原作名:オリジナル
作者:気がつけば毛玉
終更新日:2012年1月20日 2013年1月9日
評価:F
サイト:小説家になろう
http://ncode.syosetu.com/n5993ba/
[あらすじ]
プレイしていたMMORPGと同じ設定を持つ異世界に、突然落ちてしまった主人公。幸いステータスはカンストのレベル250。そう簡単には死なない。
それから3年。色々とあって、現在の主人公は『なんでも屋』の店主。犬の散歩から学校の臨時講師まで。ただし勤労意欲は皆無。
そんな主人公の尻を叩き、働かせる暴力メイド。
自堕落至高の主人公が、メイドに殴られたり、蹴られたり、時々酒場で知り合った人に難題を押し付けられたり、そんなこんなしながら働く物語。
[文章]
三人称。主人公を他キャラが見た一人称の語りあり。
設定説明はやや長め。会話文が多い。空改行と会話中に「・・・」や「!!!!」が多用されていて読みにくい。中黒点を三点リーダーに変換しても、読みにくさは緩和されないと予想される多さ。
[総評]
異世界漂着物。主人公のステータスはカンストの最強系。
主従の逆転した暴力系メイドと、「オレの持っているアイテムを売り払えば一生遊んで暮らせるから、適当に働けば良いや~」な自堕落主人公。脳内ステータス画面、レベルやスキル、それらの習得に関するゲーム的な法則の解説、レベルアップに伴うアナウンス、及び『冒険者ギルド』あり。
冒頭の世界設定の話は耐えたのだけれど、出だしのメイドと主人公のやり取りで、一度ブラウザを閉じてしまった。作者氏としてはギャグのつもりかもしれないが、読んでいて不快感を催すレベル。まったく笑えない。暴力を振るう理由を、作中ではなく設定資料中で説明しているらしい。設定集は未読。
日を改め再挑戦したところ、学園の生徒にスキル習得の指導と、ダンジョンでレベル上げの話になった辺りで挫折。
一番の問題点は、主人公に共感できない事。仕事に対する姿勢ややる気の欠落、時間管理のずさんさ、メイドとの上下関係の不確立、食事が気に入らないと暴れる傲慢さ、生徒を指導するときの無責任さ等、これで自称社会に出て3年目とか、ふざけているとしか思えない。レベルだけ高い無能者の印象。
この数日、日刊でトップの作品だからと油断していると、一瞬で心を挫かれる地雷作品。
[2013年2月19日追記]
書籍化とのことです。おめでとうございます。
作者:気がつけば毛玉
終更新日:
評価:F
サイト:小説家になろう
http://ncode.syosetu.com/n5993ba/
[あらすじ]
プレイしていたMMORPGと同じ設定を持つ異世界に、突然落ちてしまった主人公。幸いステータスはカンストのレベル250。そう簡単には死なない。
それから3年。色々とあって、現在の主人公は『なんでも屋』の店主。犬の散歩から学校の臨時講師まで。ただし勤労意欲は皆無。
そんな主人公の尻を叩き、働かせる暴力メイド。
自堕落至高の主人公が、メイドに殴られたり、蹴られたり、時々酒場で知り合った人に難題を押し付けられたり、そんなこんなしながら働く物語。
[文章]
三人称。主人公を他キャラが見た一人称の語りあり。
設定説明はやや長め。会話文が多い。空改行と会話中に「・・・」や「!!!!」が多用されていて読みにくい。中黒点を三点リーダーに変換しても、読みにくさは緩和されないと予想される多さ。
[総評]
異世界漂着物。主人公のステータスはカンストの最強系。
主従の逆転した暴力系メイドと、「オレの持っているアイテムを売り払えば一生遊んで暮らせるから、適当に働けば良いや~」な自堕落主人公。脳内ステータス画面、レベルやスキル、それらの習得に関するゲーム的な法則の解説、レベルアップに伴うアナウンス、及び『冒険者ギルド』あり。
冒頭の世界設定の話は耐えたのだけれど、出だしのメイドと主人公のやり取りで、一度ブラウザを閉じてしまった。作者氏としてはギャグのつもりかもしれないが、読んでいて不快感を催すレベル。まったく笑えない。暴力を振るう理由を、作中ではなく設定資料中で説明しているらしい。設定集は未読。
日を改め再挑戦したところ、学園の生徒にスキル習得の指導と、ダンジョンでレベル上げの話になった辺りで挫折。
一番の問題点は、主人公に共感できない事。仕事に対する姿勢ややる気の欠落、時間管理のずさんさ、メイドとの上下関係の不確立、食事が気に入らないと暴れる傲慢さ、生徒を指導するときの無責任さ等、これで自称社会に出て3年目とか、ふざけているとしか思えない。レベルだけ高い無能者の印象。
この数日、日刊でトップの作品だからと油断していると、一瞬で心を挫かれる地雷作品。
[2013年2月19日追記]
書籍化とのことです。おめでとうございます。
二流スコッパーとして怪我をせずに済みましたw
主人公チート物で出てくる傲慢・勘違い・暴力女は虐めてなんぼと思っている自分からしたら
この作品は合わないだろうなぁ
主人公に共感できなくても良い作品なんて世の中にたくさんあるんだから、評価するなら客観的にやれよ
共感できなくても面白い作品は数あれど、この作品がそうだという保証などない
評価なんてどんなに気を付けてやっても、必ず己の主観がどこかで混ざる。信者の人には不服だろうがな
ちなみに自分も面白いとは思えなかった、無論きっちり最後まで読んだ結果な。こんなのでも書籍化とか世も末だ
人気があるから書籍化
わかりやすい構図じゃないか
趣味嗜好は人それぞれだから、この作品も好きな人は好きだし、嫌いな人は嫌い
それだけの話だから、「もっとよく読め」とか、「世も末だ」というのは、ちょっと違うな、と思う
最後まで読んでキャラが気に入れば別に読めるけど、確かに最初は主人公の態度にイラッとしたりしたし。
好きな作品なので、もっと読んでほしい! という思いもあるけど、作品好き嫌いあるだろうしそれは仕方ないとは思う。
ただ、※4に対しては少し言いたい。
最後まできちんと読んでからの批判、大変いい姿勢だと思います。
しかし、モノの好き嫌いは個人の価値観でもあるので、あまりそうしたことはいうものではないかと思います。
せめて、文章が、とかこれのこういうところが、とかを書けば理解を得られるので、そうしたことを書かれることを今後お勧めします。
訳:嫌いっていうならその理由も書こう?じゃないとただの中傷だよ?
