フルーツツアー、続きです。
(2)の目次
■ライチ(見)
■サラック(見)
■バナナ(食)
■マンゴスチン(見)
■ノニ(見)
■ドリアン(見)
■サントール(食)
■ケガキ(食)
■ランサ×ドゥク(食)
■ランブータン(食)
■パンノキ(見)
■観賞用パイナップル(見)
■コショウ(食)
■アビウ(食)
フルーツツアー(1)
フルーツツアー(3)
■ライチ(見)
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ムクロジ科レイシ属。 果実は6月頃が季節とのことで、地面に落ちていた殻を拾って写真を撮りました。 よく見えませんが、葉っぱは偶数羽状複葉。 最近は、冷蔵品が日本にも入ってきていますよね。 台湾でもシーズンは6月のようですが、なかなかこの季節に行く機会がありません。 せっかく輸入されているので、日本で食べようかな~。
殻を剥くと白くてもっちりしたゼリー状の果肉があり、中心のタネはつるっと果肉から剥がれるタイプ。 わずかな酸味と、独特の香りがあって、ロンガンより好きです。
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■サラック/スネークフルーツ/Salak/Salacca zalacca(見)
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トゲトゲの凶悪な様相のこのヤシは、サラック。 果実の写真は、2010年インドネシア旅行の記事のもの。剥いた写真もこちらにあります。 当時の感想は、食感はカブのお漬物で、味はハイチュウ。 古くなるとうっすらドリアン臭がしますが、状態がよい場合は臭いはないです。 インドネシアでは、大束で売られていました。 一度は食べてみることをお勧めしますが、うっかり、どっさり買わない方がいいとも思います。
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■バナナ(アップルバナナ)(見)(食)
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バナナの木と、出荷準備中だったアップルバナナ。 一番下は、別途、自分で買ったアップルバナナ。 食べてみて分かりましたが、台湾の芭蕉(バーチャオ)と同じ! 普通のバナナよりだいぶ小ぶりで、ぷっくり太め。熟すと皮がごく薄くなってきます。 果肉はほんのり甘酸っぱく、もちもち感があります。 大好きなバナナ。 ハワイでも台湾でも、どこかでみつけたらぜひおススメしたいバナナです。
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■マンゴスチン(見)
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マンゴスチンの木、初めてみました。 フクギ科フクギ属で東南アジア原産。 葉っぱが大きくて立派で、(1)に載せたスターアップルに似ていますが、科から違うし他人のそら似みたいです(葉裏の色は確認しそびれました)。 花も、なんか変わってますよね。なんで紅白なんだろう。 でも、4つのガク?や蕊の先端に、マンゴスチン果実の面影があります。 甘酸っぱく、ほのかにいい香りがして美味しくて大好きなフルーツですが、季節性もあるし、あとあたりはずれも結構あります。 インドネシアでも、例えばホテルの朝食には出て来ないような、やや高級フルーツだと思います。
こちらでもじゃんじゃん実るような作物ではないとのことでした。
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■ノニ(見)
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上の写真の左側がノニだったような・・・。 果実の写真は、2018年11月に台南の崇徳市場で撮影したもの。 健康食品だそうですが、激烈にまずい、ということです。
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■ドリアン(見)
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ドリアンは、細長くて、乾いた感じの固そうな葉っぱ。 いくつか実がなっていましたが、熟すのはまだ先かも。 農園オーナーの大好物だそうで、採取禁止、だそうです。 オーナーさんとわんこちゃん2匹で全部食べるのだとか。 以前インドネシアで食べましたが、状態がよいと臭みはなく、味もバタークリームのようにクリーミーで美味しかったのですが何故か即座に頭痛が・・。血圧が上がるのかな。 わんこちゃんには刺激が強すぎないかしら、と心配になってしまいます。
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■サントール/santol/cotton fruit/グラトーン(タイ)(食)
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見るのも聞くのも、勿論食べるのも初めてのフルーツです。 ツツジ科サンドリクム属で、東南アジアで栽培されているフルーツ。 見た目も種族も全然違いますが、マンゴスチンに近いです。 パカッと割ると、木質のぶあつい組織に包まれた果肉が放射状に並んでいます。 マンゴスチンは果肉がつるっとしていますが、こちらはぼわぼわした感じ。 このぼわぼわからか、コットンフルーツとも呼ばれるようです。 マンゴスチン同様、果肉の中にはタネがあって、タネにはケバがしっかり貼りついているタイプ。 ぼわぼわ部分をしゃぶるようにして味わいます。
味は、マンゴスチンをやや薄くしたような、でもとてもよく似た味わい。 (ぶあつい皮といい近縁種かと思いたくなりますが他人のそら似でしょうね) タネはひらたくて、エッジがするどい感じです。
タイでは、表皮のみ薄くそいで、この固い部分ごと、(生で)サラダっぽく味付けして食べたりするようです。 こちらのブログにその動画が。 今回、固い部分はかじりもせずにポイしてしまいましたが、どんな味だったんだろう・・・。
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■ケガキ(毛柿)/マボロ/ベルベットアップル(食)
