先日、今年度のそばの試食会を行った。そばの味について鋭利な舌を持つお二人と共に食べた。
いつもの私の評価で5.0(0~10で評価 過去3年間の評価は 5. 5 / 4.8 / 2.8 次第に低下)
収穫は手刈り、7日間のハサ掛け、手による脱穀、約2時間の天日乾燥(16~17%)、 石抜き、磨き、丸抜き、石臼製粉。
打ち方は例年と同じ。篩は23メシュを使用、打粉は「日向白鳥」、水とソバ粉のみで打つ、加水量は45%。
そばの色は2年前の色によく似ていて、少し「黒っぽい黄緑色」。深緑色といった方が良いかもしれない。悪い「黒っぽ」さではなかった。
香りもまずまず。3年前5.5の評価をつけたそばには及ばないが、それに近いとも言えないが遠くもない。
食べる前の香りの広がりは申し分なかった。しかし、ひと噛みふた噛むしているうちは豊かな香りを示すのだが、すーと消えてしまう。香りの持続性がない。これは、加水量が少し多かったので、練りの回数が少なかったために「めん」体に香りを閉じ込めることができなかったからだと思われる。
以上のようなわけで、今年のそばの評価は5.0ということにした。
ところで、同時に近くで収穫したソバも試食した。こちらは3.5の評価。収穫はコンバインで、乾燥は天日乾燥。
付) 今年の収穫量は2.8kg。10a当たりに換算すれば140kg。また、収穫個体数は559。従って、1㎡当たり約28立毛数となった。