
沖縄本島の今帰仁(なきじん)村と、屋我地(やがち)島(名護市)との間にあるワルミ海峡。
潮の干満時には、羽地内海の海水が、海峡を出入りするため流れが速い。
そのため、サンゴ礁が形成されにくく、サンゴ礁に囲まれた沖縄でも大型船が接岸できる数少ない場所です。
海峡の北側にあるのは、オランダ、フランス、英国、米国(ペリー提督)の外国船も来た運天(うんてん)港。
海峡の南側にあるのは、羽地内海。台風などの荒天時には大型の船が内海に避難します。
その海峡に架かるワルミ大橋が、長い間の工事を経て2010年12月に開通したので、さっそく行ってきました。
橋は、海面から約50mの高度があり、歩道から美しい景色が眺められます。
ワルミ大橋の北側です。
左側が今帰仁村で正面に運天港。対岸には以前紹介したオランダ墓(名護市のところにあります)。
右の奥が、屋我地島と古宇利(こうり)島を結ぶ古宇利大橋。
運天港は、離島の伊平屋(いへや)島、伊是名(いぜな)島を結ぶフェリーが発着します。
ちょうど、伊平屋島からフェリーが到着するところです。
第1便は、伊平屋島を9時に出発して1時間20分で到着し、運天港に40分滞在して戻ります。
第2便は、伊平屋島を13時に出発して14時20分に到着。1日に2往復です。
今日は全国的に荒天。調べると全便欠航していました。離島の生活は大変ですね。
古宇利大橋です。サンゴ礁の浅瀬が、エメラルド色に海を染めています。
大型船は通らないです。
奥に見えるのは、沖縄本島最北端の国頭(くにがみ)村の辺戸(へど)岬。中央の山々は国頭山地です。
南側の羽地内海(はねじないかい)です。
正面は名護市です。内海は、左の方に続き、大きく広がっています。
荒天時には、このあたりに、船が避難停泊していました。
大型船が通れるよう、ワルミ大橋はアーチ橋になっています。
動画です。橋の上から360度の風景です。
立派な橋ですね。
眺めも最高で、さすがに空がひろく感じます。
昨秋に今帰仁城に行ったことを思い出しました。
あの時、吹いていた風が懐かしい。
現代にいながら古き時代を感じる風でした。
もう一度、行ってみたい場所のひとつです
初めてコメントさせて頂きます。見た事もない景色に驚きでした。
又、天候に左右される離島ならではの不便さもあるのですね。
貴重な景観を堪能させていただきました。
ありがとうございます。
美しい橋です。
大型船が通れるよう、機能も考えています。展望台から見られることも考えています。
最初に地図で橋の計画を知ったときは、この橋は本当に必要だろうかと思いましたが、何度も地元へ足を運ぶうちに、いろんなことが見えてきました。必要、不必要は、うわべだけで判断できないですね。
運天港は、薩摩藩も琉球侵攻に来たところです。外交の拠点なのですが、あたりは静けさを保っています。
離島へのフェリーは村営ですが、どの島も赤字で大変なようです。
沖縄に行かれる際は、ぜひワルミ大橋を周遊くださいね。