採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

赤いルバーブ狩り

2009-11-24 | +国内

2009/10/25


10月25日、ブログで知り合ったmiyakoさんにお誘い頂いて、長野県富士見の赤いルバーブ狩りイベント「高原の赤いルバーブを丸ごと召し上がれ」に行ってきました。
(miyakoさんのレポートはこちら

赤いルバーブは、実は昨年からカイエさんポメマルさんのブログで拝見していて、実はポメマルさんから頂いて、自分でもパイやタルトを作ったりもしていました。
なのに、あのルバーブとこのルバーブが同じ、とは申し込む際には(実は当日まで)気づかず・・・。
ぼんやりしておりました。

富士見町の町会議員をされているエンジェル千代子さん(ブログもお持ちです)が、ご主人の故郷イギリスから導入したこの真っ赤なルバーブを、町の特産にしようと活動されています。
値段は、おそらく組合協定価格で、1キロ1000円です。




このイベントは、ズーラのプログラムのひとつです。
ズーラとは、信州諏訪温泉泊覧会が10/24~11/15の期間開催している複合イベントで、農業体験、歴史探訪、大人の夜遊び、音楽コンサート、などなど全部で75もの体験プログラムから構成されています。

たった28日間に75ものイベントがあるので、とても全部は無理ですが、どれも興味深くて行ってみたくなります。
来年は、2つか3つ、チャレンジしてみようかな・・・。


実はmiyakoさんとはこの時が初対面。
知らない人に会うという緊張のあまり、わらびさんご夫妻を巻き込んでしまい(わらびさんふみえさん、本当にお世話になりました!)、ルバーブイベントの前日から、きのこ探しや直売所巡り等々、活動的に過ごしたのでした。
(きのこや素敵なディナーの様子は別記事にしますね)

ルバーブイベントには、わらびさんふみえさんご夫妻、miyakoさん、miyakoさんの息子さんコータロー君(仮名)、そして私で参加しました。
他にも東京や長野などあちこちから沢山の参加者が。合計12人くらいだったかな。


2009/10/25赤いルバーブイベント

集合は富士見駅。左側に駅があり、これが駅前広場なのですが・・・・。

なんともひなびた、可愛らしい駅です。
賑わいとか喧噪とはほど遠い感じです。

2009/10/25赤いルバーブイベント

綺麗なタイル絵がありました。

2009/10/25赤いルバーブイベント

こちらが今回のプログラムの説明です。
・ルバーブ収穫体験
・ジャム下ごしらえ
・クランブル作り
・ランチ
・ケーキ作り
・ジャム作り

という構成です。

2009/10/25赤いルバーブイベント

まずはルバーブ畑に。
こっちは、緑のルバーブだったかな。

2009/10/25赤いルバーブイベント

これが富士見町特産の赤いルバーブ。葉っぱがつやつやして、緑のルバーブとはかなり違います。珍しいルバーブなので育ててみたくなるところですが、いまのところ、ルバーブ生産組合員のみに株分けされていて、苗の販売はしていないそうです。残念・・・。
徳島藩の、藍みたいだな。持ち出し厳禁の秘密農作物だわ。

2009/10/25赤いルバーブイベント

春は酸味が強く、秋、寒くなってくると酸味が和らぎ、葉脈まで染まる程に赤味が強くなるそうです。

参加者みんなで10本ずつ収穫しました。これを回収し、後ほどジャムに加工します。

2009/10/25赤いルバーブイベント

こちらが調理実習&ランチをさせて頂いたペンションです。

ペンションのマダムが、すごくスタイルがよくて見とれてしまいました。何のスポーツをやっているのかな・・。

2009/10/25赤いルバーブイベント

まずは洗って頂いたルバーブを刻みます。
長さは1cmと、意外と短め。短く切った方が、繊維が細かくほぐれてドロリとしすぎないそうです。

2009/10/25赤いルバーブイベント

クランブルはココット仕立てなのでジャムの時よりも更に薄く切ります。ネギくらい、かな?
ココットにルバーブを入れ、砂糖大さじ1砂糖を混ぜ、予め作ってあったクランブルを乗せます。

