化学系エンジニアの独り言

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ハリケーンと石油、天然ガスの価格

2006-05-24 | エネルギー
ハリケーンの予測が石油や天然ガスの価格を引き上げているという。

米国気象庁の予測では今年は13-16のストームが発生し、8-10がハリケーンに発達し、そのうち4-6が大型化するようである。2005年ほどシビアでは無いとしているが、とレーダーたちはこのニュースに反応して石油、天然ガスの価格が直近は上昇している。

それも無理ないことだろう。ニューオリンズの被災地の復旧は始まったばかりだ。さらにGulfの石油ガスの施設もカトリーナとリタの被害からいまだ完全には復旧していない。Gulf最大のシェルのMarsプラットフォームは6月になって漸く、被害前の状況に戻る計画である。今なお、復旧工事が急ピッチで進められている。

原油WTIは$71.3/bblである。余談だがWest Texas Intermedieteというからテキサス州の原油かと思ったら、WTI at Cushing,OKとあるのでオクラホマ州の原油ですね。Cushingを地図で調べてみたらOklahoma State UnibersityのあるStillwaterの近くでした。
天然ガスも$6.28/MMBtuとまた6ドルを超えてきている。

これまで原油価格は供給と需要の関係に産油国事情などに影響されていたが、気象というファクターも新たに付け加わるかもしれない。

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