2030年に原発が無くなればいいね、という意見には「そうですね。」と同意します。
しかし2030年に原発は廃止するということには
1)その時の電力供給はどうなるの?
2)廃止した原発はどう処分するの?
3)廃止した時の社会状況、電力料金などはどうなっているの?
これらの疑問に対する答えがないのならば
到底賛成はできません。
小生はかつて原発には懐疑的でした。
原発の発電コストは3円/kWhで安いといいますが、核廃棄物処理を含めたコストは明らかではありません。
絶対安全と言いながら設置した市町村に莫大な補償金を払っているのはなぜか。
核燃料を輸入しているにもかかわらず原子力発電は国産のエネルギー(水力発電と同じ)と政府はみなしている、ことも胡散臭いです。
核燃料リサイクル技術は本当に完成するのか。
いろんな情報がいわゆる原子力村の人々以外に開示されない、
など その理由はたくさんあります。
しかし、今ある原発をこのまま全て停止しておくことには反対です。 30%もの電力供給を担ってきた手段を突然放棄することの危険のほうが大きいからです。 勢い石油、石炭、天然ガスの輸入量を増やすこととなり、それはそれでリスクが大きくなります。(地球温暖化の議論は差し置きます) 原発をこのまま停止してしまったら、寿命の来た原子炉を解体する技術開発も出来ません。
これまでの原子力行政で良いとは到底思っていませんが、それでも原発の再稼働に賛成します。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます