京浜急行電鉄の駅ナカ売店、全部セブンに
記事によると、セブンイレブン・ジャパンと京浜急行電鉄が業務提携し、京急の駅構内にセブンイレブンが入る、ということ。今ある京急ステーションストアなどはセブンイレブンに入れ替えるそうです。
セブンでの買い物にPASMOも使えるようにするそうです。
ポイントが付加されるようになると、ナナコカードは淘汰されていくでしょうね。
関東の電子マネーはスイカとパスモで統一されそうな気配です。
NATROMさんの、NATROMの日記から。
引用:
インフルエンザワクチンの効果に否定的な主張はよくあるが、これまでに見たことのないパターンのものを見つけた*1。要約すれば以下のようになる。
カナダの21の病院でのデータでは、インフルエンザの患者さん(成人)のうち、71%はインフルエンザのワクチンを接種していた。これではワクチンに予防効果があるとは言えない。
さて、問題。Q.上記のデータからインフルエンザワクチンの予防効果の有無について判断できるか?
判断するには材料が少ないのですが、この内容からワクチンの効果はない、と思う理由を考えてみたいと思います。
例えば、90%の効果があるワクチンがあるとします(つまり1割の人が病気にかかる)。10000人のうち、1000人が病原菌にやられる、としましょう。ワクチンをしていない通常の人の場合でもたいりょくがあるので、50%の確率で病気になると仮定します。半数の人がワクチンをしているとすると、ワクチンなしの500人とワクチンありの500人がいます。すると病気になったのはワクチンなし250人とワクチンをした50人になります。病気になった人のうちのワクチンをした人の割合は、
50÷(250+50)
で約16.7%です。ワクチンの接種率が上がって、9割の人がワクチンを接種したとしましょう。1000人のうちワクチンを接種した人が900人で100人がワクチンなしですから100×0.5=50人と900×0.1=90人 で、140人が病気になります。ワクチン接種の人の割合は
90÷(50+90)
で約64.2%です。ワクチンをするほど病気になる人の中のワクチン接種の人の割合が増えるのだから、ワクチンは効果がない! ということになります。
どこがおかしいのでしょう?
割合を求める母数が問題なのです。病原菌にかかるのが1000人なのですから、母数は1000とするべきなのです。すると、ワクチンをすることによって、誰もワクチンをしないときの病気になる人数500人から全員がワクチンをした場合の100人に病気になる人が減り、効果があることが分かります。最初の問題では、どれだけの人が病原菌にかかったのかが不明です。調べるなら、ワクチンをしていない集団と比べて、どれだけ病気の人数がいるのか、を比較しないといけません。
しかし病気にかかる可能性のある人数というのは分かりませんから、実際に病気にかかった人の人数、つまりワクチンの効果のなかった人やワクチンをしなかった人が病院に来るわけです。病気にかかった人の中で割合を考えてしまうと、間違った認識(ワクチンに効果はない)と考えてしまうでしょう。
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音に色が見える世界 (PHP新書) 岩崎 純一 PHP研究所 このアイテムの詳細を見る |
以前読んだ、「絶対音感」という本の中に、音に色を感じる共感覚のことが少し書かれていました。いわゆる五感というものはそれぞれが別個にあって、耳で感じる感覚、舌で感じる感覚、目で感じる感覚、そういったものは別々に存在しているように考えられていました。目を閉じると見えないし、音に色を感じるとか、文字に色がある、といったことは想像の範囲を超えているように思います。
共感覚とはそういった五感が独立しておらず、目で見るものの中に音を感じたり、文字に色を感じたり、音に匂いを感じたりすることをいいます。
著者はそういった感覚を持った人で、その共感覚というものがどういったものであるのかを研究しており、本書で共感覚を紹介しています。
著者は共感覚は昔はみんなが持っていたものであり、近現代になってきて失われたものだ、と考えています。古文の表現からそれを思いついたようですが、共感覚が過去にはみんなが持っていた、と言う考えに拘泥しているようです。確かに、「味を見る」とか「香りを聴く」などの表現があり、感覚に関する言葉が五感と一致していないことを考えると、共感覚が普通に存在していた、と考えるのが自然です。ただ、それがすべての人にそうであったかどうか、あるいはその強度(人によっては音に色を感じるだけとか、においや味とかたくさんのパターンで共感覚を得るとかの違い)の違いがあるだろう、と思います。
本書はまだ共感覚がどういったものなのか、といった紹介的なもので今後の研究に期待されます。読んでいて面白いのは間違いありません。
ところで、文字に色を感じるそうですが、色弱調査とかどうだったのでしょう?例えば「あ」という文字は青色に見えるようですが、青色の紙の上に赤で「あ」を書いた場合とか。読めないのかな?
この著者は男性ですが、女性のほうが共感覚を持っている人は多いようです。もし文字に色を感じたり、音に色を感じるとかといった感覚があるなら、著者に連絡してみるといいでしょう。
このサイトでは著者がどのように女性が感じられるか(見て、聞いて、匂うのか)とか研究していることとかが紹介されています。
著者が作った女性を見たときに感じる音とかを聞くと、ちゃんと調性があって面白いですね。