介護はイヤだ

両親への積極的な介護をしていなかった(両親は平成24年度に相次いで死亡)、ダメな子供の戯言を書いています。

富士山に行ってきました。

2019-06-28 12:31:39 | 登山・ハイキング

6月8日に小田急電鉄と富士急湘南バスの共催による「第445回 須走口5合目まぼろしの滝」に参加してきました。

先ずは個人的なことを・・・今回、初めて富士山に行くことができました。10歳の頃から、富士山に行く機会が訪れるたびに何らかの理由(引率者[伯父]の病気や死亡。天候不順。急な仕事。お金を用意し忘れた等々)で中止となり、『私は富士山に行くことはできないんだ~』と諦めていたから、五合目付近を歩くだけでも『この一歩は小さいけれど、私の中では大きい』と感激です。

 

では、いつものようにウオーキングの報告を書き始めます。

7時33分 新松田駅 到着

 受付開始時刻は8時30分なので、この時刻に着く必要はなかったのですが・・・前日からの天気を考えると急遽中止になる不安を感じ、中止となった時には(天気次第ですが)別の山[大山、高尾山など]へ行くための時間的余裕を作るために、毎度のように自宅最寄り駅5:01発の電車に乗りました。

 駅改札の近くに「のんびりハイク&ウォーク」の案内が出ているので一安心。

 駅前をキョロキョロ見渡したところ、どうもそれらしき方々が富士急バスの案内所の前で話しているので、それとなく混ざっていたのですが、どこかへ行ってしまいました。仕方なく、駅改札の近くに戻って案内を待つことにします。

 後でわかったのですが、案内書の前に居た方は小田急(先発隊)の方々でして、参加者の集合場所はもう少し先にある「バス折り返し場」だったんです。

 

8時30分 受付開始

 8時00分ごろ、係の方が集合場所(バス折り返し場)を別の人に説明しているのが聞こえたので行ってみると、まだ色々と準備中。「代表の方だけ並んでください」と言われたので、係の人の前へ行ったら、私は2番目になりました。

 チャーターしたバスが8時15分頃に到着したので「受付が始まるかな~」と淡い期待を抱いたけれど、きっちり8時30分から受付開始。

 ①小田急の人に受付番号と参加人数を申告。

 ②別の方に人数を言って、地図を必要枚数貰う。

 ③前へ進み、富士急バスの方に往復料金(大人3,100円)を支払ってバス乗車券を受け取る[グループの場合は代表者が人数分の代金を支払って、人数分の切符を受け取る]。

 ④バスの乗車口に居る係員(富士急パス?)の方に、一人ずつ乗車券を提示して、バスに乗車[係の人は手板に挟んだ集計用紙にグルーブの人数を記入したうえで、カウンターでも乗車した人数を確認していました]。

因みに、③が終った際に小田急の係員の一人から「(こういう場合の)手順はいつもこのようになっていますよね」と同意を求められてしまいました(笑

 1番目の方は3名のグループなので、その3名が揃って乗車券を提示するまで、私は後ろで待機。

 さすがに2番目(4人目)だから、席は選び放題[1列目左は小田急の方の席だから無理だけど]でしたので、3列目右の窓側を選択。 

 バス(第1便)が発車したのは、8時40分頃だった記憶があります。大型観光バスなのに補助席まで使っており、いったい第1便には何人乗車しているのかな??

 発車して数分後に同乗している小田急の方が須走口で待機している方と無線連絡を開始。発車10分後には私たちに本日の行程や5合目付近の様子を説明してくれました。

 

9時20分~ 「道の駅すばしり」

 バスの中で説明がありましたが、ここでトイレ休憩です。バスの車窓から眺める山々にかかるガス(もや)は時間と共に晴れて来ていたので安心していたのですが、ここはガスっています。

 集合時刻を聞き逃したので『ここでおいて行かれたら』と焦りながらトイレを済ませ、自販機で飲み物を1本補充(当初から1本あるので、都合2本)したら、すぐにバスへ戻りました。

 やはり人数確認が難しいようで、「隣や廻りで居ないところはありませんか~」という参加者自主申告による点呼を済ませて、バスは目的地の須走五合目へ向けて出発。

 

10時00分頃 須走口5合目

 「道の駅」を出てからは、隣に座っている方が色々と話しかけてくれたので、あっという間に5合目に到着しました。 

 

 

