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採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

郷土菓子まくらぎ

2018-12-17 | +お菓子・おやつ

12/13(木)~15(土)と、二泊三日で天草・熊本周辺に行ってきました。
熊本県は何度か行ったことがありますが、今回は未知のゾーン。天草地方です。
レンタカーをかりて、八代海をぐるりと反時計まわりする感じで、一筆書きでめぐってきました。

おおまかなルートは次の通り。

空港にてレンタカーゲット

熊本市の東南を迂回するようにして、島原湾に突き出した宇土半島へ(宇城市)
宇土半島付け根の〈道の駅宇城〉。

宇土半島南岸を進み、南端から(いつのまにか)橋をわたって、大矢野島(上天草市)

また橋を渡って、天草の上島。

上島の北岸沿いを進み、また橋を渡って、天草の下島。
下島は、内陸を西に進んで横切るかたちでまた海へ。
福連木直売所
一泊目は、この西側(天草灘・外洋側)の下田温泉。

2日目、海沿いを南下して大江天主堂、今年世界遺産になった崎津集落など観光。
更に南下、下島南端の牛深港へ

フェリーで東に向かい、長島(鹿児島県出水市)へ。

長島の南岸を進み、〈道の駅 黒之瀬戸だんだん市場〉
橋をわたって九州本土(鹿児島県出水市)へ。

北東方向に進み、熊本県水俣へ。
〈道の駅水俣〉。(ここで段ボールゲット)

このあたりから高速に乗ってさらに北上、熊本市街へ

ヤマト運輸で荷物発送。レンタカー返却。
2泊目は熊本市街泊。

翌日は、熊本市街をぶらぶら。
バスに乗って空港へ。


一筆書きということは、一度立ち寄ったお店は、一期一会ということ。
ぱっと見て気になるものはゼンブ買わないといけません。
国内旅行だし、手荷物は小さ目にして、現地で買ったものは送る方向で、びしばしお買いものを楽しみました。

最初に寄った「道の駅宇城」で、初めて見るお菓子がありました。 

郷土菓子まくらぎ

「まくらぎ」という名前のお菓子。初めて見ます。
黒糖にピーナツが埋まりこんだような外見です。
黒糖を固めたもののようにも見えますが、原材料を見ると、「小麦粉、黒糖、ピーナツ、大豆」。
小麦粉?
みっしりしていて、蒸しパン系では全くなく、餅系とも違います。

ちょっと迷いましたが、買ってみることにしました。

 

郷土菓子まくらぎ

1日目の宿で早速あけてみました。
見た目のとおり、しっかりした固形状。
でも、かじってみると、しにょっと柔らかい!
これは、東北の駄菓子にある、きなこねじり、に近い固さです。
あれよりも、ザラザラ感はなく、気持ちしっかり目ですが、手でちぎることも出来ます。

味ですが、思ったより甘さ控えめで、美味しい!!!
きなこねじりが好きな人は、きっと気に入る味だと思います。
中の豆は、ピーナツと大豆のようですが、双方似たような食感で、どちらもカリカリではなく、ややしにょっとしています。
ベースのしんなりした黒糖生地に、こりん、とした豆が混ざり、よいアクセント。特にピーナツ周辺を噛むと、ピーナツのいい香りがします。

総合して、とっても美味しいお菓子だと思いました。
買ってよかった!
(ていうか、2パック買ってもよかったくらい)
 

郷土菓子まくらぎ

ラベルの裏面に説明が。
昔はこのあたり(三角町)ではサトウキビ栽培をしており、そのせいで黒糖を使ったお菓子が作られていたようです。

後半など特に、単なる由来説明ではなく、郷愁あふれる散文詩ともいえる文章ではないでしょうか。
(東京の広告代理店の人には書けない文章じゃないかなあ)


 


郷土料理の本など、割とよく読んできたつもりですが、「まくらぎ」というお菓子は全く知りませんでした。
最近、地域振興の一環として、一度廃れたような郷土菓子を有志の手によって復活させている場合もあるようですし、それかなあ。
三角(半島南端)でしか手に入らなかったものが、宇城(半島付け根)でも買えるようになったということは、人気が出て、生産が増えてきたのかしらん。

