも美味しいけれど、銀杏は冷えてしまうとちょっと残念だし・・。
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揚げ物。 下段は丸茄子の天ぷらで、上段はトウモロコシのかき揚げ。 見た目よりもかなりボリューミー! 茄子はとろとろ、トウモロコシはサクサクでとても美味でした。 本来この天つゆに天ぷらをくずして浸しながら頂くようなのですが、私は天つゆは不要で完全なサクサクを楽しみたい方なので、別のお皿に取り出したかったです。 (別皿がなかったので、小鉢を傾けたりして、なるべくつゆをよけながら頂きました)
これを食べ終わった段階で、二人ともかなりおなかいっぱい。 なんで!? そんなに沢山食べていないような気がするけど・・? このあとまだお料理があるのに、ピンチ!
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メインともいえる、すき焼き。 あまりの早業で写真をとりそびれましたが、薄切りのマツタケがどっさり入っています。 味は濃いめなので、卵にくぐらせて頂くとちょうどいいです。
「く、苦しい・・」と二人でうめきながらも、残さず頂きました。
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これが最後、松茸ごはん。 一膳はおにぎりにしてお持ち帰りにして頂き、この一膳を二人で分けて頂きました。
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はるばる東京まで出かけて大変でしたが、松茸三昧、大満足の一夜でした。
一昨年は、70代のマダムが急勾配の階段を昇り下りして配膳して下さいましたが、今年行ってみたら、もう少し若い女性に交代していました。
マダムは1階専属になったのかな。
あの階段は、ほぼハシゴといっていいくらいの急勾配だったので、若い方になってほんとによかったです。