採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

沖縄の「亀の甲せんべい」「小亀」

2020-01-06 | +お菓子・おやつ

2020年になりました。
今年もどうぞよろしくお願いします。
年末年始は実家に行って、スモークサーモン作りと、料理など。
けっこう料理していたと思うのだけれど、自宅に戻って、ふだんの食事の支度をしようとすると、
「あれー、ごはんの支度って何すればいいんだっけ」という状態。
助手としてパーツの作業をするのと、献立の決定からしなければいけない自宅では、なんかだいぶ勝手が違うのでした・・・。
3日に帰宅して3日経ちますが、まだ勘は戻らぬまま・・。
今晩の支度も憂鬱・・・。もらって帰ったお正月料理もそろそろ底をついて、どうしましょう・・・。

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さて、記事は短めのところから。先月のネタです。
12月後半は、ダンナサマがほぼずっといなくて(長期出張、帰宅直後から風邪でダウン、そのあとは風邪もなおりきらないうちに忘年会三昧)、クリスマスもひとり。
スーパーもほとんど行かず冷蔵庫のものの消費に努めていました。
商業施設に一切近寄らず、地上波TVでなくてYoutubeばかり見ていると、宇宙飛行士よりも季節イベントに疎くなる気がします。
(たまたま、Mozart Groupというポーランドのお笑いコント系弦楽四重奏団を発見して、はまりまくり! 特にパントマイムとの共演のグラモフォン(蓄音機)がお気に入りです。
あまりにはまって、全く分からないのに、ポーランド語のインタビュー動画まで見てしまう始末・・。)


仕事おさめの日の夕方、久しぶりにちょっとにぎやかさが恋しくなってきました。
クリスマスも終わったし、さほど浮ついてはいないはず。
ダンナサマもいないし、寄り道してしまおう。

で、ふとんカバー用ファスナーを買いにイオンへ。
片隅で、小規模な沖縄物産店がやっており、沖縄ってあんまり買うものないのよねー、と思いつついちおう眺めていると見慣れないお菓子を発見。
おせんべいです。
沖縄には何度か行ったことがあり、こういうもの、見かけたら絶対買うと思うのだけれど、これまで買ったことありませんでした。

沖縄の亀の甲せんべいと子亀

「亀の甲せんべい」というものと、「小亀」。
まず小亀を買って、その場で味見、気に入ったので亀の甲せんべいも買ってきました。
(両方あった方がブログ記事的にもいいかな、と)

 

沖縄の亀の甲せんべいと子亀

こちらは小亀ですが、こんな形をしています。
歌舞伎揚げみたいに丸いおせんべいがドーム状になっているのですが、へりが花びらのように6つ程度に分かれて、しかもぱかっと開いています。
この様子がなるほど、カメの甲羅みたいですよね。


 

沖縄の亀の甲せんべいと子亀

沖縄県うるま市玉木製菓の商品。
小亀の材料は、小麦粉、植物油、デンプン、食塩、膨張剤、調味料。
お米ではなく、小麦粉のおせんべいなのです。

 

沖縄の亀の甲せんべいと子亀

亀の甲せんべいのほうは、小亀とほぼ同じ材料で、更に最後に甘味料と書いてあります。
(甘い、というほどの味はありませんでした)

このおせんべい、食感が独特です。
お米やもち米のおせんべいは、カリカリと強めの音が噛むたびに続くと思うのですが、こちらは、もっと「柔らかい」感じ。
勿論(しなっと柔らかな沁みせんべいとは違って)水分はなくて、おせんべいらしい乾いた状態なのですが、カリッ、ではなく、パスッ、というような食感なのです。


沖縄の亀の甲せんべいと子亀


パスパスした食感が伝わるかと断面を撮ってみましたが、うーむ、これでは分からないかな。
気泡が細かい、ということは分かるでしょうか。

何に似ているだろう。
小麦でパリパリしたもの・・・
フランスパンの表面は結構パリパリで、これとは違います。
ラスクだと、サクサクしている感じで、それとも違うかなー。

強いていえば、麩菓子と南部せんべいの間くらいの感じ。
麩菓子よりはもっと噛みごたえがあり、南部せんべいよりも細かく発泡していて軽いです。 

あ、そうだ、味は違いますが、ポリコーン(ジャイアントコーンのポップコーン)とか、メレンゲ菓子に食感が似てるかも。
ポリリリリ、という感じの、固い泡みたいな食感なのです。


不思議な食感で、そしてほどよい塩味で、後を引くおいしさでした。
(私はおせんべいは、醤油味よりは塩味派) 


亀の甲せんべいと小亀の違いですが、亀の甲せんべいのほうが格段にサイズが大きく、ややぶあついです。
必ず割って食べるような感じ。
(順番に食べ進んでしまったので、比較写真撮り忘れました。無念。)
で、厚くてボリュームがある分、味が薄く感じるかも、と思いましたが、その分味を濃いめにつけてあるようでした。
小亀は、ひとつのサイズが丁度いいサイズで、塩味も丁度。
どちらか選ぶならば、私は小亀に一票です。

どちらもおいしいおせんべいなので、見かけたら一度お試しください。(銀座のわしたショップに置いてあるそうです)
イオンでは確か一袋300円程度の値段でした。


■参考情報
玉木製菓 (南風原町観光サイトによる情報)

玉木製菓のお菓子いろいろ(楽天市場)
亀せんべいシリーズには、甘辛しょうゆ味の「味亀」や、小亀のしょうゆ味、梅味などもあるようです

かめせん (著書もある畑主税さんのブログ「和菓子魂!」での紹介)
せんべい(小麦粉)ジャンルでの紹介です。なるほど、他にも沢山小麦粉のおせんべいってあるのですね。

コメント (2)
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