2009/10/25赤いルバーブイベント

ジャムの方は、こんな風に刻んで砂糖をまぶして(ランチの間)しばらくおきます。そうすると水分が沢山出て来て、強火で煮ても焦げつきにくいとのことです。


ルバーブジャムとデザートの下ごしらえが終わったので、ランチタイム。

2009/10/25赤いルバーブイベント

大根と人参のサラダと、ルバーブドレッシング。
添えてあるのは黒トマトと黄色トマト。

2009/10/25赤いルバーブイベント

そば米、タマネギ、人参入りのスープ。
そば米のぷちぷち感が楽しいです。

2009/10/25赤いルバーブイベント

紫米入りのごはんのドリア。
ソースには、サイの目切りのりんごを使ってありました。時々あたるさわやかな甘酸っぱさが気分転換になり、ホワイトソースの重さを感じさせません。

2009/10/25赤いルバーブイベント

そしてデザート、先程仕込みをしたルバーブクランブル。
バニラアイスを添えて頂くと、熱々のルバーブとひんやりマイルドなアイスクリームがマッチしてとても美味しいです。

この時期のルバーブは酸味控えめなので、私としてはお砂糖はもう少し少なめが好みでした。


お食事の後は、テーブルを並べ直してクロスを片付け、調理実習です。
ケーキを作り、焼いている間にジャムも作成、という手順です。

ケーキは、計量は既に済ませてあり、混ぜて行く作業だけ参加者がやりました。

2009/10/25赤いルバーブイベント

これはケーキ作り用のルバーブ。先程のジャム用と違うのが分かるでしょうか。
全部が真っ赤に染まっているのは、お砂糖をまぶして冷凍してあったためだそうです。
これを軽くしぼってケーキ生地に混ぜ込みます。

この「絞る」という技はこれまで考えつかず、今回の収穫のひとつでした。

2009/10/25赤いルバーブイベント

型に流し込んだところですが・・・。
オーブンに入れてこれから膨らむのに8分目以上あるので、ちょっと多めですよね。

実は訳がありまして・・・。

2009/10/25赤いルバーブイベント

ケーキの問題には気づかぬまま、ジャム作り開始。簡単に柔らかく煮えてきます。

2009/10/25赤いルバーブイベント

ほどよく煮詰まったら瓶に移すのですが、今回種落としを使わせて頂きました。
漏斗状のものに出来上がったジャムを入れ、レバーを引くと、ジャムが下の瓶の中に綺麗に落ちるというもの。ジャム用じょうごいらずの便利ツールです。

支えがあるところもとても便利。

2009/10/25赤いルバーブイベント

全然瓶の外にこぼれないのですよ。

2009/10/25赤いルバーブイベント

ジャムの出来上がり!
ルバーブで作ったとは思えない、鮮やかな赤です。プラム系のジャムのようです。

2009/10/25赤いルバーブイベント

そしてケーキ。
なんと、型からあふれたり、膨らまなかったり。
後でレシピを見直してみると、卵の量が2倍というミスプリがあったのでした。

この型だと、粉、バターが120gなのですが、卵は「120g(4~5個)」と書いてあるのです。120gは正しいのですが、4個の卵は240g。個数を参考に計量したため、卵2倍のケーキとなりました。

そういえば、溶いてあった卵を見たとき、みんなが随分多いねえ、とコメントしていたのでした。
出来上がった生地も随分柔らかいし・・・。
誰か気づいてもよさそうなものでした。
(特に私!材料の換算には間違いがつきものと、骨身に沁みてよく分かっているはずなのに!! あのときのあの失敗もこの失敗も生かせなかったなんて、くやしいよ~)

でも、食べてみると、しっとりして柔らかめのケーキで、普通に美味しく頂くことが出来ました。ココット型などに流して焼いて、食べるときもその型のまま、というタイプの柔らかめのケーキもありますよね。

むしろ謎なのがお砂糖の量。
当日のレシピには120gの粉、バターに対して60gの砂糖、とありました。
甘さ控えめにして、ルバーブの酸味を楽しむ、という意図なのです。

ところが。

卵が2倍入ったにもかかわらず、結構甘いケーキなのです。
通常の半分にしているとは思えない甘さ。
混ぜ込んだルバーブにお砂糖が含まれるとはいえ、こんなに甘くなるかしら?
もしや砂糖も2倍?

美味しかったから別に問題はないのですが、あちこちと謎の残る仕上がりでした。
今度、レシピに従って自分でも作ってみようと思っているところです。


このケーキの失敗に責任を感じて下さって、なんと料金500円バックという処置が。
(見た目は残念な感じですが、食べてみたら美味しかったので、何だか申し訳なく思いました)
突然手にしたあぶく銭があるので、赤いルバーブ500gを買って帰ることにしました(もっと買えばよかった)。
ひとまず冷凍してしまったのだけれど、何を作ろうかな・・・。

コメント (14)
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