採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

クルミの割り方

2012-01-21 | +きのこ以外

近くの産直で胡桃が売っていました。
あ、これ(割りやすい)ヒメクルミよね?とつい3袋も購入。

ところが、割ってみようとしたところ、オニグルミであることが判明しました。
オニグルミだけはもう、2度と買うまいと決心していたのに・・・・。


そういえば、先日わらびさんにあんずの種の割り方を教わったのだけれど、その手法が応用出来るかも?

金槌に加え、必要な道具はニッパー。

こちらがうっかり買ってしまったオニグルミ。
普通のオニグルミと違って先端がツンと尖っている気がして、ついヒメグルミと勘違いしてしまいました。


でも、2006年に撮った写真を見ると、ヒメクルミはもっと明瞭なハート形だし、表面がすべすべしているのでした・・・。
(写真右ふたつがヒメグルミ、左がオニグルミ)
最近買っていないから忘れてたよ・・・。

殻の厚さも違いますが、何より実の取り出しやすさが全然違います。
オニグルミは、細くカーブした空間に実がぴったりはまり込んでいて、つついた位では取り出せません。
針でこじりだそうとすると、貴重な中味が次第に粉のようになってしまうのです。

オニグルミの殻は、ご丁寧に二重構造になっています。
そのすき間にニッパーを差し込み、バッチンと切り込みを入れるようにします。

そうすると、切り込みに連動してヒビが入り、部分的に殻が欠け落ちていく訳です。これを何度か繰り返すと、割と大きめのカケラのまま、中味を取り出すことが出来ます。
針でこじり出すよりも、時間はかかるけれど、綺麗に取り出せる気がします。

こちらはカシグルミ。
この殻は薄いし、楽勝です。
これについても、ニッパーで殻に切り込みを入れます。

2,3回も切り込みを入れれば、簡単に中味が採れます。
こんな風に綺麗なハーフ状で取れたりも。


ちなみに、こちらはヒメクルミ。
(写真は2006年6月頃のもの)

金槌で継ぎ目を叩けば、軽くパカッと割れ、しかも中味はすっぽり手で簡単に取り出せます。

長野あたりの産直に行けば売っていますが、うちのそばにはないなあ・・・。
残念だなあ・・・。
どこかに植えたい・・・・。


ニッパーを使う技は鬼胡桃割りにも有効ということが分かりました。 
わらびさん、グッドアイデアを教えて下さいましてどうもありがとうございました!


・・・でも、やっぱ買うならヒメグルミだな。絶対・・・。

 

 

■■胡桃の割り方覚え書き
■道具
レンガ
新聞紙(敷いておく)
ペンチもしくはカナヅチ
ニッパー
掃除機(最後、飛散した殻を吸い取る)
ザルやお皿(取り出した胡桃を乗せる)

(1)オニグルミの場合は、オーブントースターで4分ほど、もしくはオーブンで10分ほど焼く。
そうすると、継ぎ目のところにかすかにヒビが入ってくる。
ヒメクルミやカシグルミの場合はオーブン焼きしなくても割りやすい。
(2)レンガの上に置き、ペンチなどで継ぎ目をひっぱたくと、パカっとふたつに割れる。
(3)ヒメグルミの場合はすぽっと中味が取り出せるが、それ以外はニッパーを使用。
殻の一部にニッパーの先端を差し込み、バチンと食いきるようにする。
そうすると、固い殻に自然にヒビが入り、一部が取れおちる。
中味がぽろりととれるようになるまで、これを繰り返す。

 

 

■参考情報
2006年6月にくるみを割ったときのブログ記事  (当ブログ)

コメント (4)
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