孫息子に願うこと…

８月８日　土曜日　晴れ

長女が息子と一緒に大学のオープンキャンパスに行った帰りに我が家に立ち寄り一泊していった。
わたしには一番下の孫息子なのに、わたしを見下ろしながら話すほど大きくなっている。
頭の回転が早く、小気味よい会話が出来るようになり、感性はすっかり大人だ。

でも彼は、子どもの顔と大人の顔の両方を持ち、心の中もその両方が入り交じっているようだ。
柔軟な感性を持つ孫息子がこれからどの様に生きていくのかは、楽しみで有り不安でもある。
それに女の子しか育てていないわたしが、この年代の男子がどの様な考え方をするのかは解らない。

そうはいっても男子女子という区分けをせず、人間としての考え方なら多少は解ると思って居る。
まず我が家にいるとき、常にiPhoneを側に置いてチョコチョコそこに手を伸ばしている。
彼は、側に居ない離れた所にいる人と繋がっている様子が気になったけれど黙認…。

テーブルには英語のノートを広げ、その左側にはアイホン、テレビでは高校野球なのだ。
迷ったけれど、孫息子にそれを指摘した…。孫息子の心情も多少解るけれど許したくない…。
聖徳太子でもここまで一緒に理解出来るはずは無い…。

何をしたいのか、目標は何か、何をしているときが楽しいか等々、大人の感性の彼に聞いてみた。
はっきりした答えが聞けなかった。残念…。

戦闘の最中の国の子ども達が、同じ質問に即答して居る画像を見た事が有る。
病気の人を助けられる医者になりたいとか、先生になりたいとか幼くても目標を持っていた。
彼らは揃って、人のためになりたいと答えていた。

高一になる孫息子には、幸せすぎて目標が見つけられないのだろうか…。
目標を持たなければ迷子になってしまいそうで心配になるが、こればかりは本人次第。待つしか無い。