蕎麦彷徨

ひとりの素人が蕎麦について考えてきたことを書きしるすブログ

米 石井稔さん(2)

2010-11-03 | 

① 石井さんは作付時期を遅らせている。周辺の農家よりも1か月も遅らせている。1か月とは驚くほど時期がずれている。その理由は、秋の冷え込みにさらされて、デンプンをたっぷり蓄えるからだという。

確かに、ソバの栽培でも、遅い方が、味が良くなるという意見がある。高橋邦夫さんは、確か「霜に1回かけた方が、蕎麦が美味しくなる。」と言っていた。私達には師匠がいた。長いこと試験場でソバについて調べていた彼は、この地域では、「在来種の播種時期は8月25日までであり、9月に入ってかの播種は実りをもたらさない。」と言っていた。今まで、師匠の言葉をあまりにも、金科玉条にしていたが、最近の異常気象下では、暑さがいつまでも続くので、播種時期を遅らせた方が良いかもしれない。

今年は圃場Aを8月22日に、圃場Bを8月15日に播種した。今年は日曜日に播種したからこうなったのだが、来年は播種時期を少し遅らせようか?


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