まだあちこちに、未知のお菓子があるのだわ。
いつか出会えますように。


■まくらぎ 参考情報
クックパッドにレシピが!
鍋に水とピーナッツと黒砂糖を入れ、沸騰したら小麦粉を入れて弱火で練り上げる、という工程。
水で豆を煮るので、豆が少ししんにょりしているのだわ、きっと。
(郷土菓子の本筋からは外れてしまいますが、ココア少々を混ぜてもいいかも・・・)

レシピ別バージョン

地元TV局の放送(Youtube) 九州朝日放送 アサデス。KBC 【ナゾ食】 まくらぎ 2013.1.25放送 (熊本県宇城市三角町) 

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ウクライナのマリービスケット

2018-12-05 | +お菓子・おやつ

台南に行ったとき、東南アジア商品のスーパーマーケットに行ってみました。

我が家のとなり町にはそこそこ充実したタイ食材店もあるのですが、一応見てみたいと思って。

お目当ては、キャッサバチップ。ゲットしました。
もうひとつ、予想外のものをみつけて、買ってしまいました。
 

マリービスケット。

maria-grona

とっても可愛らしいイラストですよね。
罌粟の花と、ドレスを来た女の子。
ちょっと永田萌さんの絵のような、透明感のある色合いです。
(パッケージの下・上にさらに絵が続いているので、今度写真追加で撮ります)

罌粟の花のデザインなんて珍しい、一体どこの・・・と裏を見たら、なんと、ウクライナ産!

ウクライナ!?

台湾にある東南アジアスーパーに、ウクライナのお菓子・・・。
どこ経由かわかりませんが、はるばるよくいらっしゃいました。

 

maria-grona

Rがさかさまのこれは、ロシア語かしら?
でも、今調べてみたら、ウクライナ語というものがあるそうです。ロシア語とどのくらい違うのかはよく分かりません。
ウクライナ語かも。

 

maria-grona

背面の、各国語表記を見てみると、ユーロ圏内商品とはまた違う言語です。
折角なのでロゼッタストーンごっこ。

LT:リトアニア
ET:検索したらエチオピアと出てきましたが、ウクライナ商品がエチオピアまで?ありえないことはないけど、エチオピアの言語アムハラ語は、アルファベットとは違うくりんくりんした文字。地図でウクライナ周辺を見て探したところ、おそらくエストニア(EEまたはEST。フィンランドの対岸で、タリンがある国)。
エストニア語なんてあるんですね! ロシア語方言みたいなものかと思ったら全く違って、フィンランド語に近い言語のようです。
なるほどよく見ると、oo とか aa ee が使われている単語が沢山ありました。
UA:ウクライナ
AZ:アゼルバイジャン
EN:英国
FR:フランス
DE:ドイツ
RO:ルーマニア (ロシアはRU)
AR:アラビア

ロシア語表記はありませんでした。
ロシアとの国際関係がよくないのか、単にロシア市場に食い込めないだけか、ロシア人ならウクライナ語が読めるはず、という扱いなのか。
(でもロシア語とウクライナ語は7割がた一緒で、ウクライナ人はロシア語が分かるけれど、ロシア人はウクライナ語が分からないという説も)

旧ソ連の国のうち、リトアニア、エストニア、アゼルバイジャンが入っています。どれもウクライナとは国境を接しておらず、またこれらのどの二つも隣国ではないです。
距離以外の何かの理由で関係が深いのかな。

ビスケットという単語を比べてみると、リトアニア語がなんと3単語! 
マジ?
sluoksniuotos teslos sausainiai で画像をみてみると、パイ生地のクッキーが出てきます。sluoksniuotos は 層状の みたい。
(マリービスケットはパイ生地じゃないので、別のお菓子パッケージの翻訳文をそのままこちらに流用したのかも)
sausainiai の一単語でビスケットという意味で使えるみたいです。

「おやつはビスケットよ」と伝えるのに、毎回「****  ***  sluoksniuotos teslos sausainiai.」って言ってるのかと思って心配しちゃいました。(←余計なお世話)

