蕎麦彷徨

ひとりの素人が蕎麦について考えてきたことを書きしるすブログ

蕎麦打ち (14)

2006-06-20 | 蕎麦打ち
さらに、蕎麦1本の断面を決めるのに次のことを進めた。

およその太さが判明したので、厚さを1.8mm、1.6mmと変え、自分で切って試食を重ねた。ただし、私には蕎麦を均一に切るのが難しいので、切り幅が同じくらいの「めん」を集めては、食べてみた。なお、この過程でくくり終え玉にした蕎麦の体積を毎回計量するのは煩雑なので、蕎麦粉の重さと玉の体積の関係を調べておいた。いろいろ考慮し蕎麦粉の重さに1.1を乗じた数字を玉の体積とした。一回に打つ蕎麦粉の量がまちまちの私には、今でも延しの大きさを決めるのに役立っている。

また、教えを請う意味で、高名な蕎麦店の「めん」の太さを測らせて頂いた。少し抵抗感はあったが、帰る際2,3本の「めん」を持ち出し店外で測った。これも本当に参考になった。
切り幅と言えば、江戸時代から1寸を23本に切る御定法があるが、これは参考にしないことにした。自分の感性で決めた方がいいと考えたからである。

こうして、蕎麦1本の断面は、切り幅1.4mm、切り面1.8mmが最適であるという結論に至っている。