思いつき日記

思ったことをかいてみよ

裁判員制度の黙秘義務の弊害かなぁ

2009年10月30日 | Weblog
裁判員制度がが始まってから、それなりに裁判員裁判が行われました。
裁判の後に裁判員の記者会見がありますが、この記事の質問はなかなかいいところを突いている、と思います。

裁判員裁判:「意見が反映されない」 4人「もうやりたくない」 地裁浜松支部で会見

記者からの質問は「また裁判員をやってみたいか」というもの。4人の記者会見に出席した裁判員のうち3人はやりたいとは思わない、というものらしいです。

裁判員たちの評議の内容は守秘義務があり、話せないことになっています。これが逆に評議の中で裁判官がどういう評議の進め方をしたか、ということをうやむやにしているようです。
今回の裁判員裁判で、28才の裁判員は意見が聞かれず、単に裁判につき合わされただけだ、と感じたようです。

裁判員制度は、犯罪に対する判決のありようもですが、裁判官の働きぶりを市民の視点から評価するものでもあるはずです。裁判員裁判で裁判員の意見が聞かれないとしたら、裁判員制度の意味が激減します。

ニュース記事の中で、
「裁判官から『法律で決められているので』と説明されてしまうので、何も言えない」
という発言がありました。裁判官がそう言うのであればそうなのでしょうけど、どの法律の何条が基になっているのか、説明義務があるでしょう。裁判所なのだから当然六法全書が常備しているはずで、裁判員の評議の中で、法律の文面を確認することが必要でしょう。

あとこれは私の希望ですが、裁判員となった人たちに、裁判官の評価をして欲しいです。裁判の中身については守秘義務がありますけど、裁判官に対する私的な評価と言うものは発言しても自由でしょう。

そうして、裁判員による裁判官評価をまとめて一覧できるようになると、世論としての裁判所に対する影響力が出てくると思います。

裁判所は、三権分立により独立性が保証されていますが、この三権の上に国民の主権というものがあるのですから。主権を持つ国民の意見は国会や政府だけでなく、裁判所にも影響を与えられなければいけないと思います。



ニコニコムービーメーカーを使ってみました。

2009年10月29日 | Weblog
動画の作成ははっきりいって、自分にはセンスがないと思います。
なのでイラストを借りて、その上に歌詞を載せると言う単純なものにしています。
マイクロソフトのムービーメイカーを使っているのですけど、フリーソフトのニコニコムービーメーカーをインストールしたので、使って動画を作成してみました。


讃美歌21の中にあるクリスマスのための讃美歌から、バッハの「まぶねのかたえに」です。



オルガンではなく、チェンバロで伴奏させてみました。
ニコニコムービーメーカーだと、ニコニコ動画のためのものだから画像がきれいでいいですね。
マイクロソフトのムービーメイカーだと、一旦動画を作成した後、ニコニコ動画用に変換してからアップロードするのですが、ちょっと画質が落ちるのが難点。
このように動画とはいえ、イラストを表示させているだけなので、ニコニコムービーメーカーは使いやすいですね。

チェンバロは、hauptwerkにオルガンの代わりにチェンバロ音源を使ったものです。本物のチェンバロをサンプリングした音なので、非常に良い音が聞けます。
音声のビットレートは192kbbsでアップしました。元々の作成した音源だと、16Bitの48KHz ですがいつかこのチェンバロで伴奏させてトラヴェルソを吹くのもやってみたいです。

この判決は良く分からない

2009年10月29日 | Weblog
一斉退職:「背信的行為」退職金請求棄却 東京地裁判決

この裁判は、不思議に思えます。
有線放送で業界2位の「キャンシステム」の役員が退職し、新しく会社を起こし、その役員についていって、キャンシステムの社員が退職した、と言う話です。

従業員が会社を辞めるのは自由だし、辞めることで会社に損害が出るとしてもそれは会社が受け入れなければいけないものだと思います。そうならないように、従業員に対してきちんとした対応をしなければいけないはず。
退職する->退職金が多すぎて会社に損失を与える->背信行為になるので退職金支払い義務はない
と言う流れなのですが、退職金は退職時、退職が決まった後に出るもので、それで会社の経営が厳しくなろうと、退職した従業員に責任があるとは言えないと思います。それで懲戒解雇と言うのも全くおかしい。やめた人に対して懲戒解雇?そんな権利が会社にあるとは思えないのですけど。

この裁判では、289人について、「共謀してキャンシステムに損害を与える目的で退職した」としています。

会社の中の人望がある役員が退職し、その役員に社員がついていく、というのはごくごく普通にあることだと思います。会社は人がつくるのですから。
「共謀した」ことがどうして証明されたかについての記述は記事にないのでわかりません。

こんな判例が続いたら不況で退職金が払えない、退職するなら懲戒解雇とする、と言うようなことが起きそうで気が気でなくなります。

共謀されたことの証明を巡って上告するのではないでしょうか。


技能研修生であっても最低限度の賃金は保証すべき

2009年10月28日 | Weblog
先進国と言われる国は、途上国から留学生を受け入れています。
留学生ばかりではなく、企業の技能研修生としても。

先進国の企業の中で働くことで技能を学び、祖国に帰ったら技能を活かし、リーダーとして国の発展に寄与することが求められています。
企業が研修生を受け入れるのは、労働力を得るだけでなく、技術の伝達と言う意味もあります。

当然、研修生であってもきちんとした労働力ですから、見合った賃金を与える必要があります。
中国人研修:時給350円、トイレ分は休憩減 5女性申告

ところがこのニュースにあるように、祖国での賃金と日本の賃金との違いを利用して、あるまじき低賃金で働かせる、と言う企業がいます。
企業は利益追求に走りますが、それは従業員に対して適性な報酬を与え、法律を遵守してのことです。時給が350円では生活さえ出来ないでしょう。実際には寮にいて何とか生活できていたのでしょうが、奴隷と変わるところがありません。

さて、こういうブログがあります。
低賃金を前提にした産業は日本から出て行け 産業の空洞化など恐れるに足りぬ

自由経済の社会では、企業は法律にのっとった上で、市場競争に参加します。低賃金を使って経費削減して市場で生き残ろうとするのはルール違反であり、市場から退出していただきたい。

この裁判で企業側が有罪になったとしても、結局中国人研修生に足りない分の給料が支払われておしまいなのでしょうか? 企業の悪辣な手段に対し、きついペナルティが必要なはずです。

しかしこの下着縫製会社、女性が勤務時間中にトイレに行くと、社長が時計で時間を計り、休憩時間から引いた、とかかれています。

社長も暇だね。社長がそんなことしているようでは経営者失格でしょう。


思考力を高める、簡単な方法

2009年10月27日 | Weblog
「ライフハック」とは生活のアイデアといったものですが、今日目にしたライフハックはこれ。

あなたの思考力を高める、あるシンプルな方法・・・

方法は簡単です。1日の終わり、眠りにつく前にその日1日の行動をなるべく細かく思い出す、ということです。

これは急に「今日1日の行動を細かく思い出せ」と言われても難しいと思いますが、「寝るときに思い出す」ことを念頭にしておくと、結構思い出せるものです。

今日の私の行動を思い出してみます。

朝、いつも起きる時間の前に、トイレに行きたくなって一度目が覚めました。
6時半に携帯のアラームで起きました。
2階の私の部屋から1階におり、台所にあるテーブルの上に携帯を置き、トイレに行こうとします。
スヌーズを止め忘れていたので、トイレのドアをあけたらアラームが鳴り出し、台所に戻って携帯のスヌーズを止めてからトイレに行きました。
朝食を食べた後、歯磨き、髭剃り等をして出社です。
私は最寄り駅が始発となっているので、早めに駅に行き、座れるようにいつもの場所に並びます。
電車を待っている間や出発までの間、携帯でメールの確認やネットサーフィンをします。(今日のライフハックを知りました)
電車の中では睡眠します。横浜に着いたときは目が覚めましたが、横浜は下りる液ではないのでまた寝ます。そうそう、その前によだれが出そうになることに気づいて目を覚ましましたね。
会社で仕事をし、定時に上がります。今日は川崎駅近くのガストでハンバーグカレーを食べました。福神漬けがありませんでした。
帰りの電車では座れませんでした。
最寄駅についたら駅のそばのコンビニで買い物し、本屋に行きました。本1冊とマンガ1冊を購入し、帰宅。
部屋に戻ったらPCとテレビに電源を入れ、メールやニコニコ動画に投稿した動画に対してコメントがないか確認します。
その後ブログの記事を書こうとして、今日のライフハックのことを思い出します。
ライフハックの記事サイトを開いて本記事を書き始めました。
途中で風呂が沸いた、との声で書き込みを中断し、風呂に行きます。
風呂を出て、記事の執筆を続けますが、テレビを見ながらなのでちょっとペースが遅いです。
今はそれでこれを書きながら、「お宝探偵団」をみています。

