沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

冬至の日の運気

2020-12-21 | 生活
今朝は、明けの明星がきれいだった。
冬至は、一年でもっとも夜が長い日だ。

沖縄では、ターイム(田芋)とジューシー(炊き込みご飯)をいただく日だ。

カボチャは島カボチャでひょうたん形だし、風呂に湯船がないから柚子湯の習慣はない。

冬至を境に日が長くなるから、太陽が生まれ変わり、「運気が上がっていく」おめでたい日として祝う。

世界遺産の中城城跡では、冬至の日に「若てぃだ(太陽)」を見るイベントがある。

初詣の混雑回避で谷保天満宮にお参りしたら、「おみくじが大吉」だった。運気が上がるというものだ。

スーパーで食材と石鹸を購入し袋詰めしていた時のことだ。ロールから切り離したビニール袋が、静電気なのか、くっついて開かない。

指先湿らすモノは無いし、シワクチャにしてもズレて来ない。すると、

「良かったら、どうぞ」と隣で袋詰めしていた人が、開いたビニール袋を笑顔で差し出していた。

「ありがとうございます。指の指紋が無くなっていまして。」

「一緒です。もう一つ要りますか?」

「十分です。ありがとうございます。」

ささやかだが、思いがけなく良いことがあったのだった。