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これも、みるのも聞くのもはじめてのフルーツです。 ビロードのような毛羽が全体に生えていて、インテリア雑貨の置物みたい。 ヘタが4枚で本体がオレンジ色で、なるほど毛柿ですよね。
固そうに見えますが柔らかく熟していて、すぱっと簡単に切れます。 果肉は白く、比較的均質なクリーム状。 味は、割と濃厚で甘い感じだったかと思います(このあたりで脳みそパンク。覚えきれずにだだもれしてます) 皮の近くにうっすら渋みというかえぐみがありました。(ここはおぼえてる) 確か、釈迦頭みたいな風味があるけれどこのえぐみがあるしやっぱ釈迦頭がいいなーと思ったような。。。
同行の新婚のご主人は、今回このフルーツが一番気に入ったとのこと。 私はそうでもなかったけど、でも味を忘れてしまったのでもう一度食べてみたいです。
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■Langsatランサ×dukuドゥク/ロンコン(食)
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巨峰ぶどうのようにぎっしり密集して実ります。
ドゥクというのはインドネシアで食べたことがあります(あとで記事を探してリンクをつけます)。 よく似たものに、ランサ(ラングサット)というのがあるらしく、こちらは、ドゥクとランサのハイブリッドのもよう。 で、「ああインドネシアのあれか」と特に期待せずに試食したのですが、これが!おいしい!!! しっかり酸味が効いていて、ゼリー状の果肉は適度にジューシー。 みかんみたいに房に分かれていますが、ちいさいですし、まるごと口に放り込みます。 種もなくて(シイナなのかも)、とっても食べやすいです。 たとえるなら、皮を剥いたシャインマスカット系の歯ごたえがあるぶどう。 何しろ味がいいです。 あまりにおいしいので、(さっきのがまぐれではありませんように、と願いつつ)売店で数個買って帰りました。 宿の部屋で食べてもおいしかったです。 もっと買えばよかったな・・。
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■ランブータン(食)
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ランブータンは、ツアー後の試食会で頂きました。 まんまるではなく、細長くて、食べ応えのあるランブータンでした。 ムクロジ科ランブータン属。 インドネシアではとても蟻がたかるフルーツなのですが、ハワイでは特にそうでもないとのこと。 アリの種類が違うから・・・?
ランブータン、ロンガン、ライチ、これらはみなムクロジ科。似た感じですよね。 みなさんはどれが好きですか?
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■パンノキ(見)
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なんとも美しくみごとな大木のこちらは、ロビンソンクルーソーなどの南洋冒険小説に出てくるパンノキ。 クワ科パンノキ属。 熟した果実は加熱して食べるようですが、やきいも味だそうです。
大きくて切れ込み入った葉っぱはハワイアンキルトのモチーフにもなっています。 ハエをはらったり、ほかの植物と組み合わせて編み込んでおもちゃの船の帆にしたりなど、伝統的に利活用されているようです。 大木になるため材木も利用価値が高く、シロアリに強い丈夫な材はカヌーの材料にもなるとか。
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■観賞用パイナップル(見)
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観賞用のミニパイナップル。
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■コショウ(食)
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つやつやした葉っぱで、すらっと平行に走る特徴のある葉脈。 素敵な見た目の植物です。 コショウ科コショウ属のツル性植物なのだそう。 胡椒ってこんな植物だったんだ〜。ツル性とは。 こんなに綺麗なので、観葉植物にしたいほど。ポトスより綺麗じゃない? ポトスならいらないけど、これなら育ててみたいなあ。 育てにくいのかなあ。
生の実をかじりましたが、さわやかな風味が最初あり、後からピリピリとした強い辛味がきます。
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■アビウ/abiu(食)
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アビウ。これも見るのも聞くのも初めてのフルーツです。 アカテツ科ポウテリア属。 同じポウテリア属にカニステルがあります。
黄色くてつやつやして丸く、こぶりなグレープフルーツのようです。 品種によっては先端がにょっと尖った、カニステルみたいな形状のものもあるようです。 切ってみると中は柔らかくとろっとした半透明な果肉。 私のところには、飛行船ヒンデンブルク号のような形状の黒いタネが。 どうやらこのタネは果実1個に1粒くらいのようで、私はアタリを頂いたようです。
果皮の内側の柔らかいところだけ食べるのですが、味は酸味がぜんぜんなくて甘いです。 アケビのタネのまわりのところって、甘くて酸味がなく(タネを別にすれば)歯応えもない感じだったと思うのですが、あれに近いかも。 アビウの果皮はヤニっぽいアクがあるのでかじらない方がいいとのこと。
私は酸味がしっかりあるフルーツが好きなので、このアビウはそれほど好みではありませんでした。 参考:ハワイのアビウについての記事
カニステルはずっと前食べたことがありますが、未熟だと固茹で卵の黄身、熟すとねっとりこってりした味で、とろっと水分の多いアビウとは全く違う味です、 同じ属で形はちょっと近いですが全く違うフルーツですよね。
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フルーツツアー(3)に続きます。更新は火曜日になるかもです。