蕎麦彷徨

ひとりの素人が蕎麦について考えてきたことを書きしるすブログ

ホテルのあり方(1)

2008-12-13 | 

タイの大きな政治的混乱も収束したかに見えるが、いくつかの報道によれば難局はこれからだという。そのタイを今春訪れた。蕎麦とは離れ、その政治的話題でもないが宿泊したホテルについて感想を少しばかり書いてみる。

息子が学業を終えるのを機に家族で出かけた。タイは息子が望んでいた旅先であった。私もアジア圏には行ったことはなかったし、タイがアジア諸国の中で植民地にならず独立を貫きとうしたのはなぜか気になることもあったので、行ってみたかった。中公新書の『物語 タイの歴史』を読みつつ、携え出かけていった。

ホテルは、「ザ・ペニンシュラ バンコク」を選んだ。世界の十指に入るという「ザ・オリエンタル バンコク」に泊まる予算はないし、アメリカ系ホテルにも泊まりたくなかったので、安心して宿泊できそうなところで「ペニンシュラ」にした。ホテルが提供するさまざまなパッケージの中から、朝食と迎え付きのものを選んだ。初めての海外でヒースローからホテルまで行くのにさんざん迷ったことがあるし、ニューヨークでは、ホテルに着くまでにタクシーが事故を起こしてしまったこともあるので、迎え付きを選んだのである。

タイに着いて、空港からホテルへは何ら問題はなかった。ホテルに着くや、係りの人がすぐに部屋まで案内してくれ、チェックインはそこで済ませてくれた。ホテルの「迎え付き」を選んだから、フロントにも行かずにチェックインが部屋で済まされたと思った。しかし、それだけでない様子であった。チップ用の小銭がほしかったのでフロントに行った。フロントが思わぬところにあった。ロビーの一番奥にあったのである。しかも、玄関を入ったところからは、フロントデスクは一部しか見えない。しかもエレベーターよりも奥で、壁の後ろ側にあった。一般にはロビーの中央に近く、一番目立つ所にフロントがあるのとは随分と異なっていた。

宿泊日数が重なるにつれて、このホテルが、私がそれまで抱いていたホテルのイメージとは少し異なっていることに気付いてきた。




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