原作名:魔法先生ネギま!
作者:川岸新兎
最終更新日:2011年12月17日 2011年12月22日
評価:C
サイト:Arcadia
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[あらすじ]
霊峰ヤクモ地方。アマツマガツチ目撃情報の真贋の確認に訪れていたハンター・千雨は、空中にできた裂け目に、相棒と共に落ちてしまう。
麻帆良市。三年に進級した初日、登校ラッシュの人波に押され、千雨は駅のホームから転落してしまう。
そこへ接近する電車。
死にたくない!
その一念が招いた奇跡か、重なり融合する二人の千雨。ハンター・千雨の反射神経でからくも事故は回避。
狩りに目覚めたネットアイドルちうの、ハンター生活が始まる。
[文章]
三人称。各話の文章量は少ない。文章量に応じて全体的に描写は乏しく、Monster Hunterをプレイしていないと、登場する生物や武器のイメージができないのがネック。
[総評]
千雨魔改造物。線路に転落した時の命の危険から、平行世界でハンターをしていた千雨と意識が融合。肉体的にも強化され、ハンター千雨が麻帆良に降臨。この辺りのノリは『ドラゴンマーク』か。
強化された千雨の実力は、気による強化なしで楓の全力をお遊び感覚であしらい、タカミチをキック一発で気絶させる程に凶悪。その実力を買われ、魔法生徒の一人としてスカウト。
ただしネギまの世界に降りてきたのは、千雨の意識だけではない。向こうの世界で相棒のオトモアイルーや愛用の武具、レオリウス希少種らモンスターも。両方の世界で一体何が起きているのかの謎は、どうやらこの物語の伏線の模様。
物語は修学旅行三日目。関西呪術協会の総本山で千草ら一味と衝突中。敵味方両陣営の知らない場所で、あちら側から何やら現れている様子。一筋縄では収まらない波乱の予感がひしひしと。
ノリと勢いで書いているのが伝わってくるだけに、失速する前に書き切ってほしい作品。