保存が、18度±5 というのもちょっと新鮮。日本でいう「冷暗所」より、涼しめだと思うのですが、どうでしょう。
日本や台湾にはハードル高い温度です。

 

maria-grona

マリービスケットは、比較的しっかり固めの、なつかしい味でした。
最近、日本で売っているマリービスケットは、昔と違って、サクサクして口どけがいいです。
ダンナサマも私も、昔タイプのかっちり固い方が好み。
こちらのマリービスケットは、固めで好みでした。
 


gronaは大手のお菓子メーカーのようです。
検索するといろいろなお菓子が出てきます。
同じイラストレーターさんのパッケージのものも、いくつか。
男の子とナラの木の葉やどんぐり、アヤメとピエロ、黄色い野ばらとレディ、大きな葉っぱと男性、ウサギやリスと黄色い花。
どれもほのぼのレトロな感じで素敵。



マレーシアは、各国からの移民が多いせいか、食材もとても多様でした。
探せば何か国ものマリービスケットが、手に入る状態でした。
この前行ったときは、バクラバと、インド菓子に気をとられていたため、ビスケットはひとつたりとも買わなくて、後から悔やんだのでした。
その恨みをとりあえずひとつ晴らせてよかったです。

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ラ・メゾン・デュ・ショコラのチョコレート

2018-10-09 | +お菓子・おやつ

ダンナサマがカタログギフトを頂く機会がありました。
我が家では珍しいこと。

選択の権利を奪い取り、私が選んだのはこちら。 

ラ・メゾン・デュ・ショコラのチョコレート

ラ・メゾン・デュ・ショコラのチョコレート詰合せ

ラ・メゾン・デュ・ショコラは、フランスのチョコレート屋さん。
カタログにはもうひとつ、ジャン・ポール・エヴァン(こちらもフランス)のチョコもありましたが、悩んだ末にこちらにしてみました。
食べログにて「繊細な味」という評価がいくつかあったので。
こういう高級なチョコレートは、気になりつつも、まず自分では買わないものです。
(5千円あったら上等の製菓用チョコレートが1キロ買えるよなあ、と思うと、つい原材料の方を買ってしまうのです)

でも、たまにはプロの作品を食べてみて、勉強しないと。
ピールのチョコがけをここ数年作っていますが、ガナッシュのものも作ってみたいと思っているのです。
特に、大きさがどの程度がいいのかが気になります。
以前、上野のイナムラ・ショウゾウのチョコレート屋さんで1個買いましたが、とても薄べったくて驚きました。
(薄いと口の中からすぐに溶けてなくなってしまって、後味スッキリともいえるけれど、なんとなく物足りなく寂しかった)

 

ラ・メゾン・デュ・ショコラのチョコレート
ラ・メゾン・デュ・ショコラのチョコレート

箱の中身(上段・下段)

箱詰めは、立体的な仕切りや薄紙がなく、チョコレートがぎっしり詰まっているタイプでした。
仕切りや薄紙は、量の少なさをごまかすような気がしてしまって、こういうぎっしり詰まっている方が好みです。

中身、特に上段を見て驚いたのが・・・

 

ラ・メゾン・デュ・ショコラのチョコレート

大きさがまちまち

それぞれのチョコレートボンボンの大きさがまちまちなこと。
正方形、長方形など形が違うだけでなく、同じ形でも種類によって厚みが違っていて、びっくり!


 

ラ・メゾン・デュ・ショコラのチョコレート

厚みがいろいろ

それぞれの味の個性に応じて、形状・厚みを変えているものと思われます。
(これが「繊細」ってことかしら)

いくつか食べて感じた傾向としては、味が濃いほど小さ目・薄め。
例えば、濃いビターチョコ味でねっちりと密度が高いものは、長方形で薄べったい形状。
ミルクチョコレートでややふんわりしたガナッシュは、正方形で厚い形状。


添付のしおりに、それぞれのサイズを書き込んで、記録しているところです。

 

自分で作るならば、芯のガナッシュはせいぜい1~2種類。
作業性と箱サイズも考慮して形を検討しないといけません。
爪楊枝を刺すならば長方形がいいし、チョコフォークに載せるならば、大きめ(厚め)の正方形が作業しやすいです。

一番大き目サイズの正方形のものは、3口で食べるような感じでした。
長方形だと、2口で食べ終わりがち。
どっちがいいんだろう。自分としては、2口だとちょっとさみしいかな?
長めの長方形にして3口で食べるのはどうかな?
それとも、日本人の好みとしては、イナムラ・ショウゾウのように、薄くはかないのが美味しいのかしらん。