10時08分 「古御岳神社」

 「菊屋」様と「東富士山荘」様を横に見ながら、傾斜の緩やかな石段を進んでいくと、道は左に曲がって「古御岳神社」。 

 

神社脇の階段を進むのですが、その階段もしばらくすると終わり、山道です。さすがに富士山だけあって、岩や石は火山岩ですね。

 気温が低いと思っていたけれど、逆に少し暑く感じてきたので、途中で服装チェンジを兼ねて小休憩。同じようなグループがあちらこちらに。

 

 

10時30分頃 須走下山道分岐【2130m】

 道幅はあるけれど、岩や浮石の関係で実際に歩ける箇所が限定されてしまうのはほかの山でも同じだけど・・・今の所、ほぼ1つのルートしか歩けないから、あちらこちらで渋滞しています。

 何とか分岐までたどり着くと係の人が立っており、左手の道を進むことに。

 でも、係の人も言っていましたが、すぐに本日の最高地点(2130m)に到着。

[曲がった後に登って来た道を撮影]

 

本日のコースは、ここで左折して「まぼろしの滝」を目指すのですが、間違わないようにピンクのテープで先に進まないようにしてありました。

 

案内に従い道を曲がり、↓のように歩き易い下り道を進みます。

 

10時34分 避難小屋の脇を通過

 

このまま、歩きやすい道を進むのかと思ったら・・・何やら樹林帯に入れと案内板が出ています。

 

指示に従い入ってみると、最初はそれなりに道がありましたが、段々とピンクのテープを目印にして木と木の間を歩く形になりました。

 

 

 

10時39分 ブル道?

 木々の間を歩き進むと、道に出会いました。

[振り返って、抜けてきた樹林帯を撮影]

 

 道の先を眺めると・・・どうも先程わかれた道につながっているような気がします。登山者は歩行してはいけない「ブル道」なのかな?

 

 道を横断して、再びピンクのリボンを目印にして木々の間を歩きます。

 

 

10時43分 沢ですか?【2100m】

 今度は沢らしきところに出ました。先に来ていた方の話しでは、少し前まではガスが切れていて下の景色を楽しめたそうです。

 

 再び樹林帯を歩きます。気づいたら、スタート地点付近が見えていました。

 

 

 

10時53分~57分ごろまで 富士山山頂が見える!【2120m】

 樹林帯が終ると、今度は砂礫です。

 この後、ゴールまでの区間は殆どが砂礫でして、何度も足を取られて苦労しました。

 途中、係の人が待機していて、「滝はすぐ先ですよ」と案内をするとともに、「先ほどまで富士山がくっきりと見えていました」と言うから・・・私の前後を歩いていた約10名がここで休憩。

 3分程度だったと思いますが小休憩中に雲が切れてきたので、記念撮影が始まりました。 

 

 山頂に掛かっている雲は動かないのに、右手の雲はどんどん左に流れて来るので、諦めて「まぼろしの滝」を目指して歩き始めます。

 

 

11時07分 まぼろしの滝【2130m】

 「まぼろしの滝」に到着です。

 この日は岩肌をチョロチョロと流れる程度でしたが、ゴール後に滝について知っている方の話によると、5月頃であればもっと水量が多く、『滝!』と呼べる眺めになるとのことです。

 

 

 

11時15分 ④沢越え分岐【2080m】(ショートカットはどこ?)

 岩場の終点に来ました。写真ではよくわからないですが、岩の上を走ってきた水はここでも岩肌を伝う形で滝になっており、落ちて行った水は砂礫に吸収されていきます。

 地図に書かれたコース図だと、この地点で左に進むショートカットコースがあるはずなのですが・・・ドコ??

 

 ショートカットが不明なので、素直に「ブル道分岐」を目指します。

 

 

11時35分頃 ⑤ブル道分岐【1830m】

 「ブル道分岐」までは250mも下ります。タダでさえ山の下り坂は、ちょっと気を抜くとスピードが出てしまうのに、砂礫だから一度滑り始めると止まるのに苦労しました。

 途中で大きな岩があったので、そこで水分補給を兼ねて小休憩。

 小休憩をした岩を過ぎたら、くぼ地を超えて左へ進む人たちが見えてきたので、「ブル道分岐」はもうすぐだとわかりました。

 

 

11時40分頃~50分 昼食休憩

 「ブル道分岐」で左に曲がり、一旦くぽ地に降りたらまた登り。

 ↓写真の左隅に写っている人は、同じバスに乗っていた小田急の方です。他の方もそうでしたが、とても気さくな感じでしたね。

 私を含めて何人かがこの人の周りに集まって、軽い雑談会。

 

