蕎麦彷徨

ひとりの素人が蕎麦について考えてきたことを書きしるすブログ

天麩羅 「楽亭」(1)

2008-11-01 | 食・旅

先日「楽亭」で天麩羅を食べてきた。

拙著『蕎麦彷徨』の出版を記念して、蕎麦の仲間の人達が、出版祝賀会を開催してくださった。私にとってはそれだけで身に余ることなのだが、記念にと「食事券」をいただいた。どこか好きな所で、食事をしてきたらという主旨であった。いい思い出になると思われたので、長く実現できなかった「楽亭」に行くことにしたのである。

天麩羅は、好きな食べ物なので今までにも比較的よく食べてきた。学生時代、神田の本屋に行く時には、「いもや」(この店は田中康夫氏の『いまどき真っ当な料理店』のとんかつの部で小さく載っている。)で天麩羅を食べた。「いもや」はとんかつと天麩羅の店が併設されており、友達たちがとんかつの店に行こうとも、私は天麩羅を選んだ。年を重ね神田の本屋街に行くことも少なくなると、天麩羅界の理論家といわれる早乙女哲哉氏の「みかわ」(茅場町)でランチを食べることが多くなった。今は知らないが、ランチが1200円なのでコストパフォーマンスが日本一と決め込んで、東京に出た際には少し足を延ばしても「みかわ」に寄った。

本格的な天麩羅と言えば、蕎麦仲間のNBさんと「てん茂」(日本橋)に食べに行った。これをきっかけに、「てん茂」で3回ほど食事をした。胡麻油を使うので胃にもたれるのだがあの特有の匂いが、私は気にいった。風向きによっては、店の50,60m先から胡麻油の匂いがする。ここから楽しめ、「てん茂」の天麩羅に充分満足した。


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