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チョコミントわらび

2018-08-21 | +お菓子・おやつ

面白読み物サイトのデイリーポータルZで、セブンイレブンのスイーツ「チョコミントわらび」についての記事を読みました。
青くてぽにょぽにょで可愛い、のだそう。
(味については「おいしい」との明言はなし)

実物を見てみたくて、夜のウォーキングついでにコンビニに寄り、買ってみました。 
普段は滅多にコンビニには寄らないのですけれど・・。

チョコミントわらび

「ふわっとろ チョコミントわらび」

この夏、チョコミントスイーツシリーズが4つ販売されるそうで、こちらがその第一弾だそう。


 

チョコミントわらび

水色でぷにぷに

噂通り、水色でぽよぽよ。
指でつつくと、全く何の抵抗や反発がないくらいの柔らかさです。
こんなに柔らかいものって、あんまりないかも?
触るだけで楽しめます。
(表面に粉がまぶしてあって、手が汚れないようになっているのも触りたくなる要因かな)

 

チョコミントわらび

断面

ダンナサマと半分こするため、切ってみました。
断面はまた違う面白さ。わらび餅部分が、氷河の内部のように、透明感のある青さで、すごく綺麗です。
クリームはとっても柔らか。原材料を見たらゼラチンとあったので、形を保つ程度のギリギリの量、使われているのかもしれません。

味にはあまり期待していなかったのですが、食べてみると、違和感は特になくて、美味しいチョコミント味。
ダンナサマによると、皮にもスーっとするミント風味があったとのこと。(私はよく分からなかった)
皮よりもクリームが柔らかいため、噛むとどこにも反発する部分がないため、皮のぷるぷる感はやや目立たなくなります。
(こしあんを包んだわらび餅や雪見だいふくを思い出してみると、もち部分より餡がやや固く、餡を土台にして、やわらかいわらび餅を噛み切る快感、みたいなのがあると思うのですが、これは歯ごたえ的なものがどこにもないです。)
クリームにはところどころビターなチョコが混ざっていて、そこがまた美味しいです。

ぺろっと食べてしまいましたが、冷凍して食べてみたいかも、と思いました。
クリームがアイスクリームみたいに固まって、わらび餅がぷるぷるの状態で食べてみたいです。
凍らせたら外側のぷるぷる感は失われてしまうかな?
(雪見だいふくのチョコミント味ってあるのかな)


ところで、ウォーキングついでにこのお菓子1個だけ、サクっとスマートに買うつもりだったのですが、そうはいきませんでした。
3回もコンビニに通って、しかも買わなくてもいいものをいっぱい買ってしまいました。



1回目 

コンビニスイーツ


ウォーキングついでに最寄りのセブンイレブンに行きましたが、はずれ。

必ずあると思い込んでいて見当たらないと、気合の持って行きどころがなくて迷走してしまいます。
「チョコミントわらび」はなくて、新製品の「チョコミントもこ」がずらり。
仕方ないのでこれを買ってみました。
でもって、わらび餅っぽいものを求める心もあり、「もっちりくずねり」。
そして買わなくてもいいマカダミアナッツクッキーまで。
しかも、せっかくあったクオカードを持って行き忘れ。

チョコミントモコは、シューとポンデケージョの中間くらいの皮にチョコミントクリームが包まれていました。
「もっちりくずねり」は、ほんとにもっちり。抹茶味も濃くて好みでした(おすすめ)。
マカダミアナッツクッキーは、予想通りのサクサク感とナッツ味が美味しかったけど、コンビニで買ってしまうなんてなんだか負けた気がするー。


2回目

コンビニスイーツ


また夜のウォーキングついでに、同じ店をチェック。クオカードもしっかり持って、入荷したかな?と期待しましたが、ハズレ。
私はそのまま帰ってもいいと思っていましたが、ダンナサマが「せっかくだし、クオカードもあるし」ということでコーヒーゼリーとおまんじゅうを。
コーヒーゼリーは、これはこれで美味しいけれど、スーパーの雪印メグミルク3連のでもいいかな。
おまんじゅうは、形はかわいいけれどちょっと甘すぎ。

