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沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

ナースコール(1) 押すのを我慢した話

2020-10-03 | 健康
入院患者がベッドに一人きりになった時、連絡手段がナースコールだ。

(どんな場合に押すのか)
「何かあったら押して呼んで下さいね」と気軽にナースに言われるが、どんな場合に押して良いのか、判断に迷う。

飛行機の座席でコールボタンを押して、CAにブランケットやお茶を求めるのとは、ちょっと違う。
ナースはめちゃくちゃ忙しい。

「自分では解決できない」「異常を知らせる」事態でナースコールを使うなど、
忙しい人を呼ぶ理由の合理性が、患者に求められると思う。

(ナースコールドラマ)
過去の入院で、同室患者によるナースコールドラマを経験しているので、ギリギリまでナースコールを押したくなかった。

(ナースコールを押した)
しかし、とうとうナースコールを押す時が来た。

手術後は、痛み止めの硬膜外麻酔が背中に刺さっているが、術後1日過ぎると硬膜外麻酔は外され、飲み薬のロキソニンに変わる。

ロキソニンは、食後1日3回と上限がある。
これって、疑問に思う。

夕食の18時に支給され服用してから、翌朝食の8時まで14時間、ロキソニンの効果が持続するとは思えない。
夜中に、術後の傷痕が痛んだら、どうするのだろうか?

不安は的中した。

真夜中に、薬の効果が切れて、傷痕が痛み出した。切開した外傷だけでなく、胸の内部の傷も広範囲で痛い。

胸の中にはドレーンが残っており、カラダの向きを変えようと、少しでも腹筋を使うと連動して胸に激痛が走る。

痛みを避けて少しずつ手を伸ばして、やっとナースコールを掴んだ。握り締めたものの、どのタイミングで押すか、悶々と考えていた。

もう限界、押さなきゃとナースコールを押した時は朝の5時だった。
駆けつけたナースは、予め準備していたのか、点滴で痛み止めを処方してくれた。

(それでどうなった)
そしてわずか30分後の5時30分に、残念なことに、我慢して掴んだ痛み止めの点滴が外された。

「外しても暫くは、痛み止めの効果が持続します。」とナースは言う。朝食のロキソニンと重複させない配慮なのだろうか。

結果論だが、我慢しないで、もっと早くナースコールを押せば良かったと思う。

きっと、過去に経験したナースコールドラマのせいだ。