蕎麦彷徨

ひとりの素人が蕎麦について考えてきたことを書きしるすブログ

圃場A 試食

2010-12-27 | '10 SOBA

収穫してしばらく経つが、圃場Aのソバを、蕎麦の味についてはとりわけ鋭敏な舌をもつ方々と試食をした。(圃場Bのそばも合わせて食べた。)

栽培期間68日間、脱穀後の天日乾燥はせずハサ掛け天日乾燥のみ、脱酸素剤を入れたネルパックで約1カ月半保存、丸ヌキ、丸ヌキ後黒の果皮がとれていないものはすべて手で取り除き、種皮の酸化が著しいものはできるだけ除去した。その後石臼製粉、篩は24メッシュ使用、いつもの通り、そば粉+水のみで打つ。加水量は重量比で44%。

私の評価は、昨年と同じ5.2
種皮の色から緑がかったいい色をしていたが、蕎麦きりにしても緑色がきれいに出ていた。香りは、それほど強いという訳ではなかったが、香りの質が良かった。圃場Bのそばは香りが強いのだが、土の匂いがする感じであったのに対して、圃場Aのそばは混じりけのない済んだ印象がした。

圃場Aのそばは、ここ数年間同じような感じになっているが、もう十年以上もほぼ落葉しか圃場に投入していないからこうしたそばになってきたと思われる。しかし問題はここから先である。このレベルのそばを突破するには、どうするかである。