しかし、この作品に関しては以前少しだけ読んだ記憶と、かなりのズレ、違和感があったので、
冒頭から最新話「補習編 選抜メンバー」まで読み直した上で書き込みを致します。
1.メイドが暴力を振るう理由
作中、メイドの回想シーンにて語られています。
決して「設定にあるから本篇で端折りますよ?」の手抜きではありません、
メイドの暴力→不愉快との感想多数→作者氏慌てて作中で語るより先に設定で公開。
という流れがあったようです。
2.仕事に対する姿勢ややる気の欠落(社会人失格)
プロローグで「ある事件で死にかけてからは、(中略)すっかりふぬけてしまった。」とある通り、だらしない人間としてスタートしますが、過去編にて「ある事件」も語られ、そこで一度どん底に落ちたものの回復しつつある事が明らかになります。
作中の1年後において、主人公が(働き通しの一週間を)「いい一週間だった」と言う程まで回復しつつあるのを見るに、
ダメ人間なのは作者自身も理解した上で、ダメ主人公がヒロインとの触れ合いで徐々に回復・成長していく物語として構成している、と見るべきです。
3.メイドとの上下関係の不確立
上の1.や2.と被りますが、生きるのに不器用な2人が如何にして今の歪な関係となったか?が過去編において語られています。
この2人の関係が本作のメインとなるので、これを「メイドの態度がありえない」と否定すると作品そのものを否定する事に為りかねません。
(戦記モノで「戦争反対」とか、バトルモノで「暴力で解決するなんて不愉快だ」等と言いませんよね?)
4.出だしのメイドと主人公のやり取りで(中略)不快感を催すレベル
これは、私も不快感を感じました。
ギャグとしては、よくあるスラップスティックコメディ(ドタバタコメディ)の1シーンなのでしょうが、漫画やアニメと違い、文章で表現されると「ヒロイン」が「暴力」を振るうという負のインパクトが強くイメージに残り、とてもではありませんが笑えませんでした。
本作品は「ダメ主人公と、その尻を叩き働かせるメイド」が基本骨子としてあるので後々までこのやり取りが続きますが、直接的な暴力描写が減ったからか単に文章が熟れてきたからか、ある程度読み進めると然程気にならなくなります。
良い点としては、4話で1章という構成にてテンポ良く話しが進み、ストーリーの着地点から逆算してバランス良くエピソードを配置しているように見受けられ好印象。
ストーリーも主人公とメイドの二人を軸に多数出てくるヒロインや脇役との遣り取りはコミカルに進みつつ、その背後で世界の上位存在?(システム外の存在?)に、主人公が目を付けられているらしき布石がチラホラ見え隠れし、シリアスもあるけど決して陰鬱にならない展開は軽いラブコメ&ハーレム好きには受ける作品でしょう。
悪い点は描写の薄さ、特に主人公がダメ人間になった原因の「ある事件」をサラリと流してしまったように見えるのはマイナス評価。ラブコメだから鬱展開になるのを回避しようとしたのかも知れませんが、重要エピソードだけにもう少し厚みのある描写が必要でしょう。
ヒロインの多さも問題です、いくらハーレム型ラブコメとはいえ10人(11人?)は多すぎるように思われます、ただでさえ描写が薄いのに人数の多さから十分に魅力を掘り下げないまま新ヒロインが登場するので、ヒロインとしての影が薄い子が何人も居る有様に。
どうも作者様は作品全体のバランスや構成に意識が向いている反面、文章そのものにはそれほど興味がないように見受けられます。ですが地雷と言うほど酷い文章でもなく、出だしのメイドと主人公のやり取りを乗り越えられれば、描写の薄さはあるもののそこそこ読める文章です。
よって評価:D あたりが妥当ではないでしょうか?
長文、失礼いたしました。
一章の登場人物紹介にすこし注釈を入れたというだけで
説明は15話くらいの「何でも屋の休日」で一話を使って語られていますよ 読み逃しかと