採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

栗2021

2021-10-27 | +干し柿・干し芋・栗

今年は、栗、けっこう沢山拾いました。

My栗スポットは、畑のそば。
この時期、栗拾いがあるので畑に行くはげみになります。
落ち始めは、例年よりはちょっと遅めかな?
いつもは9月の暑さが残る時期(中旬?)から落ち始めていた気がしますが、今年は9月末頃だった気がします。

自分で頻繁に拾いに行くので、基本的につやつやぴかぴかの新鮮な栗です。

栗仕事

このスポットには2種類の木があります。
栗A:イガごと落ちてくるタイプ
栗B:はじけて栗が落ちてくるタイプ
だと思っています。

今年は、更に、次のような特徴が。
栗A:
・イガごと落ちる
・鬼皮が厚め
・渋皮も厚め
・一粒入りが多め
・早い時期に落ちてきた
・味は平年並みか

栗B:
・はじけて栗が落ちてくるはずが、はじけきらないものもそこそこあった
・鬼皮が薄め
・渋皮は滑らかで薄め
・イガのサイズが(例年より)小さいような
・一粒入りというのはなく、3粒入りなどが多く、結果的に粒が小さい
・澱粉のノリがイマイチか


栗Bは、なんとなく栄養状態が悪そうでした。

栗仕事

上段が栗A、下段が栗B。
左側がさっとゆでた栗の外側。右側が割った中側。
栗って、生の状態だと白っぽいクリーム色ですが(上下段の右側)、加熱すると濃い黄色になっておいしそうになります。ところが栗Bは、加熱しても白っぽいまま。

渋皮をナイフで剥くときの剥きやすさも違っていて、澱粉がぎっちり詰まった栗Aは、固くて粉っぽい感じで剥きにくいのですが、栗Bはやや水っぽく柔らかく剥きやすいです。
栗Aは普段は2,3粒入りもあるのに一粒栗が多いし、栗Bは水っぽいし、何か生育途中に困難があったのかな・・・。

でも、気にせず両方使ってしまいます。


大半は栗ペーストに加工します。
今年はこんなものを買ってみました。

栗仕事

サバトンのマロンペースト。
安くなってたので・・・(でも高い)。


栗仕事

たまたまですが、栗Bの比率が多めの栗ペーストに、混ぜてしまうことにしました。
栗Bはやはりやや風味が薄いので、丁度いい感じかも。

栗仕事

保存はこんな感じでアルミ箔に包んでから真空パック、冷凍。


折角なので出来立てを使ってお菓子を。
昨年作ってみて割とよかったアレです。

栗仕事

コランダーのこの孔を使って栗ペーストを絞り出して・・・・


モンブラン☆

栗仕事

・マグカップにラップを敷く
・ホロホロの栗を細いお箸などで壁面に沿うように詰めていく
・中央の窪みに生クリーム(粉砂糖・ブランデー入り)を詰める。
・底になるものを置く。今回は日暮里で買ったガレットブルトンヌ。底の周りにも栗そぼろをちょっと詰める。
 (コンビニスイーツのパウンドケーキやバウムクーヘンでもいいと思います)
・マグカップの上にもラップをして、食べるときまで冷蔵庫へ。

このマグカップ方式のいいところは、食べるときまでマグカップに入れたまま、密閉しておけること。
栗ペースト表面の乾燥も防げるし、冷蔵庫の中で倒して形を崩してしまったりする心配もないです。


断面はこちら。

モンブラン

表面に粉砂糖を振り、上に渋皮煮を乗せると、さらに見た目ゴージャスかもしれません。

あと、ズコットみたいに生クリームに刻んだチョコレートを混ぜてもいいかも。
(渋皮煮は、1、2個使うために一瓶あけるのをためらうこともあるけれど、刻みチョコなら簡単。
今度やってみなくては・・。)


前回は柔らかいケーキ(マロンバウム)を土台にしましたが、今回はかなり固く分厚いクッキーが土台。
半分に切るときにとても固くて、どうかな?、と思いましたが、食べてみると、美味しいです。
生クリームの水分が移って、少し湿っていて、ガギガギすぎません。
で、全体が柔らかめの食感なので、クッキーのさっくりした歯ごたえがいいアクセントになっています。
バターの風味や甘さもいい感じ☆
(以前、ケーキ屋さんの高級モンブランを買ってみたら、土台がメレンゲ?マカロン?で激甘でちょっとつらかった)

今回はフランスのマロンクリーム入り栗ペーストなので、なんか、ちゃんとした洋菓子みたいだ~。

ガレットブルトンヌを作って冷凍しておくといいかも!と思って昔コピーしておいたレシピを読み返しているところ。
(そしてバターの量にビビッてまだ作っていません)





今年は久々に渋皮煮も作りました。

渋皮煮

シーズン初めに1回(2瓶)、シーズン終わり(10/22)に5瓶。

お正月の栗きんとんに添えたり、刻んでマロンパイにしたり、あとモンブラン。

渋皮煮が活用できる焼き菓子で、何かいいものないかな・・・。


■栗仕事メモ
・袋詰めして冷蔵庫に入れる場合、拾った日付と概略メモを油性ペンで書いておく
 (例:鮮度にバラつきあり / 虫少ないので渋皮煮向き / 小粒多め / 大粒多め / とってもぴかぴか など)
・冷蔵庫に入れる場所は、やはりチルドルームがいいかも

コメント (4)
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