結構思い出せるのですけど、これが昨日とかおとといとかになると難しくなります。今日、であることで思い出しやすいのではないかと思います。つまり寝てしまうと記憶があやふやになりやすい気がします。

ちなみに、将棋や囲碁・麻雀などでは試合の内容を記録しますが、プレイヤーはゲームの内容を覚えておき、試合終了後に感想戦をします。感想戦をすることで、そのときの自分の考えを思い出し、どこが悪かったのかを反省します。反省することで棋力が上がるわけです。

1日の行動を思い出す、というのも同じようなものなのかもしれません。



これも貧困率と関係しているのかな

2009年10月26日 | Weblog
昨日は日本の貧困率のことをを書きましたけど、今日は関係ないはずのデートの食事の支払いのお話です。

デートの食事代は男性が払うべきか否か!?

食事代の支払いを男性がすべて支払うべきなのか、割り勘にするのか、割り勘まではいかなくても、気持ち分女性が支払うのがいいのか、と言う選択肢がありますね。また、そこに絡んでくる心理的なところも。すなわち、「割り勘」になったのは女性に魅力がなかったからじゃないかというもの。
それはともかく、この記事の話は次のようなことです。

ある女性が、「素敵なレストランがあるから、ぜひあなたを連れて行きたい」と好みのタイプではない男性から誘われ、食事に行きました。食事の日、彼は家まで車で迎えに来、助手席のドアを開けてもらい、レストランでもレディファーストで会話も弾み、気分良くすごせました。またあってもいいかな、とも思いました。支払いの段になり、彼女は社交辞令で「悪いから少し払わせてください」と言ったら、彼は「じゃぁ3千円だけ」と右手を差し出し、彼女は唖然として3千円を支払いました。そこで彼女は興ざめし、二度と会いたくない、と思ったそうです。

さて、おしゃれなレストランのディナーコースで、ワインも飲んだということですから、予算はいくらぐらいだったのでしょう?
まぁ、1万円ぐらいでしょうか。

ところで、通常この男性が使える食事や趣味の予算はいくらなのでしょう?
7人に一人が貧困層で、年収200万以下と言う世の中で、1食に1万円を支払うことがどれだけのことか。
先ほどの女性の友人は、「奢ってもらって当然だなんて傲慢すぎ」「好きでもない相手にご馳走してもらえるからついていく、なんて最低の女」と責められたそうでう。

男性が「デートでは女性に支払わせないもの」というのはまぁ、見得っぱりな部分があり、女性に支払わせないことで経済力があることを示し、女性への受けがよくなることを期待していたものでしょう。しかし収入が減り、そういっていられなくなったということでしょう。

あと、この記事を題材にした
痛いニュース
の中での発言ではこの女性に批判的なものがほとんどでした。

これが上司と部下だったらどうかな?
上司は当然高収入だから、部下が「悪いから支払いますよ」と言って「そうか、じゃぁ3千円」と言われた場合、この上司の部下からの評価は下がって当然でしょうか?



総研と言う名前に踊らないようにしないと。

2009年10月25日 | Weblog
日本では7人に一人が貧困層にあるそうです。

自民党のころは、政府が貧困層についてのきちんとした統計をとっていませんでした。民主党政権になるまでの貧困についての本ではOECDの調査をつかっていました。
民主党政権になり、長妻大臣は政府主導での貧困率調査を指示しました。
その結果が21日の朝刊で、日本では7人にひとりが貧困層である、ということが報道されたわけです。

貧困についての本を読めばこういったことは分かっていたことなのですが、エフシージー総研の小林静雄氏がコラムを書いていました。

【週末に想う】貧困率? なんだ、こりゃ!

