鳥取の壁塗装に使った白のペンキが、大きな缶ひとつ、まるまる残っていました。
塗料の必要量、面積から計算して買ったのですが、広い範囲を一気に塗ったためか、ずいぶん少なくて済んだのでした。
(塗料は、刷毛やローラー、容器に付着する分がかなりあるので、同じ面積でも、何度かに分けるほど消費が多くなるし、一度で塗ってしまえば節約できる気がします)
余っているペンキがずっと気になっていました。
放っておくと固くなってしまいますよね。そこそこ高価な塗料(ベンジャミン・ムーア)なので、それは勿体ない・・。
大型連休に自宅のどこかを塗ろうかと思ったりもしましたが、ものをどけたりするのが億劫でそのまま・・。
塗装って、機能に影響しないから、モチベーションが上がりにくいんですよね・・。
で、自宅は棚上げして、ずいぶん前から折に触れ、実家に声をかけてあったのでした。
毎回、返事らしい返事もないままでしたが、このお正月、母が、
「洗面所がずいぶん黄ばんでるわよね」
と。
「塗ってもいいかなー」
という意向。
これはいいこと聞いた。
気が変わらないうちにと早速アポをとり、1週間後の1/10-12にかけて、ペンキ塗りに行ってきました。
壁のものを外したり、拭き掃除をしたりは母が作業してくれていました。
一番大変なところは済んでいて、楽しい作業から開始です。
1月10日、朝からスーツケースに塗料と道具を詰めて運び、ついたところで昼食(ちらし寿司)、午後から作業開始しました。
白っぽい壁の撮影なのできわめて分かりにくいのですが、一応記録写真を載せておきます。
|
1/10 13:35頃 塗装前の状態。 結構白っぽく見えますが、全体に黄ばんでおり、ところどころ、薄いグレーがかっていたりします。 壁にさげていた棚の痕跡が見えます。
|
|
14:40頃。1時間ほどかけて、養生が終わりました。 マスキングテープを貼り、その上からぴろぴろしたビニールのついたマスカーを。 「こんなに丁寧にやるんだっけ」と母が言っていましたが、やっておいた方があとあと楽です。 (母も一緒にベンジャミンムーアの塗装教室に行ったはずですが、私と覚えているポイントが違いました)
マスキングが終わったところで塗装開始☆ と思ったところ、母に「コーキングは?」と聞かれて、今回コーキング材を持ってきていないことに気づきました。 コーキングという作業自体、忘れてた・・・。だめじゃん・・。 仕方ないので、コーキングはなしで塗ります。何とかなるはず。
ペンキの缶をあけてみると、かなり沈殿していることが分かりました。 あと、かなり濃くなっている気がしたので、適宜水で薄め、撹拌用具でよく練り混ぜます。 (このタイミングで塗装して本当によかったです。もっと置いておいたら固まってたかも) 塗料を買ったばかりのときは、缶を振るだけで均一になり撹拌用具の必要性を感じなかったのですが、今回は、買っておいてよかったと思いました。
塗った瞬間、「おわ、白い!」という感動があったのですが、その時は手もペンキがついてるし、写真を撮りそびれました・・。無念・・・。
塗料がやや濃いめのせいか、壁紙が(古くて風化してて?)多孔質で、しかも凹凸が深いからか、塗料がたっぷり必要な感じでした。 薄べったい刷毛ではすぐにかすれてしまうので、ぽってり厚みのある刷毛が役立ちました。 (鳥取の時は薄い刷毛が使いやすいと思ったのだけれど)
今回は天井も同じ色で塗りました。 通常の壁と天井の境目は単に90度に平面が接しているだけなのですが、ここは、天井側のヘリに小さなくぼみが。 この窪みがなければローラーで角も塗れるのですが、窪みを塗るためには刷毛が必要でした。
狭い洗面所ですが、母と手分けして塗っていきました。
|
|
さて、17:18。1回塗りが終わったところです。 肉眼ではすごく色が変わった印象があるのですが、写真だとわかりにくいです・・。 このあと、手で触れてもペンキがつかないくらいまで乾かします。 たっぷりの塗料を使ったせいかなかなか乾かず、結局、温風ヒーターなどもかけつつ、夕食後まで乾かしました。
|
|
夕食後、母がお皿を洗ったりしてくれている間、今度はひとりで塗装。 一度目と違って、白on白で、どこまで塗ったかわかりにくくなっているので、1人でやった方が混乱がないです。 この写真は21:40で、2度塗りが終わってしばらくしたところだったかな。
一度塗りの後では不均一な色合いだったものが、完全に均一な色になりました。 部屋がまばゆく明るく感じるほどの白さ!
