介護はイヤだ

両親への積極的な介護をしていなかった(両親は平成24年度に相次いで死亡)、ダメな子供の戯言を書いています。

刑事が来ました

2011-08-12 12:07:31 | 日記
8日(月)と9日(火)の両日、会社に刑事が尋ねてきました。
結論を先に書くと、捜査協力の為に会社敷地内を写している防犯カメラの画像確認と、画像のコピーの為です。
別に、私や会社が法に触れるような事をしたわけではありません。
しかし10年以上前に防犯広報の収録に協力した際には「ピーポー君」のグッズが頂けたのですが・・・今のところ、何も届きません。

それでは経緯を[事件は実際に起きておりますが、固有名詞や時刻などは誤魔化して書きます]
○事件のあらまし
 事件の種類:窃盗(車上荒らし)
 [被害者が自宅前の路上に駐車しておいたジャガーの窓ガラスが割られ、
  助手席から現金200万円と携帯が盗まれた]
 発生日時:8月8日
 犯行時刻:被害者は5:50~6:00と推測していた。
 犯行現場:具体的な住所はナイショ。だけど、警視庁管轄下だよ。

○8日
朝8時ごろに警察から電話が入る。受け答えをした社員から改めて私宛に電話が入る旨の言伝。
8時40分頃に「○○警察署刑事課の佐藤です。御社の防犯カメラの画像を確認したいので、今から伺いたいのですがご都合は如何でしょうか」と丁寧な問合せ電話が入ったので、いつでもokですよと返答。
電話では推定犯行時刻がAM5:50~6:00と言っていたので、操作方法をマニュアルで確認しながら推定犯行時刻10分前からの画像を再生すると・・・不審者が1名写っています!しかし、そのものは当社の敷地に入って来て建物の影に消えた後、約1分後に敷地から出て行きました。犯行現場付近には向かっておりません。
推定犯行時刻までの再生が終ると、同僚と2名で即座に不審者が消えた建物の影付近を見回りましたが、異常なし。
電話が有ってから約40分後に佐藤刑事が到着。
到着までに私が再生画面を見ていたが唯一の不審者は関係ない旨を話し、佐藤刑事の要請で改めて私と佐藤刑事の2名で等速で画像確認を開始。
佐藤刑事は『被害者の方は絶対に犯行時刻は犬を散歩させていた5:50以降だといっているのですが・・・おかしいですね。確かに不審者はこの1名だけですが、犯行現場には向かっていませんね。』と言うと共に、先程の不審者による被害が有るかどうかの確認をしたかと聞いてきたので、不審者に対する被害は無い旨を返答。
続いて、佐藤刑事が『被害者は非常に興奮して居りましたので勘違いも有るかもしれません。再生時間をモット前にして画像確認したいのですが、立会いは大丈夫ですか?』と言う事になり、何と4:30から再生開始。(1時間30分も見続けるの?やめてくれよ~)
流石に佐藤刑事もそこは判っており、今度は3倍速再生(それでも30分だよ~)。
途中で私は電話の応対で画面を見ていなかったのですが、刑事の目は犯人を見つけました。
電話の応対が終った私に佐藤刑事は画像解説を開始。
『録画時刻5:30:**~
 カメラBの左端から歩いてきて、カメラCに向かい、最後はカメラDから消えた犬を散歩させている方が被害者』
『5:35:**~
 カメラAの画面上部を左から右へ横切る白い靴が映っている。
 白い靴を履いた人物がカメラBとカメラCの間を何度も往復しています。
特にここ!何度も公道の様子を確認する為に十字路付近をウロチョロしていますよね。』
『5:38:** 
 ハイ、間もなくこの人物が画像から消えます』
(「着手」と呟いた後、秒数をカウント。30秒カウントして「逃走」と呟く)
『1分以上経過しても、どのカメラにも写っていませんね。公道を完全にカバーしているカメラB~E方向には逃げていないことは明らかです。』
(画像を2倍速で早送り)
『5:55:**
  被害者が戻ってきました。この後、被害に気付いて110番が入ります』
丁寧な解説が終ったので、私が『とりあえずこの方が非常に疑わしい容疑者ですね』というと、『いいえ、犯人で間違いありません』と佐藤刑事は断言。
4度目の再生(今度は5:35から)を開始し、報告書や交番に張る手配書に使う為に言って、持参したデジカメで画面を撮影。
翌日、再生画像を外部メディアにコピーしに来るといって帰りました。
さて、その日の夜、私が改めて犯行時刻から再生を開始した所、佐藤刑事が見落としているある事実を発見。序だから、容疑者の行動を時系列に纏めたメモを作っておきました。

○9日
昨日の騒動を画面再生をしながら社内で説明していると、佐藤刑事から『これから伺っても宜しいでしょうか』との電話。
律儀に昨日と同じ8:40頃に佐藤刑事が到着してので、データーコピーに必要な機材を接続。
コピーを開始する前に、昨日作成したメモを見ながら、佐藤刑事に私の推論を説明
『5:35:**
 カメラA画面右端から白い靴が消えて、カメラB画面左端に写るまでに約20秒。ここで窓ガラスを割る。』
『5:36:**
 ガラスを割った音で誰かが来ては困るので、十字路をウロチョロしている』
『5:38:**
 カメラB画面左端から姿が消えて、約15秒後にカメラAの画面上部を右から左へ駆け抜ける白い靴。この間に窃盗を実行』
これを聞いた佐藤刑事は驚いて、その5:38:**の場面を再生して、実際に画面を指し示して欲しいというので、喜んで再生。
佐藤刑事、携帯を取り出して「推測でしかなかった逃走方向が、カメラで確認できました」と、どこぞへTEL。
コピー時刻の範囲を『5:25:00~6:05:00』に指定して録画データーをコピー中に雑談が始まり、「あの後、周辺の(私設)防犯カメラを調べたけれど、僅かでも公道を写している物は何処にもなく、この録画データーが捜査での重要な証拠」「本庁捜査第×課から、データーの入手が出来たらその足で直ぐに持参する様に要請されている」と言う状況であることが判明。
画像データーをコピーしたDVDと私の書いたメモを持って佐藤刑事は帰っていきました。


しかし佐藤刑事、素人の私が口出すのもなんだけど・・・疑問があります。
1 確かに、このクソ暑い夏場にサングラスとマスクで顔を隠し、(多分薄地の)色の濃い長袖ジャバーを着て、軍手をしている人間を見たら、私も犯人だと思いますが、他に不審人物が写って居ないからと言って、この白い靴を履いた人を「被疑者」では無く「完全に犯人です!」と断言していいのかな~。
2 5:20分ごろにジョギングしている男性は犯行前の容疑者を見ている可能性が有るけれど、任意での事情徴収を現場で行なっていません。9日以降の録画データーを再生して、このジョギングをしている男性がホボ同時刻に通過しているのを私は確認しましたが、既に任意での事情聴取済みなの?
3 『車上荒らし』は突発的な犯行とは限らず、「機会があれば実行しよう」と思って数日に及ぶ下見が行なわれていることもあるのでは?会社の警備用カメラは2箇月を経過した録画データーは上書きされて消えていってしまいますよ!何日分ものデーターコピーの為に会社に長時間居られても困りますが、40分程度だけの録画データーだけでいいの?


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