圃場Aに今日、倒伏防止の紐を張った。午後になってから風が強くなり、ここ数日の徒長も急激だったので畝の間はほとんどなくなってしまい、一部はその強風にはとても耐えられなく倒伏し始めた。やむなく畝に沿って、倒伏を軽減するために紐を張った。
播種してからおよそ1ケ月が経過する。3か所に栽培したソバの生育状況を記録しておく。
圃場A 27日目。 草丈約95cm。 前回掲載し21日目からの6日間で40cm伸びた。徒長最盛期。22日目くらいから開花を開始し開花最盛期に向かうところ。訪花昆虫の数も多くなった。樹勢良すぎて倒伏の恐れあり。
圃場B 29日目。草丈約75cm。畝幅80cmなのでまだ空間がある。
圃場C 31日目。草丈約85cm。畝幅80cm。
フルーツトマトという固有の品種はなく、「桃太郎」などを塩分の多い土壌や水を切って栽培すると、甘いトマトができ、それをフルーツトマトとよぶそうな。今年は、この地域では雨が少なく、庭先のトマト(「桃太郎」)が、小さくすごく甘くなった。これがフルーツトマトなのだろう。
8月19日に播種したので、今日でちょうど3週間が経過する。今日、管理機で土寄せを行った。この圃場で栽培するソバは、『畑作全書』にある信濃一号と例年ほぼ同じような生育過程を経過するが、すでに草丈が55cmほどになっている。樹勢が少し行き過ぎているので、倒伏を懸念している。10a当たり3kgの播種量であったが、これも多すぎた。
今年は、3か所にソバを栽培した。
圃場A (20㎡)
毎年栽培している庭先の畑。今年の種子用に保存しておいた700gの中から、60gを精選(基準は昨年と同じ)し播種した。ソバとしては小さい粒子であるφ3.8~4.5の大きさを選んだので通常の30g当たり1000粒子を超えた数になったと思われる。従って、2000~2500粒。なお、10a当たりにすれば3kgの播種量。播種日、8月19日
圃場B (1a)
自宅から1.5kmほど南に離れたところ。約10年未作付。以前は稲作地。次年度の種子用として栽培。近くにソバ畑なし。保存種子の700gから圃場Aの60gを除き400g分を播種。10a当たり4kgの播種量。播種日、8月17日
圃場C (55㎡)
自宅から1kmほど北に離れたところ。2年前に栽培した、西に向かう緩やかな傾斜地。φ5.0mm以上で角が立っている種子のみ選んだ。種子の中のデンプン部が少なく甘皮(種皮)が多ければ、香りがより強くなるにはずだという観点から栽培することにした。10a当たり5kgの播種量。播種日、8月15日
昨年(2011年)のまとめを記しておかなかったので、簡明に書く。
昨年は2度の台風の到来によって、収穫量は通常の半分の1.1kgであった(作付面積20㎡)。激烈な台風のことを考えれば、1回試食ができ、次年度の種子が確保できたので一先ず安堵したところであった。
種子を厳選することと栽培上の工夫をすることをテーマに栽培を行った。刈り取り、ハサ掛け天日乾燥、石臼製粉など例年通り行った。蕎麦打ちも、蕎麦粉+水のみで例年通り。
結果はそれまでの最上のソバとほぼ同等であった。私の評点で5.2。 この「ほぼ同等」で前には進んでないところに大いなる不満が残った。ここから少しでもよいから前に進めるのがこれからの課題だ。