またしばらく乾かして、今度は半乾き状態で養生を外します。
|
|
22:15。養生を外したところ。 黄ばみや色むらは全くなくなりました!
|
|
22:15。 このあたりの棚の痕跡も、見えなくなりました。 鏡の左右と上に細~いスキマがあるのですが、ここも養生して塗ってあります。
|
|
22:15。 コーキング材でマスキングテープを補助しなかったので、ちょっと塗料がにじんだところも・・・。 戸枠が木製でしかも古いものなので、表面が平滑でなかったのですね。 これくらいはほとんど気にならないと思うんだけど・・・。
一晩よく乾かして、翌日はタオル掛けなどの再とりつけ。 これが意外と手間取りました。 ネジ穴がガバガバで、また同じところにねじ止めすればいい訳ではないのでした。 穴を補修できる「どこでも下地」というもの、自宅にはあったのですが、ネジ穴問題のことを知らず、持ってきていませんでした・・・。
あれをずらせばこっちも、という調整が必要。 そして、せっかくきれいになったので、置くものも再検討しようか、ということになりました。
もとは、 ・つくりつけの棚がひとつ ・壁にとりつける棚2つ ・カウンターに置くカゴが2つ(父用、母用各ひとつ) ありましたが、つくりつけの棚の中身を見直して、「誰のものでもない謎のもの」は撤去。 ミニタオルの置き場所をちょっと変えたりして、 ・つくりつけの棚がひとつ ・壁にとりつける棚2つ
になりました。 カウンター置きのカゴが2つもなくなったことで、結構すっきり。 父のものは、これまでカゴに入っていましたが、つくりつけの棚2段におさまるようになりました。
|
|
1/11、14:15。 洗面台の左側。 白いスチール製の棚は再び取り付けました。 メッシュ状で軽い感じの棚です。 ティッシュは今回、この棚の下部にむすびつけることになりました。
|
|
14:15。 洗面台右側。タオルかけは、下が父用、上が母用。
この木製棚は母が以前作ったもの。壁と同じ塗料で白く塗ると、雰囲気が変わりそうです。 重たいものを置く訳ではないので、手前の柱を撤去するという手もありそうです。 白い紐は、今回仮につけたこぼれ止め。柱がなくなったら、そのあたりも調整しないと・・・。 この棚は、ひとまず仮置きで、使い勝手によってはこちらをやめてカウンターに置いていたカゴを復活させるかも、とのことでした。
そうだ、下段のタオル掛けをもっと短いものに交換して、この棚をもっと下げたら使いやすくなるかな・・・。 (建築当初からのタオル掛けで、留めてあるのがマイナスネジなんですよ!レトロ!)
この洗面所は、水栓がとっても古いタイプ(建築当初からずっと、だから35年くらい?)。 で、お湯の栓がやや漏るような状態です。今度はここも交換したいものです。 検索すると、水栓の交換は結構やっている人が多くて、真似して出来るんじゃないかと思うんですよね・・・。 外すことさえできれば・・・。
|
塗装は機能には関係ないと思っていましたが、
「折角塗ってきれいになったのだから」
と、置いてあるものを再検討する機会になり、結果、使い勝手にも影響することが分かりました。
父も、寝ている部屋(もとは私の部屋だったところ)を塗装しようかな、とやや乗り気になってきました。
やっぱ自分ちもどこか塗装してみるかなー。ん~~~。