この時、恥をしのんで(?)店員さんに「あの~、チョコミントわらびってありますか?」と聞いてみました。
「最近見ないかな・・あんまり出なくって・・・」との回答。

売れないから入荷してないのかなあ。
別の店を攻めるべきかも。


3回目 

コンビニスイーツ


今度はやや離れた違う店に。
ウォーキングついで、というところに意味があったのに、この日はダンナサマが見たいTVがあるということで、車で出かけることになってしまいました。
念願の「チョコミントわらび」を無事みつけたのはラッキーでしたが、おいしくなかったときの保険用の普通のわらび餅、そして、車で来たから持ち歩き時間も短いってことでアイスまで。
なんてこったい。

たった1個のお菓子が欲しかっただけなのに、えらいことセブンイレブンに注ぎ込んでしまいました。
お菓子買いすぎだ~。
ウォーキングの効果が台無しです。

ウォーキングはなるべく続けるにしても、しばらくコンビニには近寄らないようにせねば。 


あ、でも8/28に、「もちとろチョコミント」が発売ですと。
もちもち+チョコミント。
気になる・・・。



皆さんのはまってるコンビニスイーツがありましたら教えて下さい。

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魚の皮チップ(keripik kulit ikan)

2018-03-12 | +お菓子・おやつ




魚の皮チップ

ダンナサマがインドネシアからお土産を買ってきてくれました。

魚の皮チップ

こ、これは・・・。
鱗の模様からもわかるように、魚の皮。
それをカリカリに揚げておせんべいのようにしたものです。

魚の皮チップ

keripik kulit ikan
と書いてあります。
keripik:チップス(ケリピックという音からしてカリカリって感じですね) kulit:皮 Ikan:魚
つまり魚の皮チップス。
一度干した魚の皮を、揚げてサクサクにしてあります。


生臭いかも?となかなか開封する気になれませんでしたが、カラリと揚げてあるので、魚臭さは全然なし。
サクサクで、ほどよい薄い塩味で、美味しいチップスです。
やや湿気易いですが、湿気たらオーブントースターの低温で数分焼くともとに戻ります。

カリカリのおせんべい系のものですが、たんぱく質由来ですよね。
おせんべいやポテトチップスだけだと糖質ばっかりになってしまうけれど、魚の皮チップを加えれば、たんぱく質もとれて、いいかも!
(まあこの手のカリカリだけで食事を済ませるのは無理があるかもしれませんが)


とてもおいしい、いいスナックだと思うのですが、魚をよく食べるはずの日本にないのが不思議です。
日本にある、魚関係でカリカリのもの・・・ 小魚の煮干し?
小型のカレイをカチカチに干したものも見たことがありますが、ごく珍しい食材ですし、スナック用途ではないかも。

なんでだろう。

・油で揚げてカリカリにする、という文化があまりない(インドネシアは暑さで食品保存が難しいからか、いろいろと揚げてチップにする習慣があるようです。たとえばこのレシピページなど)
・気温はともかく湿度が高くてせっかくカリカリにしたとしても湿気やすい
・日本人は食感としてしっとりしたものが好き
・日本の場合魚を調理する際は、大抵皮ごと調理するので、皮だけ剥がすということはあまりない
 (インドネシアでは、この皮チップの本体側はどう使っているのでしょう?)
・チップス向きの分厚い皮をもつような大きい魚がふんだんにはとれなかった
 (インドネシアでは、川や湖で大きな魚がとれそうだと想像しています)




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ドリアンチップ

2018-03-06 | +お菓子・おやつ

とってもおいしいドリアン加工品を頂いたので紹介します。
(miyakoさん、ありがとうございます!)

durian_chips

それがこちらのドリアンチップ。
Monthong Durian Cips
と書いてあります。


フレッシュのドリアンは、インドネシアで一度食べたことがあります。
味は、クリーミーで美味しかったけれど、食べた直後になぜか頭痛が・・・。
(血圧が上がったせいでしょうか)
そのせいか、またぜひ食べたいというほどでもありませんでした。
ドリアンよりマンゴスチンの方が好きかな~。

ドリアン加工品はなおさら。
ドリアンのおいしさはさほどないけれど(私に感じ取れないだけかもしれませんが)、ドリアンの異臭はしっかりある、というものが多い気がします。
(ドリアンキャラメル、ドリアンクッキー、ドリアンチョコなどいくつかつまんだことがありますが、マンゴスチン系だったらよかったのになーといつも思います)

