あずきでっちというもの、ご存知でない方のほうが多いかもしれませんね。秋田県の郷土料理なのだそうです。
見た目はようかん状で、味はおはぎ、というお菓子なのです。
作り方はとっても簡単。おはぎが好きな人は絶対に気に入るはず、というお菓子です。どうして全国的に広まらないのかが不思議なくらいです。
作り方はたとえばこちらのページにもあります。自己流の作り方を書いておきますね。
■あずきでっち(小豆でっち)
■材料
粒あん 5~600gくらい
(または小豆2合、砂糖300g、塩で比較的固め・甘めの粒あんを作る)
もち米 3合
■作り方
1)もち米を研いで十分浸水させ、気持ち水分控えめで電気釜で炊く。もちつき機などで蒸すよりも電気釜がよいです。
2)炊けたらすりこぎでぺたぺたと搗き混ぜ(これを方言で「でっちる」というそうで、ここから小豆でっちの名前がついたとか)、更に小豆を投入、適当に搗きながらよく混ぜます。→このまま匙ですくって食べても柔らかくておいしいです。
3)ラップにくるんでようかん状に形づくる(または密閉容器にラップを敷いて詰める)。冷めると切り分けやすくなるのでようかんのように切り分けて食べる。
ラップに包んだ状態で冷凍可です。
4)お好みで小さく切って表面にきなこやすりゴマなどをまぶしても。
お砂糖がもち米に浸透するせいか、時間が経っても固くなりにくい気がします。
丸めたり包んだりしなくてはいけないおはぎに比べて手も汚れないのに、とてもおいしいのです。
あんは時間があるときに炊いて小分けにして冷凍しておけば、もち米を炊くだけですぐにおはぎのようなおいしいおやつが!しあわせ~。
でも最近小豆を炊いていなくて、ずっと作っていなかったのです。そんな折、ポメマルさんから製餡所のあんを頂いたのです。
つぶあんとこしあん、両方!
こしあんは別のお菓子用にとっておいて、つぶあんは早速あずきでっちに。あんこを送りましたよ~、と届く前日にメールを頂いたので、その晩のうちにもち米をスタンバイ。翌朝に電気釜のタイマーをセットしておきました。
製餡所のあん(この写真はこしあんかも) これで200gです
200gのあんだと、もち米は1.5~2合分くらいが適量のようです。
2007/3/18 ぺたぺたと(しゃもじで)搗き混ぜたところ
さすがプロのあんこです。そのまま食べてもコクがあっておいしいのですが、ごはんとまぜてもしっかり存在感があります(私が作ったお砂糖控えめ~なあんだと、あずきでっちにすると、これは何?おかし?おかず?という茫洋とした味に・・・)。
お砂糖の量もあるけれど、ちゃんと塩味を効かせるのがコツじゃないかと思いました。
ポメマルさん、ご馳走さまでした~☆