採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

多摩川マルシェ~三つ編みニンニクを売りに・・

2013-09-19 | +三つ編みニンニクgarlic braid

 8月最後の週末、

三つ編みニンニク販売

Myニンニクにリボンを結んでおめかしして、  

シチリアヘビウリ

ヘビウリに目なんかつけてみたりしていました。

多摩川マルシェ

というのも、9/1(日)、とあるマルシェに生産者(?)として参加させて頂いたのです。
こちらは毎月第一、第三日曜日に東急多摩川駅前で開催されている「多摩川マルシェ」です。

(加工食品販売の場合は保健所etcの手続きが必要ですが、野菜を売るのには不要です)。

多摩川マルシェ

とてもこぢんまりしたアットホームなマルシェの片隅に、こんな感じでおじゃましてきました。

多摩川マルシェは、もとは年に一回のトマトフェスタから発展した定期市です。 
農業経営コンサルタントであり、 環境に配慮した小規模・持続可能な農業について研究していらっしゃる山代勁二さんが立ち上げた、地域振興のためのイベントです。

 
折からこの日は9月というのに大変な暑さ。
太陽は朝からギラギラ輝き、温度計は、すぐに35度以上に上がり、マルシェの終わる4時まで下がる気配はありませんでした。

ただでさえ愛想のない私が、こんな苛酷な条件下で慣れない売り子さんが出来たのかというと・・・・・。 
日陰にいるにもかかわらず、働いているのは生命維持機能のみ・・という状態。

そんなこともあろうかと、メール友達のSさん(実はお会いするのはこの日が初めて!)が
「Fujikaさん(察するにアナタはきっと売るの苦手だと思うけど)、私、売り子さん得意だよ!」
と応援にかけつけてきてくれました。
(Sさんあの日は本当にありがとうございました!)


猛烈な暑さに加え、この日は夏休みの最終日。
近在のパパ・ママは全員子供につきっきりで夏休みの宿題をやらせているのね、と思う程の人通りの少なさ。
閑散とした道の、アスファルトの反射が目に痛いです。
私はスーツケースに入る程度の品物を持ってきただけですが、車でどっさり果物や野菜を持ってきた生産者さん達は本当に大変です。
(閉店間際、他の方のものをいっぱい買い物して帰りました)


真夏の昼間、畑作業をするときも、確かに暑いです。
でも、大体は、1時間程度と時間を限って作業しているので、我慢もできます。
しかしこの日は、朝から夕方までずっと(テントの下とはいえ)屋外に滞在。
段々ボンヤリしてきて、おつりの計算があやしくなってきます。
御近所の商店の方が皆に小さな保冷剤をプレゼントして下さったのですが、真冬の屋外イベントでホカロンがとてもとても有り難いように、ひんやりした保冷剤が、体を癒してくれます。

みんな、暑さで真っ赤な顔をして、耐えきれなくなると、時々駅前のコンビニで涼みます(そして飲み物や氷を購入)。
この日一番の売り上げを上げたのは、このコンビニかもしれません・・・。
ジョウロで売り場の周りのアスファルトに打ち水をしたりしましたが、まさに焼け石に水・・・・。
(でももしにわか雨が降ったらそれはそれで大変だったかも)


人通りが少なかった割には、三つ編みニンニクの売れ行きはまあまあでした。
「こんなん作ってみたので、よかったら見て下さい~」という位のつもりでいたので、予想以上といえます。
売れたのも嬉しかったけれど、通りがかりのとある人が、パチリと写真を撮っていたのが嬉しかったです。
(スノコにぶら下げたリボンつきのニンニクは、自分でいうのもなんですが結構可愛かったと思うのです)

値段は、近所のお店をリサーチして、スーパーよりも、産直よりも安めに設定してみました。
大玉と小玉があるので、目方に応じて、50円刻みで値段をつけてみました。

買って下さった方はみんな小銭を持っていて、一万円札しかない、という方はいませんでした。
(スーパーで毎回万札を出して、コツコツ小銭や千円札をためておいたのだけれど)
「ちょっとまけてよ~」という(関西風な)ツッコミがあるかなーと予想していましたが、東京の方は品がいいのか(又は値付けが割とお得だったからか)、値切り交渉はありませんでした。

暑かったけれど、とてもいい経験でした。



また来年もいいニンニクが作りたいものです。
でも、2年連続成功した唐辛子が今年は大失敗だったように、成功するとは限らないんだなー、これが。
植え付け準備、頑張らねば(きのこを探している場合ではないかも)。



●気づいたこと
・ヘビウリは、目をつけるといいみたい。
とはいえ、「これ何ですか?」と聞いてくる人は思ったよりはるかに少なかった。
私のお友達だったらほぼ100%、珍しい野菜に少なくとも近寄っていくと思うのだけれど、むしろそういう人種は少数派なのか・・?

・他の方のお店で、スーパーのようにビニール袋詰めで野菜を売っている人もいたが、こんな暑さの日だと中が煮えてしまう。
ヨーロッパの市場では裸で積み上げてあって、たまに霧を吹いているが、あれには合理的理由があったのだと納得。
袋に入れるならば、せいぜい口の開いた紙袋に入れるのがよさそうでした。

・売れるかなーと危惧していたごく小粒の三つ編みニンニクも、買ってくれる人がいました。イレギュラーなミニサイズが好み、という人もやっぱりいるみたいで嬉しかったです。

・10玉もしくは7玉で一房にしたけれど、もっと少ない個数のものもあった方がよさそう。
麦の穂スタイルで5個とかどうだろうか。
あと、1個ずつというのもあるといいかも。

・ものを売るというのは本当に大変。
今回参加している生産者さん達は、人件費ゼロ、交通費が出るかどうか、くらいの状態を覚悟してやっているようでした。
例えば今回でいうと大きな水ナス3個で100円とか、スーパーより安いくらいの値段で申し訳ない程。
(全部コストに乗せて高い値段をつけて売っている(それでも売れる)ようなマルシェも中にはあるかもしれませんが)
皆さん、こういう直売マルシェを見かけたら、是非買ってあげて下さいね。
スーパーマーケット程度の値段だとしたら、売っている方はかなりつらい(足が出ている)と思います。
せめて完売になったら、また次も来ようという元気が出るかと。


■参考情報
(1)昔ながらのトマトの勉強会
トマトフェスタの実行委員組織。世界のトマトを通じて環境・教育・地域振興をはかる活動をされています。

(2)山代勁二さんの活動のひとつ、段ボール堆肥講習会

 

コメント (4)
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