ところがこのドリアンチップ、ドリアンのにおいが全然ないのです!
そして味は、パリパリのおいしいチップ。
ドリアン味がするかどうかは私にはよくわかりませんが、ポテトチップやバナナチップ、ココナツチップが好きな人はきっと気に入ると思います。

芋系統の粉っぽさはなく、マカダミアナッツのようなリッチなナッツっぽさがあります。バターのような風味も。
味付けはほのかな塩味で、酸味はなし。
一度つまみ始めるとやめられなくなってしまうおいしさです。

ドリアン好きで何度も食べたことがあるダンナサマも、「生のドリアンとは違うけれど美味しいよね」と。

インパクトは特に狙わず、おいしいお土産を買いたい、という人には断然おすすめ。
タイ食材店が近くにあるので、同じものがおいていないか探しに行こうかと思うくらいです。

Miyakoさん、珍しくおいしいもの、ありがとうございました!

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花咲かりん(カノム・ドーク・チョーク)

2018-01-17 | +お菓子・おやつ

先日わらび邸におじゃました折、珍しいお菓子を教えていただきました。

カノム・ドークチョーク

ひだひだの半球形の花のような揚げ菓子。

カノム・ドークチョーク

その名も「花咲きかりん」。
三重県伊賀のお菓子のようです。
これと似たものを、タイ食材店で見たことがあります。

カノム・ドークチョーク

原材料は米粉、小麦粉、片栗粉、砂糖、ココナツミルク、黒糖、牛乳、卵、塩、ゴマ、植物油脂等
ココナツミルクも入っているし、タイのお菓子をヒントにしているものかもしれません。

カノム・ドークチョーク

まじまじ観察してみました。
マリーゴールドのお花のよう☆

カノム・ドークチョーク

裏はこんな感じ。

結構しっかりした固さなので、うっかりかぶりつくと口の中で巨大な欠片がモゴモゴするし、折れたものをこぼす恐れがあります。手で適当な大きさに割ってから、ひとかけずつ食べていくほうがよいかもしれません。

味は、あっさり甘さ控えめ。固い生地なので油がさほどしみこんでおらず、カリンカリンした食感です。
ココナツミルクの風味はほとんどせず、原材料欄を見なければ気づかなかったほど。


おいしさはもちろんですが、この形状が不思議です。
確か、鉄製の花みたいな型に棒がついているものを使うはずなのですが、ドーム状になっている理由がわかりません。
柄つきの型をてんぷら液みたいな生地に半ばまでひたして、それを揚げ油に入れて揚げるはず。
型から抜くには、表側(ふくらんでいる側)が、柄に近い側のはずなのだけれど、凹面になっている型だと抜けないよね?
型から外したあとに、揚げていると自然にカーブしてくるのかも?(duckbillさんの説)

気になるので調べてみました。
「揚げ菓子 タイ」で検索すると、このお菓子は「カノム・ドークジョーク(またはドークチョーク)」ということが分かりました。

カノム・ドークチョーク

使う型はこんな感じ。
(写真はこちらからお借りしました)

うん、そう。こういうまっすぐな形でないと、型から抜けないよね。


もうちょっと調べると、カノム・ドークチョークのを作ってみた方のブログ(こちらとかこちら)がみつかりました。

これらの情報によると、揚げたあと、まだやわらかいうちに、小さめの凸型のもの(伏せたお茶碗の高台など)にのせて、花開かせるようなのです。
その手があったか~。なるほどねー。
しばらくすると冷めて固くなるので、凸型からはずしても形が安定します。なので凸型のものは沢山用意する必要はないようです。


そういえば洋菓子の本でも、こんな感じのお菓子を見かけました。名前にロゼッタとかロゼットとかがついたような・・・。
調べてみると、英語ではロゼットクッキー(型はロゼットアイアン)というそうです。

こちらのブログによると、スイス、ドイツなどヨーロッパ各国、そして中近東にも類似の揚げ菓子があるようです。
(イスラム世界からヨーロッパに広がったのかなあ)
ただし、どれも、揚げあがった平らなままの形状。
わざわざドーム型にするのは、タイ特有のものかもしれません。


