● 花嫁の足かせ

昨日の地震の揺れ、長かったですね。3.11の事を思い出してしまいました。

折角遠方から訪ねて下さったお客さんにもゆっくりして頂けなくて（私があたふたしてたから）ごめんなさい。

これは大丈夫でしょうって物まで、床に下ろして家路に着きました。はあ～。

沖に出て行ったまま戻っていない船長さんの思いを想像すると胸が痛みます。

今日も営業しています。粛々と、やるしかないですから。

しかし今日は今日で又、もの凄い強風。。

外苑の銀杏並木の葉が舞ってそれはそれできれいなんだろうな～、とか思い乍ら。


今日は、3年程前に初めてヨーロッパで出会い、その魅力に惹かれて連れて帰ったことの有る足かせ。

この度の旅でも、２つの足かせに出会う事が出来ました。

＊奴隷貿易で使われた足かせとは違って、婚礼の儀式の際に用いたものだとか。

花嫁が逃げ出さない為の（＝永く添い遂げられる様）足かせだと言っていました。が真相は如何に。

いずれも、経年変化で緑錆が有り、美しさと一緒に儚さも感じます。きっと真新しい時に出会ってもこうは惹かれなかったと思うのです。

花映えしそうです。

中央アフリカ・旧ザイール（現コンゴ民主共和国）

19c末頃

銅製鍛造

祭礼用足かせ A . B


A : φ28 H15 cm ＊ご売約済みとなりました、有り難うございます。







ヒビ直しの跡が有ります




今迄に見て来た中でも大きい方かと、ただ上手く無いヒビ直しが残っているのでお値段控えめ。

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B : φ17.5 H8.5 cm 　＊ご売約済みとなりました、有り難うございます。







鍛いた際に薄くなった箇所にヒビが入っています




このひしゃげ具合もそうそう無いかと。

作られた国のイメージを限定させない造形が、美しいですね。
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