総研という名前があると、専門家と言うイメージがありますが、専門外であれば、一般人よりも少ない知識であることが珍しくない、と言うことを垣間見させてもらいました。

こういうブログ記事も出来ているようですし。
2009-10-25 貧困率を知らなくても「総研」は勤まる様で(苦笑

押尾被告の公判についてのニュースをみたら

2009年10月24日 | Weblog
亡くなった女性の父親の言葉として、「どうして直ぐに救急車を呼ばなかったのか」
と言うのがありました。

1年6ヶ月の求刑でしたけど、麻薬所持ということでしょう。
MDMAで死亡することを知らなかったとしても、心停止状態で心臓マッサージもしているぐらい、女性は危ない状態だったわけで、救急車を呼んでいない、と言うのは追求しなければいけないことだと思います。

未必の故意による死亡とするなら、殺人罪で起訴するべきではないかと思うのですけど。

少なくとも、検察側の追求は緩いとおもわれます。

楽天は負けてしまいましたね。

2009年10月24日 | Weblog
楽天が負けたので、監督のノムさんは明日からプー、だそうです。

まぁ、明日から、というのは本人が言ったにせよ大げさですが。

それでも明日から(もしかしたらすでにアプローチはしているかもね)来年の野球解説者としていろいろなところからオファーが来ているでしょう。

楽天ファン以外の人は来年以降の楽天はBクラスになることを予想しているのではないでしょうか。ニュースでも楽天の選手が非常に落胆している様子を写していました。それだけノムさんのリーダーシップがすごいわけで、次期監督は非常に苦労するでしょう。チームの力をつけるどころか、監督として仕事が出来るようになるまでが難しいと思います。


社畜にならないように会社以外のコミューンを持つべき

2009年10月23日 | Weblog
食事はコミュニティの基本です。
会社でもコミュニケーションが重要なことは分かっていますから、マネージャクラスの人は部課内のコミュニケーションが取れるように苦慮します。

戦後の高度成長期で取られた社内コミュニケーションの方法は上司が部下を従えて飲みに行くことでした。それを「飲みニケーション」などと言います。

海外ニートさんの記事で飲みニケーションについての話が出ています。

飲みニケーションに代わるモノ。

飲みニケーションは批判されるべきものですが、社畜と呼ばれるような人たちは、会社以外のコミュニケーションの場がないのかもしれません。

終身雇用の時代であれば、会社というコミューンは人生の大きな部分を占めており、社内コミュニケーションは重要でした。20年、30年も顔を突き合せないとしたら、嫌われるのはまずいです。そこで仕事の後も食事や酒を一緒にすることでコミューンの維持をしてきた、と言えるでしょう。

現代の飲みニケーションの問題は、終身雇用が崩壊したにもかかわらず、仕事以外の時間にコミュニケートしようと図ることです。

思うに、今でも仕事の後に会社の上司や同僚・部下とコミュニケートを図ろう、としているのは、コミュニケーションに飢えているのではないか、と思います。彼らは、会社以外にコミュニケーションするところがないのです。仕事人間として働き、心に何かしらの空隙があるのをコミュニケーションで埋めようとするのですが、仕事に比重を重くしていたばかりに家庭コミュニケーションが崩壊しかけていて、満足に過程でのコミュニケーションが図れていない。

社畜と言われる人のすべてが家庭に問題があるかどうかは分かりません。しかし、会社と家庭(あるいは親しい仲間)、というのは労働者の誰もが持っているコミューンであり、その会社に拘束される仕事時間以外にも会社とつながりを持とう、としているのは家庭に問題がある可能性が高いのではないのでしょうか。

人生を豊かにするために「趣味を持ちましょう」というのは、ライフワークバランスを取るために有効なことです。「仕事」「家庭」「趣味などその他の方法による社会とのかかわり」のバランスが社会的健康と言うものでしょう。