一度作ってみたいけど、型を買うほどではないかなあ・・・。

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干し柿の和菓子

2017-12-05 | +お菓子・おやつ

デーツにはナッツやチーズを挟むみたいですが、日本の甘いドライフルーツ、干し柿には、栗をあわせて和菓子にするパターンが多いですよね。
(干し柿と栗、どちらも秋の味で組み合わせるのも必然と思いがちですが、厳密にいうと、栗がとれるのは初秋、干し柿が仕上がるのは晩秋で、ちょっとずれているような気もします。)

お友達に、栗きんとんの聖地、中津川の、干し柿と栗のお菓子を何種類も頂いたので、ご紹介します。
(Caieさん、ありがとうございました!!!)

5つを食べ比べてみたところ、大きく2つに分類されるのが分かりました。
一つは、干し柿そのままに、栗ほぼ100%のきんとんを包んだもの。
もうひとつは、柿の表面に寒梅粉(細粒のおせんべい粒)をまぶしたもの。こちらの餡は白餡と栗をミックスしてあり、より和菓子っぽい印象です。口に入れた第一印象は、米(おせんべい)の香りになります。

干し柿+栗きんとんのものは、どちらも素材そのままなので、味わい分けるのはかなり困難。
要するにどこの和菓子屋さんのものでもおいしいです。
寒梅粉のものは、それぞれのお店でひと工夫しているのが分かります。

干し柿と栗の和菓子

上が川上屋の「柿の美きんとん」。赤い包み紙に見えるのはほんものの柿の葉です。
下は松月堂の「久里柿」。

干し柿と栗の和菓子

「柿の美きんとん」は干し柿+栗きんとんタイプ。
「久里柿」は寒梅粉つきのタイプ。

干し柿と栗の和菓子

「柿の美きんとん」は干し柿の一辺を切り開いて、栗きんとんを詰めています。

「久里柿」は、干し柿の中だけでなく外側にも餡(栗+白餡)を塗ってあってびっくり!
餡による保湿効果か、一番柔らかく感じました。

干し柿と栗の和菓子

左が満天星一休(どうだんいっきゅう)の「杣の木洩日(そまのこもれび)」。
中が柿の木の「五百羅柿」。
右は恵那福堂の「柿つづみ」。
(満天星一休はcaieさん一押しの和菓子屋さんです)

 

干し柿と栗の和菓子

中身はこちら。
左右の「杣の木洩日」と「柿つづみ」が干し柿+栗きんとんタイプ。
中央の「五百羅柿」が寒梅粉まぶしタイプ。

 

干し柿と栗の和菓子

左の「杣の木洩日」は、柿を、ヘタを支えにすっぱり2つに切ってしまって、そこに栗きんとんを挟んでいます。一辺を切るよりも、作業性はいいかもしれません。
中央の「五百羅柿」は、栗+白餡なので、色白でしっとりしたきめ細かい餡です(栗100%の栗きんとんだと、ホクホクした感じ)。表面に寒梅粉がびっしりはりついているけれど、何か接着作用のあるものを塗るのだろうか(水あめとか?)。
右の「柿つづみ」は、「木漏れ日」よりも柿が柔らかくねっとり系でした。(たまたまかもしれないけど)


小さな柿に上手に詰めるのは、けっこう大変そう・・。
日本ならではの美しく美味しいお菓子です。
Caieさん、本当にありがとうございました!

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栗マシュマロ

2017-09-04 | +お菓子・おやつ

まだ9月に入ったばかりだというのに、めっきり秋らしくなってきました。

2013年の9月1日、初めてニンニク売りに行ったのですが、その日はアスファルトから陽炎が立ち上るような暑さ。朝からずっと水を飲みっぱなしなのに、一度もトイレに行かなかったほどでした。
そして、命の危険を感じるような暑さの日は、当然人通りもなし。
(みんな室内で、家族総出で夏休みの宿題日でもやっていたのかも?)
私がお店出すときばっかり暑いような気がするなあ、んもー。

 

栗マシュマロ

さて、週末、いつも行かない生活雑貨のお店に行ってみました。
(いつも行くパン屋さんの2件隣)