 

 雑談も終わり周りを見ると、昼食休憩を取っている人があちらこちらに居ます。『さっさと先に進んで、ゴール後に昼食を取ろう』と考えて歩き始めたのですが、地図を改めてみたら・・・ここからゴールまで砂礫層を約50分登るんでした。今は雲がかかっていますが、「先程は富士山山頂が良く見えましたよ」と、雑談の際に係の人も言っていたから、私も昼食休憩を取ることにします。

 運よく手ごろな岩が空いていたので、岩の上に座り、コンビニで購入しておいたおにぎり3個を食べながら、富士山山頂が見えるのを待ちます。

 どうにか撮れたのが↓  

 昼食休憩にしては短いので疲労回復になっていないのは分かっていましたが、帰りのバスが何時に発車するのか知らないので(聞き逃したのかな?)、リュックサックのポケットに眠っていた「アミノバイタル(顆粒)」1本を水で流し込んで出発です。

 目の前のコースは1900mまでホボ直登。標高差では70mですが・・・砂礫に足を取られるし、傾斜が何度なのかは知りませんが、とにかく辛い。

 

 

11時55分頃~57分 1900m地点?

  どうにか1900mの地点に到着。

 先程よりはくっくりと富士山が見えましたので、ここでも撮影を兼ねて小休憩。

 

 今度は山肌に沿う形で1950メートル付近までの登りです。

 ピンクのリボンで示されているコースだと緩やかなカーブを描いていたので、数個先の目印までつながっている直線コースを使って体力保存と時間稼ぎ。他に直線コースを歩いている人がいなかったので、10名前後を追い抜きしてしまいました

 指定されたコースに戻り、再び数個先の目印まで直線コースをと思ったら・・・下からガスが上がってきたので、安全の為に前の人の背中を負いながら指定コースで歩くことにします。その10数秒後にはガスに包まれてしまい、道を見失いそうでした。

 

もうすぐ5合目?

  ガスは2分ほどで風に流されて消えてしまいました。

 足元には↓の案内

 

 

  その後、またもやくぼ地に一旦下りて再び登り、直登に。

 見た瞬間にめげました。小休憩です。

 上の方に係の人がいるので、そこに着いたら再び休憩と決めて、登り始めます。

 

 

 係の人が立っている付近は地形などの関係で休憩できませんでした。

 「ゴールはもうすぐですよ」と言われたので、最後のひと頑張りです。

 

 

12時19分頃 ブル道

  ゴールまでの最後のひと頑張りと思って歩いたら、すぐにブル道に出会いました。

 [振り返って撮影・案内がぶら下げらけているポールの奥側から来ました]

 

 ここにも係の人がいて「あとはこのまま楽に進めますよ」と教えてくれましたね。

 

 

12時24分 須走口観光案内所付近に到着

 ブル道を歩いて、案内に従って施設の裏手から出たら、案内所の近くに出ました。

 前方右奥には小田急さんチャーターした富士急行のバスが見えています。

 

 

 ゴール受付に向かう前に、最後の富士山撮影。

 

12時25分~40分頃まで ゴール後の休憩タイム

  係の人にスタンプを押してもらった後、「東富士山荘」様からのサービスでとてもおいしいキノコ汁を頂きました。

  バスが待機していますが、何分に発車するのかをしらないので、会社のお土産を「東富士山荘」様で慌てて購入して、バスへ向かいます。

 富士急行の方に往復乗車券を渡して、バスに乗車。

 予定した発車時刻が近づいたのか?それともある程度の人数が揃ったのか?係の人が上司やしている人数を2度確認した後にバスは[たぶん、12時40分ごろに]発車。

 

14時05分 新松田駅到着

 バスは途中休憩なしで走り、新松田駅前に到着。

 

 運よく、14時08分発の「快速急行 新宿行き」に乗れたので、自宅に戻ったのは17時頃。このあと、汗を掻いた衣服は洗濯機にぶち込み、お風呂が沸くのを待ちながら靴を軽く洗い、湧いたお風呂で汗を流して・・・ひと段落着いた、緒と横になったら爆睡です。翌日が日曜日でよかった(笑 

 

これで、今回のハイキングは終了ですが・・・後日、「東富士山荘」様のTwitterを見つけたので、キノコ汁のお礼メッセージを送ったら、丁寧なお返事をいただきました。