第２の基準 今年は最終的に長柱花と短柱花のソバの「木」を１個体（１本）ずつ選び、来年それらにつけた種子のみを播種する。その後、数年間の拡大栽培を行い、その品種特性を検討しようと考えている。
従って、当面はソバの生育状況の仔細な観察と２個体を決定する基準をこれからつめていこうと思う。
⇒ 東区 播種した３１８粒は、２６９発芽した。発芽率は８４．６％である。欠けた部分には、欠損数と同じ４９粒補植しておいた。この東区から来年使う２個体を選ぶのだが、もちろん補植からではなく最初に発芽した２６９から選ぶことにする。
今年を新たな育種の試みのスタートの年にしようと思う。
問題は何を育種の目的にし、そのために何を基準に事を進めていくかである。その目的は、「いい香りがし、しかも強い香りのソバ」を創ることである。
第１に、種子の選択を行った。私が決めたある一定の文様のある種子を選んだ。これが最大の基準である。果皮に一定の文様のある種子が、中の種皮（甘皮）の色が濃くいい色をしていると、経験から私は学んでいるからである。さらに、丸く膨らんでいること、黒っぽくていい褐色をしていること、小粒であることの３つを基準に選択した。
こうして選んだ３１８粒を、東区の２１㎡に２０日に播種した。
これだけでは前回の５年間の試みと基本的には変わらない。今回は、これに新たな基準を加味しようと思う。
⇒ １９日に播種した西区のソバは、４日目でほぼ発芽した。播種後、暑く乾燥した日が続いたので発芽が少し遅れたがまずまず順調である。
2007.2.7のブログで、「今後の予定は決めていません」と書いたが、２００７年のソバ栽培及び蕎麦に関連することなどについて、１週間に１，２回の割合で書き進めていこうと思う。
⇒ 昨年と同じく、昨日と今日でソバを播種した。
西区（２７㎡） １９日播種 播種量５４ｇ（１０aにつき２kｇ） 肥料は苦土のみ 過乾燥であったので水を散布して播種
東区（２１㎡） ２０日播種 播種量３１８粒 無肥料
２０日記 ２１日投稿