かわいいもの発見!
栗マシュマロですって。
そういえば、そろそろ栗の季節☆
1個買ってみました。

栗マシュマロ

ダンナサマと半分こ。
中には、白っぽい色のキャラメル?が入っていました。

味は・・・
うーむ、栗の味は全然なし。


原材料を見ると、栗の成分は一切なし。
(人工香料で香りだけでもつけてあるかな、と期待したのだけど)
中のキャラメルも、妙に甘いだけで、クリーミーでもないし、キャラメルのような香ばしさもないです。
要するに、味はイマイチ。
これだったら、以前飲んだくりほうじ茶の方が余程しっかりした栗風味が楽しめます。しかもあっちはノーカロリー。

形はかわいいんだけどなあ。惜しいなあ・・。
栗の香りをつけるか、もしくはコーヒー味にして、茶色い栗にするのはどうかなあ。
(やまやのコーヒーマシュマロは、けっこう美味しいと思うのです)


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鶴乃子

2017-05-18 | +お菓子・おやつ

ダンナサマが九州の出張に行ってきました。
帰りは福岡空港だったそうで、買ってきてくれたおみやげはこちら。
 

鶴乃子

石村萬盛堂の銘菓鶴乃子。
紙でできた卵形の箱はさわり心地がよく、上面もふっくら盛り上がっているんですよ。
(このふっくら感は創業者からのこだわりだとか) 

鶴乃子

中には紅白のたまご~☆ 

鶴乃子


包み紙は紅白ですが、中味はどれも、真っ白。
もちろん卵形で、ふわふわのマシュマロです。 
(この手はダンナサマ) 

鶴乃子

マシュマロの中には黄身餡がほどよい分量、入っています。
(私は鈍くてしばらく気づきませんでしたが、卵の中には黄味があるから黄身餡なのですね。白あんにしては黄色いなー、と思ったのよね) 

石村萬盛堂は鶏卵素麺を作っている和菓子屋さんです。
沢山余る卵白の活用のため、鶏卵素麺発売の5年後、1910年に鶴乃子の原型となるお菓子を発売したのだそう。初期の頃は、卵形の紙箱は、もう少し尖った形だったようです。 


こういったマシュマロ+餡というお菓子は最近あちこちにあったりします。
類似品はここ数年のうちには食べたような気がしますが、本家は、だいぶ久しぶり(10年以上?)。

真っ白な卵形のマシュマロは、なんとも可愛らしくて、ふわふわでサラサラの食感は赤ちゃんのほっぺのよう。
ずっと、もにもにしていたいような気持ちよさです。
ぱっくり食べてみると、柔らかくて滑らかで、そして思ったより甘くない! 
ここ数年で食べたマシュマロの中でも、ピカ一の上品さです。
中にはコクのある白あんが。(→黄身餡でした) 
(創作和菓子系でよくあるような)バター風味はないものの、マシュマロ部分の味と、よく合います。
白と黄色は、まさにたまごのイメージです。(←ダンナサマに言われて漸く気づいた)

総合的に、すごく丁寧に作られていて、良くできているお菓子だな~と思いました。



実はこの鶴乃子はダンナサマの思い出のお菓子。

まだハイハイをしている位のとき、お母さんの長期入院に付き添って、自分も病院に泊まり込んだりしていたそうです(本当はダメだったところをちょっと特別に)。
可愛いぼうやは看護婦さんたちのアイドルで、それはもう、ちやほやしてもらったそうです。
で、お見舞いのお菓子の中で、一番のお気に入りがこの鶴乃子。
しかも楕円の箱入りがよくって、四角い箱入りのはダメだったのだそう。
ぼうやのお気に入りなので、来客のお見舞いは大抵これ。
頂くと、ぼうやがしっかり抱え込んでだいじだいじに保管。そして、お気に入りの優しい看護婦さんには、
「はい、あげる!」
と、えり好みしてプレゼントしてたとか。
(ダンナサマ自身は朧気にしか覚えていないようだけれど、お母さんによく聞かされたそうです)


思い出のお菓子なので、大人の味覚で再確認するのもためらわれて、久しく買うことはなかったとか。
今回久々に買って食べてみて、
「なんだ、美味しいじゃん」
と驚いていました。
思い出が壊れなくてよかったです。
 

コメント
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